「イエダニ」被害の最たるものは、咬まれたときの“激しい”痒みです。
イエダニの痒みは、普通の虫刺されでは、たとえば、キンカンなどでは、歯が立ちません。
ですから、少しきつい薬ですが、ステロイド系の虫刺されである、ムヒアルファEXを使用する、といった寸法です。
イエダニの“激しい痒み”が、我慢できるくらいに、静まります。
しかし、ステロイド系のため、免疫が弱まる副作用があるため、イエダニのみに絞って使うべきで、普通の痒みには他の痒み止めを使いましょう。当方は、イエダニ専用です。
参考:ムヒアルファEX
ムヒアルファEXを塗ると、“激しい痒み”が格段に和らぎます。
しかし、4~5時間くらいすると、再度、“激しい痒み”が復活するので、また、塗ることになります。
2~3日、痒みが続きますが、痒みがぶり返す度に塗り直せば、自然と治ります。
当方の使用感は、ざっとこんなものです。普通かもしれませんが、あの痒みが和らぐだけで十分です。
また、ムヒアルファEXは、咬まれたあとを、きれいに治したい人も、よいと思います。
イエダニの痒さは、いい大人でも、ホント、耐えられません。ですから、掻き毟ります。
で、掻き毟ると、「あとが残る」のです。その「あと」が、男性の私が見ても、少々見っともないです。
ムヒアルファEXを塗ると、痒みは我慢できる程度に治まるので、掻き毟らなくなります。
当方、みっともない「咬まれ痕」が減って助かっています。
繰り返しますが、ムヒアルファEXは、ステロイド系の虫刺されです。(プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル配合)
指定第2類医薬品なので、結構きついです。必ず、説明書を読んで使用してください。
ステロイド系の軟膏は、末梢組織の免疫低下の副作用があります。(つまり、雑菌等の感染が生じやすくなり、重篤な皮膚疾患が起きやすくなります。)
説明書には、「2ヶ月以上の連用は避ける」とあるので、わたしは、「イエダニ」に咬まれたところくらいしか使っていません。(普通の虫刺されや痒み、ほてりはキンカンで済ませてます。)
イエダニに咬まれると3~5ミリ台に赤く腫れるので、手の甲に少しだけ薬を出して、ほいで、指で、ぽつ、ぽつ、ぽつと、刺されたところに塗っています。(手の甲に薬剤を出すのは、指は意外に汚いからで、薬の汚染を防ぐためです。)
こういう塗り方で十分かと思います。
たくさん塗ったからといって、痒みがゼロになるわけではありません。
また、たくさん塗ったから早く治るわけでもありません。
痒みが少し治まれば御の字くらいに考えて、塗っていくといいでしょう。
また、ムヒアルファEXは、広範囲に塗らないほうがよいかと思います。イエダニに咬まれたところだけ、ぽつと塗れば、それだけで痒みは和らぎます。
あまりに塗りまくと、先の免疫低下のため、予想しない皮膚疾患の生じる可能性があります。
当方、この軟膏の使用は、イエダニのみに限定していたので、副作用等は起きませんでした。
イエダニによる被害が猛威を振るっているなら、まず、ムヒアルファEXを買って、あの強烈な痒みから対処してください。
ただ、ムヒアルファEXは、ステロイド系の虫刺されなので、連用・多用は避けなくてはいけません。よく効く分、塗りすぎると副作用があるので、注意して使ってください。
参考:ムヒアルファEX
| カテゴリー: 日々の暮らし | Tags: イエダニ | 2017年8月25日 11:19 AM |
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イエダニ対策に必須なのが、ダニスプレーです。
いろいろ市販されていますが、当方は、「ダニブロッカー」を使用しています。
(追記:先の商品は取り扱いが減っているので、当方は、最近は「ダニフマキラー」を使用してます。成分は、ほぼ同じです。)
一口で言うと、当方のイエダニ対策で必須となっていて、毎年使用しています。
イエダニは、“布”部分に生息します。当方は、イエダニの発生した部屋の、畳やカーペット、カーテンなど、布製のものには、満遍なく噴き付けています。
なお、当方、椅子の肘掛にイエダニが発生して、仰天した次第です。
肘掛には、布の覆いがあったので、こんなところにまで、ダニが湧いたといった次第です。
ところで、「ダニブロッカー」は、除虫菊成分のピレスロイド系なので、殺虫剤としては、やさしいほうといえます。ただし、後述するように、副作用もあるので注意が必要です。
エタノールが配合されているので、少しアルコール臭がします。とはいえ、アルコール臭が苦手でも、5分ほど放置すれば、アルコール臭は消えます。
