結論から言うと、重曹で洗っても臭う洗濯物は、①電子レンジで加熱する(注意事項あり)か、②お湯で煮た後で、重曹洗濯すると、かなり臭いが取れる、という塩梅です。
重曹で洗濯すると、洗濯物の生乾き臭やアカ染みた臭い、汗臭さ、雑菌臭を押さえることができます。
従って、配偶者のいる家では、重曹をかなり重宝するはずです。
しかし、向こうもさるもので、“洗濯したにもかかわらず、獣並みの異臭がする”ケースが多々生じます。
被害が多い洗濯物は、ハンカチ、ハンドタオル、タオル、シャツなど、肌に直に接するものが多いです。
おそらく、洗濯物に雑菌が湧き過ぎて、洗濯しても、日光に晒しても、雑菌が居続けているのかと思われます。配偶者由来の雑菌は、あのバイキンマンですら嫌な顔をして、温厚なアンパンマンすら舌打ちするくらいですから、仕方ありません。
こうした、臭いが取れなくなった洗濯物は、先述したように、レンジで過熱したり、お湯で煮たりすると、格段に臭いが取れる、という次第です。
洗濯物の電子レンジ加熱は、重大な注意事項があります。必ず守ってください。
遵守すべきは、洗濯物は水で濡れた状態で加熱する、です。
乾いた状態の洗濯物を加熱すると、「火災」が生じる危険があります。
当方、乾いた状態のTシャツを加熱したところ、異臭と煙が生じ、Tシャツが炭化して真っ黒に焦げていました。
即、レンジを停止したので、事なきを得ましたが、1つ誤れば、火事でした。もし、台所に煙感知器があったら、即、作動して、えらいことになったはずです。
そもそも、洗濯物を、電子レンジで加熱することは、電子レンジの目的外の使用です。
「ヤバイ」ことをやっていると、意識してください。
洗濯物の湿り気の目安は、洗濯機の脱水後くらいの水分量です。このくらい水ッけがあると、加熱時に水蒸気が発生して、雑菌を蒸し焼きできます。
また、電子レンジの加熱時は、レンジから離れないでください。異変があった場合、つまり、異音や異臭がした場合、即、機械を停止できるようにするためです。
言うまでもなく、ファスナー等の金属部品のあるものを、電子レンジで加熱しては行けません。
また、一度に大量の洗濯物を、加熱してはいけません。電子レンジのモーターが消耗して、故障の原因となります。
レンジによる加熱は、タオルなら1枚、シャツも1枚、ハンカチ・ハンドタオルなら2~3枚が限度です。
このように、レンジ過熱は、注意事項が多いので、必ず守った上で、加熱してみてください。
劇的に臭いが取れます。
沸騰したお湯で5分、弱火で洗濯物を煮れば、ほぼ雑菌は滅失しています。
パスタをゆでるときに使う、大きめな鍋で、臭う洗濯物をぐつぐつしてください。
先のレンジ加熱と同様に、格段に臭いが減ります。
さて、洗濯物を煮る場合は、徹底して、「火傷」に注意してください。
大き目の鍋で煮るため、予想以上の湯量です。
加えて、鍋で衣類等を煮るのは、“慣れない作業”のため、予想外の事故がありえます。
“危険な作業をしている”と意識しながら、臭う洗濯物を煮てください。なお、配偶者も煮たくなりますが、配偶者を煮ると鍋がひどく汚れるのでやめましょう。配偶者は、煮ても、焼いても、揚げても、蒸しても食えないことを思い出してください。
また、鍋で煮た洗濯物を取り出す際は、『重量』に注意してください。衣類はかなりお湯を吸うので、想像以上に重いです。
「トング」を利用し、しっかり洗濯物をつかんでください。菜ばしだと、お湯を吸った洗濯物の重量に耐え切れず、落としたりして熱湯に接触する可能性があります。
そこそこ危険な作業なので、作業中は、子供を近づけてはいけません。居るだけで邪魔な配偶者はケージに入れておくか、エサをたくさんあげて気だるくしておくとよいでしょう。
こうした次第で、お湯で煮ると、格段に臭いは減ります。大量の洗濯物の臭いに悩んでいる方は、お試しください。
| カテゴリー: 日々の暮らし | Tags: 洗濯物, 消臭, 重曹 | 2017年7月3日 12:38 AM |
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結論から言うと、「2電工の技能は、下手に予想して山勘で作業するより、難しい候補問題に絞って練習するほうがよい」という塩梅です。
「要注意リスト-2017年(平成29年度)2電工・技能候補問題のまとめと整理」でも述べていますが、全13問の候補問題の難易度には、ばらつきがあります。
“ものすごくヤバイ候補問題”もあれば、そうでないのもあります。
先のリンク先のページでも述べていますが、本年度の候補問題のうち、 ガチ難問は「1つ」で、要注意の問題は「4つ」となっています。
わたしは、下手に(これとこれとこれ)的に予想して、当該予想した候補問題だけを練習するより、先の「1つ」と「4つ」の“ヤバイ候補問題”に絞って練習するほうが、格段に受かりやすくなる、と考えます。
