平成29年度(2017年度)の、第2種電気工事士の技能試験の「候補問題4」の独学者向けポイントを見ていきます。
問題攻略の前に、「電源線で準備運動‐こころとゆびを慣らす」に、ざっくり目を通してください。
候補問題4は、上の画像を見てもらえばわかるように、固有部分の多い問題です。
「配線用遮断機」と「漏電遮断機」、そして、「VVF2.0の3心」を2本使う問題で、図記号がゴロゴロしているので、難しく感じるかもしれません。
しかし、「配線用遮断機」と「漏電遮断機」は、端子台で代用するので、あまり難しくはなく、また、全体的に、後述する対策を練れば、ほぼ大丈夫です。
本問は、受かる問題なので、遭遇したらキッチリ仕上げて合格してください。
本問では、おそらく、「配線用遮断機」と「漏電遮断機」が1つの端子台で代用されるはずです。
問題で指示される端子台上の数字(記号・文言)と、ケーブルとを、取り違えないよう、慎重に接続します。
間違えると、倍の時間をかけて直す羽目となります。
ド素人文系の最強のテクニック『指差し確認』を、2回した後で、結線することを推奨します。
また、端子台そのものへの接続も注意が必要です。
端子台は、『欠陥』ポイントであり、ねじ止めが皮膜を噛んでいる、被膜を剥き過ぎている(電線が5ミリ以上、はみ出ている)と、即落ちです。
このため、端子台には、“独自の練習”が必要となります。
晩酌をしながらでもいいので、使用済みケーブルで、正確かつ確実に、端子台への接続を練習しておきましょう。酔ってできるくらいでちょうど良いです。
画像にあるように、5回は、使用済みケーブルで練習しておきます。
本問のポイントは、「2つに分けて考える」です。
いっしょくたに考えるのではなく、画像のように、①と②で切り分けて捉えます。
「2つに分けて」考えると、余計なことに気を使わずに済み、精神的に楽になります。
①の右側のスイッチ等作業は、“普通”です。他の候補問題の練習を通じて何度もやる作業なので、問題ではないです。
ここでとちるようなら、もっと練習をする必要があります。正直、やばいです。朝のお勤めと夜のお勤めをやめて、練習してください。
②の作業は、最初は、モーターやアースの表記があるので怖気立ちますが、作業自体は全然問題ではなく、見掛け倒しです。
というのも、問題分の指示通りに、接続するだけだからです。
ド素人文系の最強のテクニック『指差し確認』を駆使して、1本1本組む度に、「○○と○○、赤色、ヨシッ!」ってな感じで進めていけば、まず、間違うことはありません。
やり方はいろいろありますが、まず、先の①と②を作ってしまいます。
ほいで、最後に、両回路を端子台に、組み込むと、混乱が少ないです。
まず、深呼吸です。
全体的にボリュームがあるので、組む際にカチャカチャ動きます。
また、重量があるので、思ったように、作業ができないです。
慌てていると、接続部分がずれてイライラしたり、果てには電線が抜けたりと、精神的に“ムカッ”とします。
イライラっとすると、ケアレスミスの温床となるので、深呼吸を1つ入れることを、勧めます。
最終的な組み上げは、落ち着いてやれば大丈夫です。気を落ち着けて臨みます。
なお、最後の組み上げに手を焼く人は、思い切って、各部分につながるケーブルを、“ぐいっ”と、折り曲げてください。
こうすると、部品同士が干渉しないので、格段に組みやすくなります。もちろん、後で元に戻してください。
本試験では、試験の最後の最後で、必ず端子台のねじをもう一度締めてください。
くっと、ドライバーを挿して回すだけでいいです。
というのも、見直しのときに、ケーブルの皮膜が食い込んでいたり、または、露出が長すぎたりで、『微調整』をする可能性が大だからです。
この際、ねじを緩めて微調整するのですが、その際、100%ねじを締め忘れる!と思っていてください。
ねじの締め忘れは、欠陥で即落ちです。
最後に必ず、ぎゅっぎゅと、念のため、ねじを締め直しましょう。
なお、念のため、本試験での注意を述べたいのですが、長くなるので「問題文は命取り‐絶対的注意事項」に述べています。併せて、お目汚しください。
最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べているのですが、文系ド素人にとって、あると便利なものを紹介しています。
たとえば…、
「ホーザン 合格クリップ」や、
「ホーザン 合格ゲージ P-925」や、
「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。
絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 第2種電気工事士, 2電工技能, 2017技能 | 2017年1月20日 12:28 PM |
