文系のための第2種電気工事士-筆記試験

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第2種電気工事士の筆記試験は、「小学生の学力と中学生の行動範囲、そして社会人の努力」で合格します。以下、かいつまんで筆記試験の要領などを。

 第2種電気工事士の筆記試験の大事な前提を、述べておきます。

 現在のところ、筆記試験の合格点はおおむね「60点」です。

 ですから、どうやって6割の正解である30個の「○」を確保するかが筆記試験の眼目となります。

 ま、第2種電気工事士の筆記試験は、合格するだけなら、いくらでもやりようのある試験です。

 先述したように、第2種電気工事士の筆記は、正味な話、小学生の学力と中学生の行動半径、そして社会人としての大人の努力で、合格します。

 小学生の学力で通るところ

 第2種電気工事士の筆記で一番、点の取りやすいところは、「配線図記号」です。

 一口で言えば、この配線図記号とは、地図記号です。そう、小学生の1~2年生の社会科で習った、「地図上のこのマークは何を現していますか?」なのです。

 たとえば、小学校では、「〒→郵便局」がテストに出ます。

 第2種電気工事士では、「□→アウトレットボックス」が筆記試験に出るのであります。

 もちろん、わたしたちは小学生ではありませんので、実際の筆記試験では、たくさんの記号やマーク、その意味するところを憶えなくてはいけません。

 また、大人になれば誰でもいやらしくなるので、位置表示灯と確認表示灯の違いや、天井か壁付きか混同しやすいコンセントなど、イヤラシイ問題が多数、大人の受ける第2種電気工事士では出題されます。

 本試験では、延々と記号・マークとそれを指し示す物の出題が10問あり、20点くらいを取ることになります。

 つまり、小学生の勉強で、合格点の3分の1が確保できてしまうのであります。

 中学生の行動範囲とは?

 第2種電気工事士の筆記試験で、次に点の取りやすいところは、「機器・器具・材料・工具」です。

 写真や絵があり、これは何という名前か?、何に使うか?、これこれの作業をするには道具が必要か?、などが出題されます。

 ズバリ、「機器・器具・材料・工具」の攻略法は、ホームセンターの電気工事の棚に行くことです。

 「第2種電気工事士・技能試験の独学用テキスト・教材・工具」でも述べましたが、手元には、技能試験用の工具と、ケーブル、部品等々が手元にあると思います。ないのなら、筆記の勉強の間にそろえておきましょう。

 基本的な工具・部品の勉強は手元ので片付くのですが、やはり、特殊な工具や特別な部品となると、よく分らなくなってしまいます。

 ですから、ホームセンターに行って、実物を見に行くわけです。(あーこれがリーマですか)とか、(あーこれがホルソですね)といった塩梅です。

 もちろんのこと、三相交流のモーターといった本格的なものは、ホームセンターにもないでしょうから、テキストや過去問の座学で、機械的に憶えることになります。

 「機器・器具・材料・工具」は、実物さえ見ればスグ頭に入ります。中学生なみの行動範囲があれば、ホームセンターはあるはずです。見に行くだけで、多くが終わります。

 「機器・器具・材料・工具」では、おおむね12~13問の出題があり、24点から26点を確保することになります。

 中学生の行動力を発揮して、ホームセンターに行けば、筆記試験の合格点の「40%」は確保できるのです。

社会人としての大人の努力

 さて、これまでをまとめましょう。

 「配線図記号」は10問の出題なので、20点は取れます。「機器・器具・材料・工具」は12~13問の出題なので、24~26点くらいが取れます。

 小学生と中学生で合計「約45点」取れるわけで、合格点の60点までにはあと「8問分の16点」を、正解すればよいということになります。ここから「大人」の登場ですw

 以降の大人の勉強としては、感じ的には、「積み上げ」です。

 筆記試験は100点取らなくてもいいのです。高い点を取ったからといって、技能試験に特典やプレゼントがあるわけでないので、そうガツガツしなくていいのです。

 もちろんのこと、例年6割合格ですが、何があるか分らないのが「水物である試験」です。

 ですから、6割を超える、6.5割から7割くらいの得点を見て勉強しておくのが一番安全で確かです。

 これからは「2つ」の作業が必要です。大人になったので未成年の小学生や中学生にはなかった「選択」があるんですw

 まず、残る試験科目と試験範囲から、「8問分の16点以上」の取れるところを探して、確保します。

 次いで、合格を確実にするために、5~6問を上乗せできるように勉強します。

 残る科目を全部が全部勉強するのでなく、「これなら取れそうだ・できそうだ・楽できそうだ」というところを「取捨選択」するところに、「大人の本領発揮」があるわけです。

 配偶者の選択と上司の選択は間違えたのですから、筆記試験の得点源チョイスくらいは、うまくやりましょう!