難易度が「ふつう」や「やさしい」問題は、先の難問題を繰り返しておけば、何とか解けて(ミスなく組めて)しまうのです。
対して、“ヤバイ候補問題”は、どうしても、それ相応の練習をしない限り、どこぞでポカをしてしまうため、受からないのであります。
理想は、「全候補問題を、等しく練習すること」です。しかし、現実には、時間という問題があります。
んなもんで、時間に余裕のない人は、根拠のない予想より、先の“ヤバイ候補問題”に尽力するほうが、「合格の可能性はまだしも上がる」といった次第です。
候補問題を、丸々組み上げる必要はありません。
難しい作業と複雑な施工は、「固有部分」にあります。大事なのは「全体」ではなく「部分」です。
「固有部分」に絞った練習なら、たとえば、3路スイッチの問題なら3路スイッチだけ組むとか、ねじなし管の取り付けだけをするとかなら、1回当たりの試験勉強を、『15~20分程度』に収めることができます。
ほいで、時間のある休日に、“通しで全部を組み立てる”ようにすれば、少ない時間を有効に活用できるかと思います。
技能は、どうしても、ある程度の練習量が必要です。
忙しくて時間と体力が不足気味でも、やりようはあります。
優先順位の高い候補問題の、優先順位の高い固有の難作業から消化して行けば、最低限度の“受かる”練習量を確保できるかと思います。
また、序盤・中盤で、難しい奴を倒していると、気が楽です。「やさしい」「ふつう」系の候補問題も、難しいのができたら、まあ作れます。
配偶者等の妨害に耐えつつも、少しでも実のある勉強をしてみてください。
(なお、技能の勉強は、少しアルコールが入っていても大丈夫です。ほとんどの試験勉強は、勉強中の飲酒は厳禁ですが、話が技能だとまあOKです。晩酌のアテにやるのもよいでしょう。わたしはビール片手にやってました。酔っていても、正確かつ確実に組み立てられるほうが、本試験では心丈夫です。なお、工具由来の怪我には注意してください。)
最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べているのですが、文系ド素人にとって、あると便利なものを紹介しています。
たとえば…、
「ホーザン 合格クリップ」や、
「ホーザン 合格ゲージ P-925」や、
「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。
絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 第2種電気工事士, 2電工技能, 2017技能 | 2017年6月16日 10:06 AM |
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結論から言うと、自営業者、フリーランス、中小規模の企業経営者が、帳簿のやり方や会計処理といった「簿記的なことを身に付けたい」のなら、「簿記3級」を取るほうが、市販本を買って読むよりも、早い、という次第です。
昔から、簿記本や経理本は、犬も食いません。今風に言うとMRE(※)です。
「簿記3級を勉強する前に知っておきたい3つのこと」でも述べていますが、市販本を読んでも今ひとつ、簿記が腑に落ちないのは、「簿記」とは「帳簿記帳」の略であり、当該「帳簿記帳」とは、「水泳」と同じ、動詞だからです。
「水に泳ぐ」のが「水泳」で…。
「帳簿に記帳する」のが「帳“簿記”帳」で、略して「簿記」です。
賢明な皆さんならおわかりでしょうが、言うなれば、経理本を読んで簿記を身に付けようとするのは、要は、「畳の上の水練」で、「泳ぎ方マニュアル」を読んで、一度も水に入らずに、泳げるようになろうとしている、といった次第です。
「簿記」とは動詞であり動作なので、「身体を動かさない限り、身に付かない」のであります。
簿記3級の受験を勧めるのは、自分の「手」と「頭」を使わざるを得ないからです。
簿記がわかりにくいのは、簿記とは、「仕訳」という「決められごと」で成立する体系だからです。
当該「仕訳」は、簿記固有・独自の“理屈”であり、「他の知識や経験」を応用したり類推したりできないのです。
ですから、当該ルールに習熟しない限り、理解ができない、といった塩梅です。役がわからないとマージャンができないのといっしょです。
わたしも最初は経理的なことはチンプンカンプンでしたが、「仕訳」の切り方を憶えるにつれて、ようやく経理的なことがわかってきたという塩梅です。
だからこそ、「実際に勉強するしかない」という次第です。
しかし、です。
「やらないとわからない」簿記ですが、「やれば誰でもわかる」のも簿記なのです。
当該「仕訳」の理屈は「4つ(資産・負債・資本・費用収益)」しかないので、少し辛抱すれば、誰でも習得できます。だから、毎年、何万人も合格しているわけです。
言うなれば、「簿記」の「仕訳」の理屈は、最初はとっつきにくいけれども、やりさえすれば数万人がわかる程度の理屈、ってな寸法です。