なお、エタノールは危険物(第4類危険物)なので、火気厳禁です。本当に燃えます。
ダニスプレーですが、アルコール臭や香料臭が「鼻」に付く人もいると思います。
よって、使用する際は、まずは、座布団だけにするとか、1~2畳だけにするなど、“少量散布”から、始めてみてください。
一気に撒くと、部屋中にスプレーの臭いが充満して、“実質的な害はないですが”、不快な時間を過ごすことになります。
試し撒きをしてから、本格的に、部屋じゅうに散布してください。
当該ダニスプレーは、布団など、直接、肌に触れるところに散布することになります。
気になる人は、座布団などで試してから、布団など接触時間の長いものに吹き付けるのが賢明です。それか、配偶者の布団で試すのも一手です。
また、箱の「注意書き」をよく読む必要があります。
「人体に噴射しない」とか「吸引しない」は当たり前なのですが、注意すべきは、「繰り返しして使用する場合」です。
箱の説明書きには、「繰り返して使用する場合、1週間以上の間隔をあける」と記載されているのですが、当方これを無視して、3日おきに寝袋(布団の代わり)に噴射したところ、脇腹と腰にカイカイが出ました。
当方、肌が弱い方ではないのですが、それでも、連続して噴射すると、こういう副作用が生じたので、注意書きにあるように、1週間以上の間隔をあけてスプレーするのが賢明かと思います。
当該カイカイの発生後は、説明書きにあるように、きちんと1週間以上の期間を空けて散布していますが、こうすると、カイカイとかの重篤な副作用は生じていません。
イエダニの不快さを思えば、たくさん撒きたい気持ちも実によくわかりますが、用法を守って撒くのが一番よいかと思います。
慎重に徹しすぎ、ダニスプレーを撒くのが少なすぎて、被害が止まらないのなら、再散布もアリですが、普通に撒けば、イエダニの被害はかなり減るはずです。
たくさん撒けば咬まれない、というわけではないので、繰り返しますが、用法・容量を踏まえて利用してください。
なお、言うまでもありませんが、「肌に合わない」ことは、十分に考えられます。
用法・用量を守っても、カイカイなどの副作用が生じた場合は、直ちに使用を止め、お医者さんにかかってください。(空き箱を保管しておき、通院の際に持って行きましょう。)
ダニスプレーも、一種の殺虫剤です。
当方、寝袋(布団の代わり)に、当該ダニスプレーを撒いたのですが、最初は、凄くイヤでした。
殺虫剤の上で寝るのは、気持ちのいいものではありません。
しかし、ダニスプレーを撒くと、咬まれる量が一気に減りました。
イエダニが猛威を振るっているとき、朝の定番は、どこを咬まれたかを確認することでした。
それが、ダニスプレーを撒くと、ホント、数えなくて済むようになります。
こうなると、最初の「イヤな感じ」は吹き飛んで、意識は180度転換です。
「ダニスプレーを撒いたところは安眠できる安全地帯」とまで思うようになり、日々、気持ちがかなり楽になりました。
イエダニが猛威を振るっていたときは、毎晩、(また、ダニに刺されるのか)と憂鬱になりながら寝入っていたものです。
しかし、ダニスプレーで、かなり咬まれなくなったため、「寝るのが怖くなくなった」次第です。
精神的うっとおしさは、「イエダニ>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>スプレー」です。
個人的の感触としては、ダニの不快感のほうが、ダニスプレーの化学的な忌避感以上に、大きいです。
ダニスプレーの「ダニブロッカー」ですが、イエダニに即効性があるので、毎年使っています。
とはいえ、不満点はあります。
それは「量が少ない」ということで、すぐになくなります。
個人的な実感としては、6畳で2~3本は必要です。
イエダニの居そうなところに撒きだすと、途端に、足りなくなります。
購入の際は、本体と詰め替え×2くらいを買っておきましょう。
「ダニブロッカー」ですが、最近はドラッグストアなどでは、取り扱われないようになっています。
当方は、代替品として、同じ製造販売会社の「ダニフマキラー」を、使うようになっています。
当該スプレーですが、香料入りのため、一時に撒くと、フローラル臭が部屋に充満します。
よって、撒く時は、部分部分に散布しましょう。
また、必ず換気してください。
安眠は金で買えます。
イエダニに悩まされている方は、まず、ダニスプレーから、です。
ダニスプレーは、800円前後ですが、イエダニに咬まれた痒みと精神的な負担を考えれば、全く安い買い物と思えるはずです。当方、全く躊躇なく買ってます。
