令和5年10月の二ボの公式過去問+解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 二級ボイラー技士の『令和5年10月』の公式過去問の問題ごとの解説。公式の過去問には解説がないので選択肢ごとに解説を付与する。暗記や憶え方、まとめページへのリンクもある。全部で「40問」ある。内訳は「構造」「取扱」「燃料・燃焼」「法令」の4科目で各10問ずつある。

インデックス

  1. ガイダンス
  2. 過去問
  3. 構造10問
  4. 取扱10問
  5. 燃料・燃焼10問
  6. 法令10問
  7. 難問リスト

ガイダンス

 公式には、『令和5年10月』の「40問」の例題が公開されています。

 しかし、当該例題には、解説がないので、選択肢ごとに解説を付与しました。通勤・通学時に、消化してください。

 当該過去問ですが、???の問題がいくつかありました。

 難問や奇問は、大概、1~3問くらいが出ます。

 解けなくても、合格はできるので、深追いしないでください。

問題構成

 当該過去問の内訳は、「構造」「取扱」「燃料・燃焼」「法令」がそれぞれ10問です。

 公式過去問は、本試験と同じ形式であり、難易度も、本試験とそう変わりありません。

 当該過去問でコンスタントに合格点を取れるなら、穏当に、本試験も通るはずです。

 本試験では、当該過去問とよく似た問題が多々出題されます。「実力の養成」や「実力チェック」、「問題演習」の一環として、ご利用ください。

 なお、本試験形式で、問題だけを先に解きたい人は、「問題一覧」を活用ください。

 んで、解答は、「解答一覧」を利用ください。

足切り点

 「合格点」は、「全科目で6割正解」です。

 「足切り点」は、「各科目ごとに4割」です。

 1科目でも4割を切ると、つまり、7問も間違ってしまうと、不合格となります。

 各科目ごとに、最低でも「4問正解」が必要なので、当該足切り点だけは、注意してください。

過去問

 公式の過去問は、以下のリンク先にあります。

 通勤・通学中にどうぞ。

令和5年10月過去問

 インデックス

 問題一覧

 答え一覧

構造10問

 1問:熱及び蒸気

 2問:水管ボイラー

 3問:鋳鉄製ボイラー

 4問:ステー

 5問:水面測定装置

 6問:温水ボイラーの逃がし管及び逃がし弁

 7問:エコノマイザ

 8問:ブルドン管圧力計

 9問:シーケンス制御回路

 10問:燃焼装置・燃焼安全装置

取扱10問

 11問:点火前の点検・準備

 12問:弁又はコックとその開閉

 13問:安全低水面以下に異常低下する原因

 14問:キャリオーバとしての現象及び原因

 15問:燃焼安全装置の燃料遮断弁が作動する原因

 16問:ディフューザポンプの取扱い

 17問:ばね安全弁及び逃がし弁

 18問:ボイラー水全部排出

 19問:ボイラー水中の不純物

 20問:脱酸素剤

燃料・燃焼10問

 21問:液体燃料

 22問:重油に含まれる水分及びスラッジ

 23問:ボイラー用気体燃料

 24問:液体燃料の供給装置

 25問:燃料の燃焼

 26問:ボイラーの油バーナ

 27問:気体燃料の燃焼の特徴

 28問:大気汚染物質

 29問:燃焼

 30問:ボイラーの通風

法令10問

 31問:廃止したボイラーの再設置

 32問:ボイラー室

 33問:ボイラー取扱作業主任者

 34問:蒸気ボイラーのガラス水面計

 35問:ボイラー室の掲示事項

 36問:ボイラー検査証の再交付

 37問:ボイラーの検査事項

 38問:鋼製温水ボイラー

 39問:返り管

 40問:燃料供給遮断装置

難問リスト

 大体、1科目に1~2問が『難問枠』です。

 当該回の「難」と「やや難」の問題は…、

 ・4問:温水ボイラーの逃がし管及び逃がし弁・・・「難」

 ・24問:液体燃料の供給装置・・・「難」

 ・31問:廃止したボイラーの再設置・・・「やや難」

 ・35問:ボイラー室の掲示事項・・・「やや難」

 …といった塩梅です。

 先述したように、難問や奇問の類は、解けなくても合格できます。

 不安のある人は、このページを「お気に入り」に入れておいて、本試験直前に、問題と答えとを憶えておけば、十分です。

 なお、二級ボイラー技士試験は、満点が取れなくても、合格できます。

 本試験には、難問の類が出ますが、そういう問題は、解けなくていいです。

 実際に試験を受けたときに、難問に遭遇したら、他の問題に活路を見出してください。

 大体、1科目に1~2問が『難問枠』です。

独学向け教材

 独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。

 ま、読むのがメンドウな人は…、

 過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、

 そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。

 わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。

PDF過去問の閲覧

 

 PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。

 本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。

 手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。

 他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。

 サブ機として、試験後も活躍するはずです。

 amazon参考‐Fire HD

ボイラの後は、乙4で

 乙4とは、「危険物取扱者 乙種4類」のことです。

 お馴染みの油炊きボイラーでは、「重油」を使います。

 「重油」の補充等の際、乙4があると“立ち合い”ができることから、「2ボ」と「乙4」とは、実に、相性のよい資格となっています。

 昨今では、油炊きボイラーが減っているとはいえ、まだまだ数があります。2ボと乙4があれば、とりあえず仕事があって、食いっぱぐれはないので、2ボ合格後は、「乙4」取得を目指してください。

 試験勉強等については、「乙種4類の独学」と、「乙4のテキスト・問題集を参考にしてください。

二級ボイラー技士のこまごましたもの

 二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。

 二ボ合格後の取得資格に、ピックアップしておくとよいでしょう。勉強方法等は、「乙4 独学前編:重要試験情報」や「乙4 独学後編:勉強方法」を一読ください。

 二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。

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