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平成29年度(2017年度)の、第2種電気工事士の技能試験の「候補問題3」の独学者向けポイントを見ていきます。
問題攻略の前に、「電源線で準備運動‐こころとゆびを慣らす」に、ざっくり目を通してください。
候補問題3は、上の画像を見てもらえばわかるように、「TS(タイムスイッチ)」が固有部分です。
本問は、タイトルでも述べているように「ラッキー問題」です。
一見すると難しそうですが、「TS(タイムスイッチ)」の作業は、端子台で代用されるので、要領さえつかめば、全くカンタンです。
テキストのお手本を見て、後は、組み方を丸暗記するだけです。
ひとつのねじ(端子)に、電線を2本繋げるという、あまりない作業ですが、2~3回練習すれば、絶対にできるようになります。
ただ、注意すべきは、「問題文で指示される接地極」だけです。
ここを間違えると、『欠陥』で即不合格なので、慎重に作業します。
わかってはいても、指差し確認をするくらいの慎重さで臨みましょう。
本問はカンタンとはいえ、油断してはいけません。
端子台の結線方法は、『欠陥』を取られるところです。
ねじ止めが被膜が噛んでいる、被膜を剥き過ぎていると、即落ちです。
作業にも、何気に注意事項が多いので油断できません。
端子台への結線だけを3回は繰り返して、ミスゼロ状態になっておきましょう。
ところで、本試験の問題が、テキストの記述通りになるとは限りません。
端子台の作業は、試験的には「丸暗記」ですが、タイムスイッチ回路の要領を理解して、暗記に入るほうが、安全です。
丸暗記だけだと、ちょっと問題の設定を変えられただけで、落ちてしまうからです。
念のため、備えておいて、まったく損はないです。(もっと言うと、本問は簡単な部類に入るので、難易度調整が入る可能性を捨てきれないのです。)
リングスリーブは、おおむね、「小」と「極小」を使うはずです。
電線を接続するときは、必ず、リングスリーブの大きさを「指差し確認」して、さらに、刻印(圧着マーク)が正しいかどうかを「指差し確認」し…、
ほいで、もう一度だけ、リングスリーブの大きさと刻印(圧着マーク)を「指差し確認」して、「よしっ!」となったら、ガチャンと接続します。
というのも、『リングスリーブを間違うと、その修正がクソ面倒だから』です。
間違った接続部分を切り取り、ケーブルの外装を剥いで、電線の被膜を取るという“時間ロス”の権化です。
おおむね3分は、下手をすると5分は時間を取られます。
本試験は『40分』ですので、当該ミスが、いかに危ないか、お分かりかと思います。
指差し確認の時間は、間違ったことを考えれば、『絶対に、あり』です。
本問は、固有部分以外は、全く“普通”なので、そう支障はないでしょう。
他の候補問題を解いていれば、絶対にできるようになる、基本的なものばかりです。
タイトルでも言いましたが、本問は「ラッキー問題」です。
幸運にも、慎重に、きちんと、作業すれば受かる問題に遭遇したのですから、合格してしまいましょう。
ただ、「施工省略」のところは、ちょっとだけ注意しておきます。
テキストの指示通りの「施工省略」作業を徹底してください。
てきとーにやっていると、本試験の最中に(アレ、施工省略ってどうしてたっけ?!)と、軽くパニックに陥ります。
なお、念のため、本試験での注意を述べたいのですが、長くなるので「問題文は命取り‐絶対的注意事項」に述べています。併せて、お目汚しください。
最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べているのですが、文系ド素人にとって、あると便利なものを紹介しています。
たとえば…、
「ホーザン 合格クリップ」や、
「ホーザン 合格ゲージ P-925」や、
「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。
絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 第2種電気工事士, 2電工技能, 2017技能 | 2017年1月19日 12:32 PM |
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平成29年度(2017年度)の、第2種電気工事士の技能試験の「候補問題2」の独学者向けポイントを見ていきます。
問題攻略の前に、「電源線で準備運動‐こころとゆびを慣らす」に、ざっくり目を通してください。
候補問題2は、上の画像を見てもらえばわかるように、「確認表示灯」と「ダブルコンセント」が固有部分です。