なお、先の「ダニブロッカー」ですが、当該殺虫剤は「ピレスロイド系」の「フェノトリン」が配合されています。ですから、当該成分の入ったものなら、他の市販品でも大丈夫かと思います。
お店の薬剤師か登録販売者に相談してみてください。
ま、選ぶのが面倒なら、「ダニブロッカー」でいいでしょう。
参考:ダニブロッカー本体:ダニブロッカー
参考:ダニブロッカー詰め替え用:ダニブロッカー詰め替え用
| カテゴリー: 日々の暮らし | Tags: イエダニ | 2017年8月25日 11:16 AM |
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当方のイエダニのケースは…、
野鳥の「ムクドリ」が「戸袋」に「営巣」し、雛が生まれた。当該雛が巣立った後、巣に寄生していた「イエダニ」が移動し、当方の生活圏に侵入してきた。
…といった塩梅です。
当該営巣がどのようなものかは、「グーグル画像検索‐ムクドリ 戸袋」を参考ください。当方も、こんまんまの状態になりました。
このように、ムクドリが営巣したため、当方の家屋にイエダニが湧いたわけですが、当方は、「ダニスプレー」と「避難」と「閉鎖」の、3つの対策で、イエダニの被害を抑えています。
イエダニの湧く原因は他にあるでしょうが、同じ『イエダニ』なので、参考になるかと思います。
本ページでは、イエダニ被害に一番よく効く「ダニスプレー」による対策を見ていきます。
他のイエダニ対策の、「イエダニ対策2‐避難編」と「イエダニ対策3‐閉鎖編」も、併せて参考ください。
ダニスプレーを1部屋(6~8畳)につき、3本。(被害が甚大な人や、不安な人は5本ほど。たくさん買っても来年も使えるのでOK。)
ビニル製の服。たとえば、頭巾付きのパーカーやウインドブレーカなど。(100均のぺらぺら合羽でもOK)
ダニ部屋用の専用スリッパ。(100均でOK)
マスク。
ダニスプレー参考:ダニブロッカー本体
ダニスプレー参考:ダニブロッカー詰め替え用
まず、イエダニが“ある部屋”に蔓延した場合、その部屋から他の部屋にイエダニを移さないことが大事です。
そう、2次感染・3次感染を防ぐ、といった次第です。
先に述べた、ビニール製の上着と専用のスリッパは、イエダニ部屋に入る際に、着用します。
イエダニは、ビニールには侵入できないので、上や横からのダニの接触を防ぐことができます。
スリッパは、『イエダニ部屋の専用』のものにします。
スリッパを使いまわすと、イエダニが拡散する恐れがあるからです。
マスクは、アレルギー防止用です。ダニの死骸はアレルゲンなので、“アレルギー体質でない人”も、吸い込まないほうが賢明です。
とりあえず、上記4つをそろえましょう。「ダニスプレー」以外は、100均で揃えられます。
イエダニ部屋(イエダニが発生した部屋)に入る前に、ビニル製の上着の“外側”と、ダニ部屋専用のスリッパに、ダニスプレーを噴射します。
ビニル製の上着には、表面にまんべんなく散布してください。頭巾のところも忘れずに。
先に言ったように、イエダニは、ビニルには侵入できないので、内側には噴射しなくていいです。薬剤を吹き付けるのは、外側のみ、です。
ダニ部屋専用のスリッパには、足を入れるところ、甲のところ、そして、スリッパの裏も忘れずに、満遍なくダニスプレーを噴射します。
イエダニが最もいるのは、畳かカーペットであり、従って、接触回数の最も多いところが「足」です。
このため、スリッパには、念入りにスプレーしておきます。
こうしておけば、イエダニが身体に付着しても、スプレーの殺虫成分でイエダニを倒すことができ、他の部屋への2次感染・3次感染を予防できます。
なお、ダニスプレーは、効果が1ヶ月ほど持続するので、毎日噴射する必要はありません。多くて週1~2回で十分効果があります。
ダニスプレーを吹き付けたビニル製の服とスリッパを装備し、頭巾を被って、マスクをつけたら、ダニ部屋に入ります。
ダニの湧いている部屋に入るのは、実にイヤですが、上記装備なら咬まれることはありません。
作業は1時間もかからないので、気合を入れて、部屋に入ります。(作業後のご褒美を、たとえば、フルーツタルトとかビールとかをあらかじめ用意しておくと、作業に身が入ります。)
とりあえず、換気です。
澱んだ空気を入れ替えるのと、火災予防のためです。
ダニスプレーには、おおむね危険物のエタノール(または高圧ガスのエアゾール)が入っています。
換気しないと、火事の危険があるので、必ず窓を開けます。
窓を開け空気を入れ換えたら、まずは、掃除機を掛けます。
まず、表面のイエダニを除去します。掃除機内部は乾燥しているので、吸い込んだイエダニは死滅します。
