宅建(宅地建物取引士)の試験科目「その他」に分類される「住宅金融支援機構」の勉強方法を説述するページ。頻出論点は、ほぼ固定化されているので、それをテキスト・過去問で押えたら、後は、公式で、詳細な業務内容をチェックしていけば、穏当に1点が確保できます。独学者向け。
「住宅金融支援機構」ですが、「住宅金融支援機構コメント」で述べているように、「1問」出題で、「1点」を確保する科目です。
点の取りやすい科目なので、確実に物としましょう。
言うまでもないですが、「捨て問」は、絶対にダメです。
結論から言うと、「テキスト精読と、過去問10年分演習」といった次第です。
傾向が“ほぼ一定”なので、上記の“ふつう”の勉強で、穏当に、「1点」です。
「住宅金融支援機構」の頻出論点は、「住宅金融支援機構の業務」です。
ほとんどの出題は、「住宅金融支援機構って何してるの?」で、占められています。
よって、ここだけを、ミッチリやっておけば、ひとまずは、事が足りるといった寸法です。
住宅金融支援機構の業務ですが…、
・証券化支援事業
・保険業務
・直接融資等
・業務委託
…などがあります。
これらの業務の詳細が、試験で問われるわけです。
「証券化支援事業」では、「貸付債権(住宅ローン債権)の譲受・・・買取型・保証型」が…、
「保険業務」では、「団体信用生命保険」が…、
「直接融資等」では、「災害関連」「都市居住再生関連」「高齢者向け返済特例」の「3つ」が…、
…けっこう詳しく問われています。
よって、試験勉強では、先の個々の規定・制度の内容を、押えることになります。
なお、先に挙げた「直接融資等」の「3つ」が、“なぜか、実によく出る”ので、1つも取りこぼすことなく、押さえておく必要があります。
以前、「都市居住再生関連」の「密集市街地における建替え」「マンション建替え、共用部分の改良」「子供を育成する家庭、高齢者家庭向けの優良賃貸住宅の建設・改良」「高齢者家庭(単身世帯を含む)の改良」が、ガッツリ出たことがあります。
参考:H28 第46問
「直接融資等」の個々は、丁寧に見ておきましょう。
基本的に、「暗記と記憶」です。
特に、これといったやり方はありません。
ふつうに、頻出論点の精読を重ね、10年分の過去問を解くことを目標に、内容を消化していってください。
「住宅金融支援機構」ですが、実は、テキストよりも、公式のWebサイトのほうが、見やすいし、読みやすいし、内容も詳しいと思います。
テキストの漢字だらけ・文字だらけの記述を一通り押えたなら、空き時間等で、公式での「業務」紹介を見てみてください。
当たり前ですが、そこそこまとまっているので、知識の整理と再記憶ができると思います。
また、公式を見ると、テキストの補完にもなります。
本試験では、ときおり、テキストに載ってないことも、問われることがあります。
テキストだと、端折られているものが、公式では、当然ですが、載っているので、知識の補完になる、ってな次第です。
こんな次第で、ある程度、進んだなら、公式をチェックしてください。
言うまでもないですが、「その他」は、“公平性”の点から、凝った出題はあまりないので、公式のページをガチ暗記する必要はありません。
過去問の出題例を参考に、(こう言うの出そう)と思った「業務」を、押えていくくらいでOKです。
「住宅金融支援機構」ですが、出題されるところは、ほぼ固定化されています。
しかし、ときおり、選択肢の1個が、別の論点から出題される可能性もあります。
たとえば、H27では、選択肢3で「業務委託」が出題されました。
時間に余裕があるなら、“保険的な意味で”、他の論点も、目を通しておきましょう。
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