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電動機・電熱器の幹線許容電流の憶え方‐第2種電気工事士 筆記対策

「電動機・電熱器の幹線許容電流」ですが、2~3回に1回くらい、出る論点です。

「表」の公式を憶えるだけです。文系ド素人の人は、優先して押えておきましょう。貴重な1点となるはずです。

結論から言うと、使う語呂合わせは…、

50より大きいって?“いい”じゃん!」と…、

50よりイコール小さいだって?“い”ったん“に”っ“こ”り笑おう」です。

IM≦IHは、最後の最後

まずもって「表」の上側の「IM≦IH」ですが、これは、電熱器の電流の方が、電動機よりも多いときに該当します。

使う公式は「IM+IH」ですが、これだとカンタンで問題にならないため、試験には、まず出ないと思います。

よって、強いて憶える必要はないと思います。

まあ、「IM≦IH」の「IM+IH」は、このページを「お気に入り」に入れておき、本試験の直前で、ざっくりチェックすればよいかと思います。

IM>IHがメイン

当該論点ですが、ヤヤコシイ方の「IM>IH」がメインです。

まずもって、「50A」が使う公式の分かれ目となるので、まずもって、当該50Aを自力で憶えてしまいましょう。

IM>50Aの場合

「IM>50A」の場合を見ていきます。

電動機の定格電流の合計が「50A」より大きいケースです。

このときの公式は、「1.1IM+IH」となります。

要は、「1.1」の数字を憶えたらいいだけです。

くだらない語呂ですが、「50より大きいって?“いい”じゃん!」くらいに憶えてしまいましょう。

当該“いい”じゃんですが、「1.1」の「“い”ってん“い”ち」です。

くだらない語呂ですが、そこそこ頭に残ると思います。

IM≦50Aの場合

「IM≦50A」の場合を見ていきます。

この場合、公式は、「1.25IM+IH」となります。

先と同じようなくだらない語呂で憶えます。

その語呂は、「50よりイコール小さいだって?“い”ったん“に”っ“こ”り笑おう」です。

当該“い”ったん“に”っ“こ”りですが、「“い”ってん“に”“ご”」です。

この語呂もくだらないですが、頭には残ると思います。

まとめ

先の語呂の「“いい”じゃん!」と「“い”ったん“に”っ“こ”り笑おう」で、数字の「1.1」と「1.25」は、憶えられると思います。

基準値の「50A」は、自力で憶えてください。

「IM+IH」は、公式で共通しているので、憶えるのは難しくないと思います。(問題を解くうちに、自然と頭に残るかと思います。)

なお、当該論点の問題は、「需要率」が設定されていることもあります。

電動機の合計値に、当該需要率を掛けてから、先の「表」に当てはめるので、気を付けてください。

試験問題の設定では、需要率は100%が多いですが、まれに、80%などとなっています。注意してください。シッカリと問題文を読んでください。

絶縁抵抗値の憶え方‐第2種電気工事士 筆記対策

「絶縁抵抗値」ですが、一般問題と配線図問題にて、ほぼ毎年出ている論点です。

ガチで憶えておきましょう。

解説

「表」で憶えないといけないものは、多くありません。

当該表は、「縦」でその書き方を押えるといいでしょう。

使用電圧区分

「表」の左の「使用電圧区分」から見ていきましょう。

左のところですが、「300V以下」と「300V超」に分けられています。

んで、「300V以下」のところは、「対地電圧150V以下」と「その他の場合」に分けられています。

当該「その他の場合」は、要は、残りの150V分(151V~300V)なだけです。

ここら辺は、単に数字の当てはめだけなので、ざっくり「150・残る150・300」くらいに把握すればいいでしょう。

試験が始まったら、問題用紙の余白に…、

150(対地電圧150V以下)

残る150(その他の場合)

300(300V超)

…てな感じで、「縦」に走り書きをしてください。

なお、注意してほしいのは、「以下」と「超」の閾値のところです。

不安がある人は、これらも追記しておくべきです。つまり…、

150“以下”

残る150

300“超”