掃除機を掛け終えたら、床の畳やカーペット、じゅうたんに、ダニスプレーを散布します。
箱の説明書きを見ながら、しゅっしゅと吹き付けてください。
次に、部屋にある布製のものに、ダニスプレーを吹き付けます。たとえば、カーテンとかです。
布のところには、イエダニがいる可能性があります。目に付く布製のものすべてに、ダニスプレーを吹き付けましょう。
ちなみに、当方、椅子の肘掛(布の覆いがある)にイエダニがいて、咬まれたことがあります。
「布=イエダニ」くらいに踏まえて、ざくざくかけていきましょう。
開口部とは、「窓」や「戸・ドア・ふすま」等の、開いたところです。
『開口部』の周辺は、しっかり撒きます。
イエダニはそこそこ動くので、開口部から他の部屋に進入することが予想されます。
人が行き来できるところは、当然、イエダニも行き来できるので、戸・ドアを開けた直前のところとか、ふすまの前のところとか、窓の周り・隙間など、イエダニが移動できそうな開口部にも、ざっくりスプレーしておきましょう。
とりわけ、“あなたが入った出入口”のあたりは、しっかり撒いておきましょう。侵入の可能性が一番高いです。
さて、部屋に、押入れやクローゼットがある場合ですが、ここの散布は、場合によりけり、です。
イエダニは、エサを求めて移動します。イエダニのエサは、人の血液です。ですから、人がいないところには移動しないはずです。
当方のケースでは、イエダニが猛威を振るった部屋でも、押入れやクローゼットの中に、イエダニを見ませんでした。また、イエダニのシーズンが過ぎた後、押入れに入れていた物を身に付けても、ダニの被害はありませんでした。
ケースバイケースですが、エサのない押入れやクローゼットに、「イエダニ」が湧くケースはそうないかと思います。
問題は、押入れやクローゼットに、イエダニを侵入させないことです。
んなもんで、当方は、押入れやクローゼットの前の畳や、ふすま等の隙間に、ダニスプレーを念入りに吹き付けました。で、押入れ等のなかに、心持ち大目のパラゾールを設置して防虫していました。
実効性があったかどうかは微妙ですが、打てる手はすべて打っておくのが賢明かと思います。
なお、万が一、「イエダニ」が押入れやクローゼットに湧いていたら、ダニスプレーの対処はコストがかかるので、バルサン等で燻蒸処理するとよいでしょう。
ダニスプレーは、毎日撒かなくていいです。
一度撒けばそこそこ効くので、毎日撒くのは手間です。
ダニスプレーを散布は、多くても1週間に1回を目処に、撒くといいでしょう。
たくさん撒いても効果は重複しないので、撒きすぎると、薬剤がもったいないです。
イエダニは、気温が「25~30度」で、湿度が「90%以上」だと、活動的になるとの事です。
つまり、梅雨の間は、猛威を振るう、という塩梅です。
大阪府在の当方のイエダニ事情も、梅雨の6~7月が一番ひどく、梅雨明け後の8月になると、毎日気温が30度を超えるためか、被害が激減します。秋・冬だと一切出ていません。
こんな次第で、ダニ被害が減り始めたら、神経質に、ダニスプレーを撒かなくていいでしょう。
当方の撒き方は…、
「梅雨入り前の6月前半」は「2週間に1回」で…、
「梅雨本番の、6月後半~7月前半」は「1週間に1回」で…、
「梅雨明け後の、7月後半」は「2週間に1回」で…、
「夏真っ盛りの8月」は撒かず…、
「涼しくなり始めた、9月」はトドメ+来年用に「月1回」撒き…、
…それ以降は撒かないといった次第です。
先述したように、当方は「大阪府」在です。気象庁で大阪の気温と、皆さんが住んでいるところの気温を目処に、撒く期間を調整してみてください。
イエダニが発生したときに、最も効く「ダニスプレー」についてみてきました。
とにかく、イエダニの沸いた部屋にダニスプレーを撒くだけで、被害は格段に減ります。咬まれるのが半分以下になります。
イエダニかな?と思ったら、まず、ダニスプレーを速攻で買ってきて撒いてみてください。
参考:イエダニの判定
なお、当方のダニスプレーは、「ダニブロッカー」で、詰め替え用に「ダニブロッカー詰め替え用
」を使用しています。
上記ダニスプレーの使用上の注意については、「ダニスプレー「ダニブロッカー」の使用感と注意事項」を参考ください。
他のイエダニ対策の、「イエダニ対策2‐避難編」と「イエダニ対策3‐閉鎖編」も、併せて参考ください。
| カテゴリー: 日々の暮らし | Tags: イエダニ | 2017年8月24日 10:34 AM |
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