上乗せ科目-検査と法規、施工、配線、理論

 上乗せにオススメなのが、「検査と法規」です。結構簡単で、過去問さえやっておけば取れます。

 おおむね5~8問ほどが出題されるようなので、ここで「10点~16点」を確保できます。

 残るは、施工や配線などですが、後は自分の興味の持てるところをしっかりやり、過去問でざっとといておけば、そこそこ点数を上乗せできるでしょう。

 わたしも苦手で、多くの人が苦手でしょうが、『理論』もそこそこ過去問でやっておくといいです。最低でも、2~3問の4点から6点は確保できるので、理論は、ある意味、実に手軽に最終得点に上乗せできる科目です。

 テキスト等で深入りすると『理論』はさっぱりですが、過去問の問題だけは解けるようになっておけばいいです。

筆記試験は『捨て問』をしてもよい。

 苦手なところは、バシバシ捨てて構いません。ただし、配線図記号と機器・器具・材料・工具を捨ててはいけません。

 こういう得点になる問題を捨てるのは、問題外です。小学生と中学生で点が取れるのだから、がんばりましょう。逆を言うと、この2つほど、楽に点の取れるものもないよ、と思います。

 ま、代表的な捨て問は、「理論」でしょうか。電気工事士の筆記には、まったくやる気が起きない科目があります。それが理論なら、理論を全問捨ててもいいでしょう。

 やらなくても他でカバーできるのですから、無理することはありません。ちなみに、わたしは先も言ったように、理論をやりましたが、感じ的には「半分は捨て問」でした。

 わたしの筆記の捨て問は、意外にも、「複線図」でした。

 技能試験で必須になるので、ほとんどの受験生は勉強するようですが、「後でやるんだから後でいいわ」というヘンな理屈で、全問捨て問にして、適当に番号をマークすることにしました。

 捨て問のチョイスは、結構個体差があります。(あーこんなこまごましたもんできん)と法規を捨てた人もいます。それでも合格点を確保していました。

 できるところ・取れるところで失点さえカバーで切ればいいのです。めんどくさいならやらないでいいです。

筆記試験のまとめ的なもの。

 わたしの筆記試験対策は、「配線図記号」と「機器・器具・材料・工具」で合格点の過半数を確保、「法規と検査」と「理論」で合格点まで上乗せし、その他の残りの科目で「取れる問題だけは取る」という感じで勉強しました。

 まあでも、ぶっちゃけ、そんなに戦略的に考えなくてもいいかな、と思います。わたしの場合ですが、基本、電車の中での勉強で受かりましたので、第2種電気工事士の筆記試験は、難易度の高い試験ではありません。

 正直、テキストを読んで過去問を解けば、平気で合格点の6割は確保できるからです。普通の勉強で合格できるでしょう。

 仕事が忙しいので、とにかく手際よく早く済ませたいという人は、先述したように戦略的にやってみましょう。最小の労力でギリギリ合格できるはずです。

 最後に、第2種電気工事士に絶対に落ちることのできない方々に申し上げます。

 絶対受かりたい人は、テキストは軽くでいいので、過去問を必ず「3回」やってください。

 テキストをほとんど読まなくても、過去問さえやっておけば、何とか合格圏内に滑り込めるのが第2種電気工事士の筆記試験です。

 「第2種電気工事士・筆記試験の独学テキスト・過去問」でも述べましたが、「過去問3回やって、問題と答えを憶えてしまう」だけでも、かなり違います。圧倒的に合格に駒を進められます。その上でテキストを3回、目を通しておけば、まず落ちないでしょう。

 注意しておきますが、酒を飲みながら勉強してはいけませんよw記憶が飛ぶから。(参考:アルコール:ブログ

 〆です。第2種電気工事士試験の本丸でありラスボスは、圧倒的な緊張を強いられる「技能試験」です。筆記試験は合格率が60%で、4割が落ちていますが、これは「仕事が忙しすぎて全然勉強しなかった人」か「体調が悪かった人」でしょう。

 ちゃんとやれば受かりますので、筆記で躓かないようにしましょう。落ちると1年待つことになります。長いですよ。

 わたしは本当に落ちたくありませんでした。久々に緊張した試験です。

第2種電気工事士のこまごましたもの

 第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。

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