独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

問題文は命取り‐2電工・技能の絶対的注意事項

第2種電気工事士の技能試験では、おおむね(高い確率で)、候補問題どおりの問題が出題されます。

んで、本試験問題は、おおむね(高い確率で)、テキストの設定と、ほぼ同じ形式で出題されるのが常です。

ケーブルの長さなどは、多少違うでしょうが、行なうべき作業・施工は、テキストとほぼ同じ、という塩梅です。

しかし、絶対的な注意ですが、『本試験では、必ず、問題文に目を通し、施工条件と注意事項、支給材料とを確認し、どのような作業が要求されているか』を、確かめなくてはいけません。

たとえば、使用する電線の「色」などは、絶対にチェックしなくてはいけません。

「毎年毎年、毎回毎回、いつもいつも、同じ調子」だから、問題文に注意を払わない人がいます。

最悪なケースでは、問題文を読まない人がいます。

絶対にダメと、断言しておきます。

万が一ですが、異なる施工が要求されるかもしれないからです。

最悪なケースは、問題文を読まずに、いきなし作業に入り、途中から(アレ?何かおかしいな?)と気づくケースです。

こうなると、ほぼ、間違いなく“時間が足りなくなって”落ちます。

それか、当該ミスのしわ寄せによって、ケーブルや部品がなくなるなどの、不具合が生じて、“施工不良”で落ちます。

問題文を読まないというのは、不合格一直線の行為だと、肝に銘じておきましょう。

技能試験は、ほぼテキストと同じですが、念のため、問題文の指示を、必ず目を通して、テキストと相違がないか、確かめてください。

電気工事士として

ところで、技能試験は、「電気工事における、最低限度の能力」を測っています。

“最低限度”の部分に注意してください。

問題文とは、いわば、「施工図」や「設計図」や「要求仕様書」であり、こういう、仕事(作業)のベースとなるものを“読まずに”作業する者は、最低限度以下、と言わざるを得ません。

要求されていることを知ろうともせず、全く違う作業をする職人など、無用有害なだけです。

んなもんで、「問題文を読む」というのは、“本試験にて明記はされていないが”、職人としての最低限度の作業と言えるでしょう。

だからこそ、出題者は、設計図等をちゃんと読む電気工事士になれるかどうかを試すため、不意に、施行条件等を変えてくる公算が“高い”のです。

問題変更の可能性については、杞憂に終わることがほとんどです。しかし、備えておくべきかと思います。

本試験では、「テキストどおりと思うが念のため」、問題文の施工条件、注意事項、支給材料に、必ず、目を通してください。

電源線で準備運動‐こころとゆびを慣らす‐第2種電気工事士・技能

第2種電気工事士の技能試験の施工の順番は、好きでいいです。

お使いのテキスト・DVDの指導に従うのもいいですし、自分のやり方でやるのもいいです。

技能試験は、欠陥さえなければ受かるので、順番は何でもいいのです。

ただ、参考程度に、わたしのやり口を述べたいと思います。

結論から言うと、技能試験は、「電源線」から始める、といった寸法です。

電源線から始める切実な理由

わたしは、一番最初に着手すべきは、「電源線のケーブル」と、アドバイスしています。

「電源線」は、準備運動に最適だからです。

当然ですが、2電工を受けたことのない人は、技能試験の試験会場の独特の空気を知らないはずです。

あの“空気”は、本当に特殊で、「試験問題が公開されている以上、落ちるわけにはいかない」という気持ちが、部屋中にみなぎっており、かなり緊張します。

ほいで、試験開始の合図とともに、これまでシーンと静寂だった部屋に、ケーブルの切断音「バチン」が充満するので、面食らいます。(指導機関によっては、先にケーブルを切るところがあるのです。)

こういった次第で、本試験では、自分で思う以上に、気が動転する、と仮定しておいてください。

んなもんで、最初は、難しい作業を避けて、最もカンタンで、すぐにできる「電源線」に取り掛かる、という寸法です。

ごぞんじのように、電源線の作業は、最もやり易いところです。

電源線のほとんどは、「VVF2.0」で、太さが目立つので、ケーブルの選び間違いがまず起きません。

作業は、切断して被膜剥ぎをするくらいで、基本的な作業のみです。

こんな次第で、電源線には、難しい作業がなく、速攻で、終わらせることが可能です。

経験者は語りますが、『1つでも、仕上げると、そこそこ、心に余裕が生まれる』のです。

そして、試験開始の緊張でこわばった指先も、電源線の基本的な作業で、かなり、ほぐれてきます。

最初に、電源線を終わらせれば、「こころ」と「ゆび」が、かなり「暖まる」といった次第で、以降の作業は、格段にスピードアップします。

こんな次第で、「電源線から始める」は、悪くないやり方となっています。

独学で合格を目指している方は、ぜひ、参考にしてみてください。

最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べているのですが、文系ド素人にとって、あると便利なものを紹介しています。

