令和5年10月 二級ボイラー技士の公式過去問の、第19問目の解説。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問のレベルは「ふつう」です。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
選択肢1の「溶存しているO2は、鋼材の腐食の原因となる。」ですが、正しい記述です。
酸素なのですから、酸化の原因ですね。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢2の「溶存しているCO2は、鋼材の腐食の原因となる。」ですが、正しい記述です。
二酸化炭素は、酸素ほど腐食しませんが、腐食の原因となります。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢3の「スケールは、溶解性蒸発残留物が濃縮され、ドラム底部などに沈積した軟 質沈殿物である」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「スケール」のところです。
正しくは、「スラッジ」です。
選択肢の説明は、「スラッジ」のものです。
選択肢の言う「スケール」は、「溶解性蒸発残留物から生成し、伝熱面に固着するもの」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢4の「懸濁物には、りん酸カルシウムなどの不溶物質、エマルジョン化された鉱 物油などがある」ですが、正しい記述です。
「懸濁物」の正しい記述です。テキストで確認しておきましょう。
ちなみに、「エマルジョン化」ですが、この意味は、「乳濁状」です。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢5の「スケールの熱伝導率は、炭素鋼の熱伝導率より低い」ですが、正しい記述です。
熱が伝わりにくくなるからこそ、「スケール」が邪魔なわけです。
よって、選択肢は、「正」となります。
設問は、「誤っているものはどれか?」です。
「1」は「正」です。
「2」は「正」です。
「3」は「誤」です。
「4」は「正」です。
「5」は「正」です。
正解:3
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
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過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、
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