しかし、ちゃんとを練習をして、対策を練った受験生なら、穏当に合格できるラッキー問題です。
当該問題に当たったら、“ラッキー、うひひ”と、にんまりしてもいいでしょう。怖いのは、ケアレスミスのみ、といった寸法です。
唯一、難しいところは、「(特記)確認表示灯(パイロットランプ)は,常時点灯とする。」ところですが、後述するように、気に病むものではありません。
試験対策としては、当該確認表示灯(パイロットランプ)の部分は、結線の仕方を『丸暗記』してしまいます。
考えたら、できるかと思いますが、それでも、「丸暗記」します。
というのも、本試験は「40分」しかなく、いちいち「考えていられない」のです。
ぶっちゃけ、複線図の前にして、「考える」時間など、ほとんどありません。
ウンウン考えるのは、未熟の証拠くらいに考えて、スピードアップに勤めなくてはいけません。
ゆえに、本問の試験対策としては『丸暗記』一本となる、ってな塩梅です。
当該常時点灯式のスイッチ部分は、5回組めば身体が憶えます。憶えられなかったら、憶えるまでやるだけです。
先に、試験対策としては、「暗記」だと述べました。
しかし、「常時点灯の理屈」だけは、必ず、理解しておいてください。
万が一、試験問題を変えられたときの「担保」です。
組むことだけ憶えていると、施工条件を変えられたときに、往生します。ほぼ落ちるでしょう。
んなもんで、「試験では丸暗記だか、仕組みや理屈は理解しておく」ようにしてください。
本問の固有部分は、「ダブルコンセント」で、コンセントの図記号に2がついたところです。
固有部分ですが、決して難しくはなく、注意すべきは「極性」のみです。
ケアレスミスを防ぐためにも、念のため、ド素人文系の最強技『指差し確認』をして、「極性、よしっ!」てな感じで、作業をすることを勧めます。
本試験では、“なにをやらかすかわからない”ので、常日頃から、欠陥部分は、意を払っておきましょう。
なお、当該部分は、1個の完成品の「ダブルコンセント」の場合と、「連用枠+コンセント×2」の、2つのケースが考えられます。
前者のダブルコンセント1個は、つなぐだけなので、「わたり線」が不要で、楽でいいです。
対して後者の「連用枠+コンセント×2」だと、「わたり線」が必要となるため、手間がかかります。
とはいえ、作業は普通のコンセント作業なので、候補問題の全13問を2回ほど解いていれば、全く問題ないかと思います。
ま、念のため、つまり、試験で施工条件が変わっても“動揺しないため”にも、両ケースで練習しておくのが無難です。
リングスリーブは、おおむね、「小」と「中」を使うはずです。
電線を接続するときは、必ず、リングスリーブの大きさを「指差し確認」して、さらに、刻印(圧着マーク)が正しいかどうかを「指差し確認」し…、
ほいで、もう一度だけ、リングスリーブの大きさと刻印(圧着マーク)を「指差し確認」して、「よしっ!」となったら、ガチャンと接続します。
というのも、『リングスリーブを間違うと、その修正がクソ面倒だから』です。
間違った接続部分を切り取り、ケーブルの外装を剥いで、電線の被膜を取るという“時間ロス”の権化です。
おおむね3分は、下手をすると5分は時間を取られます。
本試験は『40分』ですので、当該ミスが、いかに危ないか、お分かりかと思います。
指差し確認の時間は、間違ったことを考えれば、『絶対に、あり』です。
上記のほかは、他の候補問題で、散々練習するので、問題ないかと思います。
ただ、「施工省略」のところは、ちょっとだけ注意しておきます。
テキストの指示通りの「施工省略」作業を徹底してください。
てきとーにやっていると、本試験の最中に(アレ、施工省略ってどうしてたっけ?!)と、軽くパニックに陥ります。
なお、念のため、本試験での注意を述べたいのですが、長くなるので「問題文は命取り‐絶対的注意事項」に述べています。併せて、お目汚しください。
最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べているのですが、文系ド素人にとって、あると便利なものを紹介しています。
たとえば…、
「ホーザン 合格クリップ」や、
「ホーザン 合格ゲージ P-925」や、
「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。
絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 第2種電気工事士, 2電工技能, 2017技能 | 2017年1月19日 12:30 PM |
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