独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

候補問題5の独学ノート【画像あり】‐第2種電気工事士・技能試験(平成29年度‐2017年度)の攻略、手順、注意事項

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

平成29年度(2017年度)の2電工・技能試験の候補問題5は、難しそうだが、難易度は普通。「配線用遮断機」と「漏電遮断機」は端子台で代用。最終的な組上げと、2本ケーブル・スイッチが面倒なくらいで、ほぼ受かる問題。本問の練習の仕方や、攻略、要領、手順を説述する。独学者向け。

平成29年度(2017年度)の、第2種電気工事士の技能試験の「候補問題5」の独学者向けポイントを見ていきます。

問題攻略の前に、「電源線で準備運動‐こころとゆびを慣らす」に、ざっくり目を通してください。

5は受かる問題‐難易度は「ふつう」

平成29年度(2017年度)の2電工・技能試験の候補問題5

候補問題5は、上の画像を見てもらえばわかるように、固有部分の多い問題です。

「配線用遮断機」と「漏電遮断機」があり、また、「200Vの接地極付コンセント」があり、加えて、スイッチ部分が「2本のケーブルを使う」タイプとなっており、難しく感じるかもしれません。

しかし、「配線用遮断機」と「漏電遮断機」は、端子台で代用するので、あまり難しくはなく、また、「200Vの接地極付コンセント」は、ごく普通の作業で、2本ケーブル・スイッチ部分も、後述する対策を練れば、ほぼ大丈夫です。

本問は、受かる問題なので、遭遇したらキッチリ仕上げて合格してください。

2つに分けて考える。

本問の攻略は、画像のように、①と②と、ふたつに分けて考えることです。

「2つに分けて」考えると、余計なことに気を使わずに済み、精神的に、かなり楽になります。

さて、①は、オーソドックスな作業ばかりで、他の候補問題を練習する過程で、当該部分の作業はめきめき上達するので、問題ではありません。

強いて難解なポイントを挙げるなら…、

「スイッチ×2とコンセント×1」部分の結線は、2心ケーブルを2本使うという、あまりない形式なので、慣れてないと戸惑うことが考えられます。

当該箇所の配線図には、「VVF 1.6-2c × 2」と表記されているので、確認してみてください。

しかし、まあ、最初だけ「アレッ?」となるだけで、慣れたら、まず大丈夫です。

意識的にテキストを読んで、ケーブルと連用取付枠の組み方を、目に焼き付けておきましょう。

文系ド素人の人は、最悪、ケーブルの結線を丸暗記してください。

次に、②ですが、ここは①よりもカンタンです。

正直、間違えるようなところがない、という塩梅で、問題文に指定どおりに、差し込むだけです。

固有部分の「200Vの接地極付きコンセント」も穿ったところはなく、緑の絶縁電線を差し込むだけです。

1つ1つを丁寧に施工すれば、文系ド素人でも、100%クリアできるでしょう。

山場は端子台

本問で、念入りに練習しておかないといけないのは、「端子台」です。

本問では、おそらく、「配線用遮断機」と「漏電遮断機」が1つの端子台で代用されるはずです。

端子台は、『欠陥』ポイントであり、ねじ止めが皮膜を噛んでいる、被膜を剥き過ぎている(電線が5ミリ以上、はみ出ている)と、即落ちです。

このため、端子台には、“独自の練習”が必要となります。

晩酌をしながらでもいいので、使用済みケーブルで、正確かつ確実に、端子台への接続を練習しておきましょう。酔ってできるくらいでちょうど良いです。

画像にあるように、5回は、使用済みケーブルで練習しておきます。

最後の組み上げも要練習

多くのテキストやDVDでは、最後の段階で、①の回路と②の回路とを合体する手順になっています。

当該『合体』のときは、作業に慣れてないと、各回路同士がガチャガチャして手間取ります。

あまりに手間取ると接続部分がずれてイライラしたり、果てには電線が抜けたりと、精神的に“ムカッ”とします。

まず、深呼吸です。

イライラっとすると、ケアレスミスの温床となるので、深呼吸で一息いれます。

最終的な組み上げは、落ち着いてやれば大丈夫です。気を落ち着けて臨みます。

画像にあるように、5回は、使用済みケーブルで練習しておけば、本試験でも落ち着いて作業できます。

なお、組み上げるのが苦手な人は、各部分につながっているケーブルを、“くっと”90度曲げます。

こうすると、互いに干渉しないので、作業がしやすくなります。

最後の最後に、ねじを締め直す

本試験では、試験の最後の最後で、必ず端子台のねじをもう一度締めてください。

くっと、ドライバーを挿して回す“ふり”でいいです。

というのも、見直しのときに、ケーブルの皮膜が食い込んでいたり、または、露出が長すぎたりで、『微調整』をする可能性が大だからです。

この際、ねじを緩めて微調整するのですが、その際、100%ねじを締め忘れる!と思っていてください。

ねじの締め忘れは、「欠陥」で即落ちします。

最後に必ず、ぎゅっぎゅと、念のため、ねじを締め直しましょう。

おそらく、本問で不合格になる人の大半が、端子台のねじがらみだと思います。

なお、念のため、本試験での注意を述べたいのですが、長くなるので「問題文は命取り‐絶対的注意事項」に述べています。併せて、お目汚しください。

最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べているのですが、文系ド素人にとって、あると便利なものを紹介しています。

たとえば…、

ホーザン 合格クリップ」や、

ホーザン 合格ゲージ P-925」や、

ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。

絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。

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