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【決定版】 換気扇の油汚れは、セスキ炭酸ソーダで漬け置き洗いをする

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

換気扇の油汚れは、セスキ炭酸ソーダで漬け置き洗いをすると、格段に手間が減る。重曹よりも高アルカリなセスキ炭酸ソーダで油汚れ物の掃除が楽になる。換気扇等の油汚れは重曹よりも、セスキ炭酸ソーダである。こする量が半端なく少なくなる。

結論から言うと、換気扇の油汚れは、セスキ炭酸ソーダで漬け置き洗いをすると、格段に手間が省ける、といった次第です。

百聞は一見に如かずなので、以下の画像を拝見ください。“きれいなもの”ではないので、拡大しての閲覧にはご注意をば。

配偶者の心のように汚れている、漬け置き前の換気扇等です。

漬け置き洗いをすると、このくらいにまで汚れが落ちます。

後は、使用済み歯ブラシや、ぼろ布、ぼろタオル、配偶者等で、残った油汚れを除去する(除去させる)だけです。

所要時間は、実作業時間は「2時間」、漬け置き時間は「2~6時間」くらいです。

準備

漬け置き洗いの準備から述べていきます。

準備するのは、「セスキ炭酸ソーダ」です。重曹に比べてアルカリ性が高いので、油汚れに効きます。

わたしが使用したのは「トーヤク セスキ炭酸ソーダ 1kg」です。まあ、成分はほとんど同じなので、ドラッグストアで好きなのを選べばいいでしょう。

価格参考‐amazon:セスキ炭酸ソーダ

そして、「ゴム手袋」を用意します。

手を油で汚さないためと、セスキ炭酸ソーダは、ややアルカリ性が高いので、手荒れ予防のためです。

セスキ炭酸ソーダの水溶液を直に手で触れると、結構、ピリピリします。従って配偶者にかけたくなります。ピリピリは、すぐ収まりますが、ゴム手袋の使用を推奨します。

次に、漬け置き用の容器を用意します。バケツやタライとかです。

当方は、羽はバケツで漬け置きし、本体枠は流し台で漬け置きしました。なお、流し台で漬け置き洗いをすると、その間は、水道が使えないので、あらゆる水仕事が止まります。注意してください。

最後に、「ゴミ袋」を用意します。

先のバケツ等に、直に入れてもいいのですが、油でどろどろになるので、後の掃除が大変です。んなもんで、“そのまま捨てられる”ゴミ袋を使用する、ってな次第です。

以上が、準備するものです。

手順‐ゴミ袋に入れるだけ

まず、入れ物からです。バケツ等にゴミ袋を取り付けて、油汚れ物を即、漬けれるようにします。

次に、ゴム手袋をはめて、羽や換気扇等を外します。

高所作業は、危険です。慎重に作業してください。家庭内の事故の大半は「高所」が原因です。

足元確かめて、慎重に取り外したら、油汚れ物を、ゴミ袋に入れます。

お湯を入れます。40~50度くらいの液温です。熱湯でなくて構いません。まあ、厳密なものではないので、温水の蛇口を捻ったときの温度でいいでしょう。

セスキ炭酸ソーダを、おおさじ換算で「5杯」ほど入れて、適当な棒でかき混ぜます。(当方は、使用済みの歯ブラシでかき混ぜました。)