…くらいに、走り書きしておくってな次第です。

絶縁抵抗値

「絶縁抵抗値」ですが、これも、「縦」で書けるようにします。

憶えるべきは、最初の「0.1MΩ」だけです。

後は、これを「2倍していくだけ」です。

つまり…、

150…0.1

残る150…0.2(0.1×2

300…0.4(0.2×2

…ってな感じで、先の走り書きをしたところに記入する、ってな次第です。

該当する電路

「該当する電路」ですが、大事なところです。

ここは、“力技”で頭に叩き込みます。

「縦」に、「単相、三-3、三-4」と憶えます。

ほいで、本試験では、先の走り書きしたところに…、

150…0.1…単線

残る150…0.2…三-3

300…0.4…三-4

…ってな感じで、追記します。

なお、「単相」は、単相2線式・単相3線式回路のことです。

「三-3」は、三相3線式回路のことです。

「三-4」は、三相4線式回路のことです。

ちなみに、「三相4線式回路」は、ほとんど試験に出ないので、単相2線式・単相3線式回路と、三相3線式回路のところを優先して憶えましょう。

まとめ

まとめると…、

150・残る150・300

0.1MΩを2倍していく

単線、三-3、三-4

…といった感じに、「縦」に走り書きできるようになっていれば、試験問題が解けるはずです。

文字だけだと面倒でしょうが、何回かやっていくと、自然と走り書きできるようになります。

過去問演習等の傍ら、練習してみてください。

なお、単位に注意してください。

絶縁抵抗値は、「MΩ(メガオーム)」です。

「0.1Ω」とかではないので、注意してください。

また、「0.1MΩ」は、「100kΩ」で、「100000Ω」です。

単位変換も、念のため、押えておきましょう。

選択肢に「0.1MΩ」がなくて、「100kΩ」や「100000Ω」で出題される可能性があるからです。

接地抵抗値の憶え方‐第2種電気工事士 筆記対策

「接地抵抗値」ですが、筆記試験でほぼ毎年出ている論点です。

ガチで憶えておきましょう。

解説

上の「表」を憶えるわけですが、「縦」に把握すると楽です。

接地工事の種類

「接地工事の種類」ですが、「C種接地工事」と「D種接地工事」の「2つ」です。

カンタンに「CD」くらいに憶えるといいでしょう。

試験が始まったら、問題用紙の余白に…、

・C

・D

…くらいに走り書きをしましょう。

なお、試験で問われるのは、ほぼ「D種接地工事」です。

使用電圧

「使用電圧」ですが、「C種接地工事」が「300V超」で、「D種接地工事」が「300V以下」です。

ここは、自力で数字300Vと、単位とを憶えてください。

くだらない憶え方ですが…、

「C種接地工事」が「300V超」ですが、「市長…C超」とか…、

「D種接地工事」が「300V以下」なので、「以下で…以下D」とか…、

…くらいにもじって、頭に入れるの一手です。

先の走り書きしたところに…、

・C…300V超

・D…300V以下

…と、追記しましょう。

接地抵抗値

「接地抵抗値」ですが、これは、「10×100×0.5=500」という計算式で、数字を憶えます。

それぞれの数字ですが、

「10」は、「10Ω以下」を意味し、300V超のC種接地工事の「接地抵抗値」に該当します。

「100」は、「100Ω以下」を意味し、300V以下のD種接地工事の「接地抵抗値」に該当します。

「0.5」と「500」は、「例外」規定の数字です。

当該接地抵抗値ですが、「0.5秒以内に動作する漏電遮断器を施設する場合は、500Ω以下」でよい「例外」があるのです。

この規定がよく問われるので、押えておかねばなりません。

先の走り書きしたところに…、

・C…300V超…10

・D…300V以下…100

・ただし、0.5秒 漏 500

…と、追記しましょう。

接地線の太さ

最後の「接地線の太さ」ですが、「1.6㎜以上」です。

技能の教材に、1.6㎜の電線(緑色)があるので(下の画像の赤丸)、直に触れて、(接地線の太さは、こんなもんか)程度に把握すれば、十分です。

参考:技能試験の教材

まあ、「イチロー」くらいの語呂で頭に入れるのも一手です。

なお、補足事項です。

試験で問われるのは、ほぼ「1.6㎜以上」です。

しかし、一般問題にて、ある「例外」が、選択肢の1つに登場するのです。その例外とは…、

移動して使用する電気機械器具の接地線で、多心コードまたは多心キャブタイヤケーブルの1心を使う場合」だと、「0.75m㎡」でもよい。

…といった塩梅です。

当該例外規定ですが、そのまんまが選択肢に登場するくらいで、規定の数字をいじった出題は、今のところ、確認されていません。

ガチ暗記は無用ですが、ざっくりでも把握していれば、落ち着いて、選択肢を判別できます。

このページを「お気に入り」に入れておいて、試験直前で、文言と数字とをチェックしてください。

まとめ

以上、頻出論点の「接地抵抗値」の「表」の憶え方でした。

まとめると、「CD」「自力」「10×100×0.5=500」です。

文字だけ見るとヤヤコシイですが、走り書きを何回もしていると、すぐに書けるようになります。

なお、「単位」には気を付けてください。

ふつうの「Ω」です。

絶縁抵抗値の「MΩ」とかではないので、注意してください。