たとえば…、

ホーザン 合格クリップ」や、

ホーザン 合格ゲージ P-925」や、

ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。

絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。

配賦差異の機械的作業‐建設業経理士2級の勉強

わかっているのに、考え出すと「???」と混乱するのが、配賦差異の処理です。

苦手な人は、以下の“機械的”なやり口を参考にしてみてください。

基本的な出題であれば、解けるはずです。

原則ド暗記事項

配賦差異の問題を解く場合、絶対に頭に刻まないといけないことがあります。

配賦差異のT字勘定原則

実際発生額は、借方(左)。

予定配賦額は、貸方(右)。

…といった次第です。

ここを100%、頭に入れていないと解けないので、しこたま暗記をしてください。

実際発生額>予定配賦額のケース

費用の実際発生額が「500円」で、予定配賦額が「400円」の「実際発生額>予定配賦額のケース」を見ていきましょう。

まず、「費用」のT字勘定を書いて、上記数字と科目を書き入れます。左記の画像がそうです。

「費用」とは、たとえば、〇〇間接費やら××部門費やら労務費等といった配賦基準が設定されている「費用」です。

これで、1段階終了です。

第2段階-仕訳を切る。

まず、先の「費用」のT字勘定の、差額部分を“埋める”仕訳を切ります。

つまり、先の画像では、点線で囲んだ部分に当たります。

「○○××費」の「貸方」を「100円」、増やすような仕訳を切ります。

冗長ですが、仕訳の切り方としては、まず、「○○××費」を「貸方」に置いて“埋める”ようにして、んで、相手勘定に、“深く考えず、自動的に”、「配賦差異」を置くといった感じです。

配賦差異の仕訳

上記仕訳を切ることで、費用の差額部分が埋まりました。

さて、次の作業に入ります。

次は、「配賦差異」の「T字勘定」に、当該仕訳を反映させます。

第3段階-仕訳転記。

さて、当該配賦差異のT字勘定には、「貸方」に「780円」の残高があったとします。

んで、先に切った仕訳を転記すると、配賦差異のT字勘定は、以下の画像のようになります。

こんな感じで、先の仕訳の「100」を転記して、「配賦差異」の残高を計算すればよい、ってな次第です。

上記画像は、「有利差異(貸方差異)」となるときの一例です。

逆の場合

逆に、当該配賦差異が、「借方」に「780円」の残高があったとします。

そうすると、残高は、「780+100」の「880円」が配賦差異の残高となります。いうまでもなく、「不利差異(借方差異)」です。

予定配賦額>実際発生額のケース

これまで見てきたケースとは「逆」の「予定配賦額>実際発生額」の場合も見ていきます。

原則は同じで、実際発生額が借方の左側で、予定配賦額が貸方の右側です。

とりあえずは、上記画像をド暗記してください。

さて、設問では、こういう事態だったとします。

先述したように、貸借の差額の「200円」を埋める仕訳を切ります。

まずは、「借方」の空いている部分を“埋めるように”、「○○××費」を「借方」に置き、んで、相手勘定は、“深く考えず、自動的に”、「配賦差異」を置く、ってな寸法です。

このような仕訳を切ることになります。

後は、同じような転記処理です。

配賦差異の残高が「貸方」に計上されていれば…、

…のように、「有利差異(貸方差異)」となります。

反対に、残高が「借方」に計上されていれば…、

…といった塩梅に、「不利差異(借方差異)」になるといった次第です。

まとめ

以上、配賦差異の機械的な作業方法を見てきました。

このように、T字勘定を切って、仕訳を切ると、混乱することなく、処理ができるように思います。

配賦差異に不安のある方は、ぜひとも試してみてください。

なお、建設業経理士2級の独学については「建設業経理士2級の独学」を…、

独学向け教材については、「教材レビュー」を参考ください。