混ぜると、油がアルカリと反応して乳化し始めます。

後は、数時間、放置です。2~3時間程度でいいかと思われますが、油汚れがひどいときは、セスキ炭酸ソーダを追加して、1晩漬けましょう。

なお、プラスチック製のものは、浮く場合があります。そのときは、ペットボトルに水を入れ、押さえにするとよいでしょう。

ところで、漬け置き中は、配偶者ほどではありませんが、不快な臭い(古い油の臭い)がします。

臭いが鼻に突く方は、ビニル袋の口をしばるとか、蓋や覆いをするなどしてください。

中の水を捨てる

さて、賢明な諸氏ならご存知ですが、“油汚れを下水に流すと、詰まる危険性”があります。

ビニル袋内には、乳化した固形の油がそこそこあります。

んなもんで、一気に水溶液を捨てるのではなく、ゴミ袋に何個も穴を開けて、少しずつ液体を排出する、ってな塩梅です。

10個20個穴を開けてしばらく放置すれば、ゴミ袋の水だけが抜けて、固形の油汚れだけが残る、ってな寸法です。水が抜けたら、油でどろどろしたビニル袋を、配偶者と一緒にポイするだけです。

少々時間を食いますが、こうすると、固形の油を下水に流さないで済みます。

ちなみに、下水が詰まったために、職人2人呼んで処置させると、2~3万から最悪10万以上かかります。極力、油汚れは下水に流さないようにしましょう。

(なお、下水関係のトラブルは、市役所に相談して、市の委託事業者に頼むのがベストです。悪質な業者だと、“これはひどいですねー”などと、無知に付け込んで、かなり足元を見てきます。配偶者選びで人災に遭遇したのですから、業者選びくらいは正しいのを掴みましょう。)

漬け置き後

しばらく漬けておくと、最初に挙げた画像のように、油汚れが落ちている、ってな次第です。

後は、落ちなかった油汚れを、手作業で落としていきます。

一見手間に見えますが、汚れの「根」は、かなり浅くなっているので、重曹でこすれば、難なく落ちていくはずです。

細かいアレですが、先の画像ですが、ぼろ布でつまんだだけで、油汚れが落ちました。赤丸で囲んだところです。

こんな次第で、セスキ炭酸ソーダによる漬け置き洗いで、だいたいの油汚れは取れる、といった寸法です。

頑固な汚れや、染み付いた油汚れが、少々残りますが、当方は、別に、口にするところでもないし年に1回しか触らないんだし、ざっくりきれいになっていれば十分だと思います。

なお、上の写真の残った油汚れは、20分も経たず、さくさくと取れました。

重曹より、明らかに楽。

以前、重曹による換気扇掃除を紹介しました。

参考:換気扇の油汚れに重曹を

今回は、「セスキ炭酸ソーダ」を使用したわけですが、明らかに、「セスキ炭酸ソーダ」による漬け置き洗いのほうが楽です。

重曹による掃除は、市販の洗剤に比べたら、比較を絶するほど、楽です。

しかし、「重曹だと、たくさんこする必要がある」のです。

「セスキ炭酸ソーダ」でも、「こする」必要がありますが、大半の汚れは、さくさく・ぬるぬる・するっと落ちるため、想像以上に手間がかかりません。

先だって、実作業時間は「2時間」といいましたが、大半は、バケツ等の準備、換気扇の取り外しなどであり、実際の掃除時間はかなりすくないのです。

こうした次第で、換気扇等の油汚れは、「セスキ炭酸ソーダ」のほうに軍配が上がるといった寸法です。

年末の恒例の換気扇掃除や、台所の油汚れに、一度、「セスキ炭酸ソーダ」を使ってみてください。手間と労力と時間が、劇的に下がるはずです。

当方は、換気扇等の掃除は、「セスキ炭酸ソーダ」が決定版と思っています。

「セスキ炭酸ソーダ」は、近所のドラッグストアに売っています。年末の大掃除の一助に。

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なお、「重曹」ですが、メインの汚れにはアレですが、細かい汚れには、威力を発揮するので、セスキ炭酸ソーダと併用するのを勧めます。

価格参考‐amazon:重曹 NICHIGA

ところで、「重曹」と「セスキ炭酸ソーダ」は、同じアルカリ性で、両者とも“似たり寄ったり”な性質です。

併用しても、有毒ガス等は発生しないので、支障ありません。

しかしながら、他の洗剤(塩素系や酸素系)との併用は、万が一を考えて、やめておきましょう。

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