「簿記3級の勉強をしたほうが早い」といったのも、本を読んで自得するより、試験勉強を通じて仕訳のトレーニングを積んだほうが“時間的に早い”からです。
ところで、合格率だけで、「質」を判断してはいけません。
確かに、簿記3級の合格率は「40~50%」と高合格率で、難関試験ではありません。
しかし、昨今の簿記3級は、試験方針が「実務重視路線」に切り替わっており、かつてのそれとは、一線を画しているほど、難易度は上がっています。
かつては、「三日で取れる」と揶揄されていた「3級」ですが、今では、仕訳を切って、電卓を叩いて、真剣に過去問に臨まないない限り、“絶対に受からない試験”に変貌しています。
だからこそ、「いい勉強」になるという次第で、毎日、仕訳を切って電卓を叩いていくうちに、「帳簿」の意味や付け方が、脳に染みこんでいく、という次第です。
なあんだ、いまさら簿記3級かよ、と思った方。
実際の試験勉強では、ホント、予想以上に勉強させられます。
参考:独学の簿記3級:商業簿記
「簿記3級」に要する時間は「1~3ヶ月」くらいです。
相性が悪くても、「6ヶ月」もあれば、合格できます。
かかる費用は、テキスト・問題集・過去問と、受験料、そして、本試験日の交通費と弁当代で、総計「1万円」といったところです。
参考:簿記3級の教材レビュー
結構、お金と時間を食うな、とお考えの方。そうではありません。
これだけのコストと時間の投下で、今後、ずっと使える知識が身に付くならば、時間の費用対効果は、圧倒的に高いです。
簿記3級があれば、経理的なことへの苦手意識はかなり減ります。年度末にレシートと領収書と請求書の山と格闘することも、少なくなります。税務書類の前で気を失わなくなります。
これからもずっと「経理的なことが苦手」のままでいるか、今、ここで踏ん切りをつけるか、です。
「製造業」を営んでいるのなら、「簿記2級」はありですが、そうでないなら、無理して簿記2級を取る必要はありません。
簿記2級は、「商業簿記」と「工業簿記・原価計算」の2科目で構成されています。
製造業等なら、後者の「工業簿記・原価計算」は資するものもありますが、そうでない人・業種なら、「工業簿記・原価計算」は単なる「頭の組体操」にしかならないので、パスするのが賢明です。
損益分岐点分析は役に立つなどと、苦しい言い訳をする人もいますが、なら、それだけ、やればいいだけです。
いい大人が意味の薄いことに、資源を割いてはいけません。
「工業簿記・原価計算」のテキストを開くくらいなら、得意先を回るか、人脈・つてを暖めたり、配偶者のメンテナンスをする方がいいでしょう。
「小規模」の事業者なら、「簿記3級」が最も費用対効果が高いです。
反対に言うと、「簿記3級」の知識では、間に合わなくなってきたら、2級取得を考えるよりも、いっそのこと顧問税理士を探し始めるのが良いでしょう。
個人的には、財政状態や経営成績をつかむためにも、「日々」「週々」「月々」の記帳を行い、んで、とりわけメンドクサイ税務申告だけは、プロに頼むのが、費用的にも経営的にもいいかなと思います。
通期の記帳は指導を受けるか、または、県や市や納税協会で、無料税務相談があるので、そのときに、「どう処理すればいいか?」とか「これでいいのか?」等を、尋ねるのが賢明です。
こういう次第で、自営業者、フリーランス、中小規模の経営者は、経営的にも勉強的にも、無理して2級を取らなくてもよい、ってな塩梅です。
商売をやっていると、発作的に「経理的な知識が欲しい」と思うことがあるはずです。
波に乗った繁忙期なら無理して3級を勉強する必要はないですが、幸か不幸か、ド暇なときがやってくるはずです。
こういうときに、「簿記3級の独学」に挑戦してみてください。3級が取れたら、今の100倍は経理本や財務本が読めるし、事業や会社の数字が見えてくるようになります。
簿記は『耳学問』が効かんです。試験勉強は、下手なセミナーより、はるかに有意義です。
なお、先の「MRE」とは、Meal, Ready-to-Eatの略ですが、あまりのまずさに…、
Meals, Rarely Edible (とても食べられたものじゃない食べ物)、
Meals Rejected by the Enemy (敵から拒否された食べ物)、
Meals Rejected by Everyone (誰もが拒否した食べ物)、
Materials Resembling Edibles (食べ物に似た何か)、
…等々、まさに「犬も食わない」の暗喩であります。
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 簿記3級 | 2017年5月26日 9:49 AM |
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