第2種電気工事士試験に、令和5年度(2023年度)より、学科試験に「CBT(Computer Based Testing)方式」が新しく導入された。当該CBT方式について、受験生の立場より、その内容・メリット・デメリット・最大活用法等を説述する。わたし個人は、事情が許すならCBT方式を「選択した方がよい」です。
第2種電気工事士の学科試験に「CBT(Computer Based Testing)方式」が令和5年度(2023年度)に新しく導入されました。
当該CBT方式ですが、一口で言えば、「パソコン試験」です。
マークシートに代わって、主催者の指定する試験会場にて、パソコンで解答するといった体です。(自宅でのオンライン受験ではないので、注意してください。)
さて、当該CBT方式ですが、結論から言うと、以下に…、
・筆記方式の試験日に、どうしても受験できない人。
・実力者(直近過去問でコンスタントに8~9割取れる人、過去に2~3回受験経験があって“もはや”手慣れた人など。)
…該当する方は、CBT方式を受ける価値が大いにあると思います。
ところで、「わたし」の意見ですが、事情が許すなら、CBT方式を受けることを“推奨”します。
理由は、後述するように、「技能試験の勉強に、“最大1か月”早く着手できるので、技能試験のリスクを下げることができるから」です。
以前は、わざわざCBTなんて受けなくていいじゃんと思ってましたが、上記メリットに気づいてからは、「推奨」するようになってます。
なお、とっとと本ページの要約を知りたい人は、当該ページ最後の「CBT方式最大活用法」をお読みください。
CBT方式(パソコン試験)のメリットは、公式の資料が言うように、試験に関する場所・時間の利便性が増すところです。
これまでの筆記試験は、「○月×日 △時。〇〇ビル」といったように、試験日・試験時間・試験場所が『一律固定』されていましたが、CBT方式だと、ある一定の期間内なら、日時・場所を『選択可能』になります。
公式の資料に拠ると…、
「・予約枠に空きがあれば、全国どのCBT会場でも予約をすることができます。」
「・CBT 方式は、試験日の3日前まで試験会場及び試験日時の変更が可能です。」
…となっています。
身体の空いた日・時間、都合の良い場所で受験できるので、格段にスケジュール管理が楽になります。
急な仕事や出張の多い人でも、安心して試験に臨めます。
なお、令和8年度(2026年度)より、CBT方式の受験期間が大幅に伸びて、46日間も受験ができるようになり、格段に便利になっています。
第2種電気工事士のCBT方式の第2のメリットですが、「技能に早く着手できる」ところです。
当該CBT方式の開催期間ですが、令和8年度(2026年度)試験だと…、
「上期試験:4月23日(木)~6月7日(日)(46日間)」
「下期試験:9月24日(木)~11月8日(日)(46日間)」
…となっています。
これに対して、通常の学科試験(つまり、筆記方式)は…、
「上期試験:5月24日(日)」
「下期試験:10月25日(日)」
…となっています。
よって、CBT方式だと、筆記方式に比べて、1カ月強、早く試験を受けることが可能となります。
CBT方式の場合、試験後に正解数がわかるので、そこで、即、受かったかどうかが判明します。(正解数は、マイページでも確認できます。)
よって、受かっていれば、その日から、本腰を入れて技能試験の勉強ができる、ってな塩梅です。
「第2種電気工事士の独学」でも述べているのですが、技能試験は、1つもミスのできない試験のため、精神的にきついです。
正直、学科試験と技能試験、どっちが厳しいかと言うと、後者の技能試験です。欠陥1つ(ミス1つ)で即落ちするの試験だからです。
学科は、こういうとアレですが、4割も間違ってもいいので、てきとーでも受かる可能性があるのですが、技能は、てきとーだと絶対に受かりません。よって、技能試験の方に、時間を大きく割くべき、といった塩梅です。
また、技能は、“実技”の試験なので、練習時間が多くある方が絶対的に有利です。
技能の勉強時間が最大で1ヶ月伸びるのは、圧倒的なメリットかと思います。
受験経験者からすると、余裕をもって技能を勉強できるのは、“精神的”にとても大きいと言わざるを得ません。
先のCBTと筆記の受験日を見てもらえばわかるのですが、CBTだと、筆記より2週間ほど遅く、試験が受けられます。
再度挙げると、CBT方式は…、
「上期試験:4月23日(木)~6月7日(日)(46日間)」
「下期試験:9月24日(木)~11月8日(日)(46日間)」
…となっています。
対して、筆記方式は…、
「上期試験:5月24日(日)」
「下期試験:10月25日(日)」
…となっています。
要は、CBTなら、筆記試験の試験日を過ぎても、受験できるってな次第で、プラス2週間ほど、試験勉強期間に余裕が生まれるわけです。
仕事やら何やらで、試験勉強が遅れがちな人にとっては、プラス2週間は、大きいです。
“試験勉強が予想以上に進まなかった人や、仕事やらで満足な勉強ができなかった人”は、CBT方式にして、試験日を先延ばししておきましょう。
なお、CBT方式への申し込みは、“期限が決まっている”ので、注意してください。
【CBT会場予約期間】は、上期だと「4月10日(金)~5月15日(金)」で、下期だと「9月9日(水)~10月14日(水)」です。
筆記後にCBTを受けるつもりなら、この【CBT会場予約期間】にCBTの予約をしないといけないので、注意してください。
自動で、たとえば、ラストの6月7日(日)が受けられるのではなく、自分でマイページから予約しないといけないですよ!!!
現時点で、これといったCBT方式のデメリットは、「ない」ですね。
(以前は、CBTの方が筆記より早く締め切られたので、試験勉強期間が短くなるというデメリットがありましたが、現在は、筆記後でもCBTが受けられるので、この欠点がなくなりました。)
ざっくり、現時点での結論を言うと…、
「CBT方式だと、筆記方式より、最大1ヶ月早く技能の勉強を始められるで、技能試験の練習時間を多く取れる。練習的に余裕が生まれ、精神的にラクになる。」
「初めて第2種電気工事士を受ける人は、上期なら2~3月から(下期なら6~7月から)、学科の勉強を始めて、CBT方式を選ぶべき。」
「受験経験者など、ある程度の実力者(直近のPDF過去問で8割取れている人)なら、CBTでさっさと学科を終わらせよう。」
「毎日の試験勉強が遅れがちな人、試験勉強の着手が遅かった人は、筆記試験より2週間後まで受験できるCBT方式を選ぶべき。」
…ってな次第です。
学科試験ですが、ある程度まで行くと、実力は、頭打ちとなります。
端的に言って、直近のPDF過去問で40問前後を正解しているなら、穏当に受かります。
よって、CBT方式でさっさと学科試験を済ませて、余った時間で技能試験の勉強を開始するというのが、現時点で、最も効率がいいです。
(直近のPDF過去問は、こちら→第2種電気工事士 公式過去問+解説 インデックス)
なお、先述したように、令和8年度(2026年度)より、CBTだと、筆記よりも2週間後まで受験できるので、毎日勉強ができない人も、CBTを選ぶといいでしょう。
CBT方式は、何気に自由度が高く、たとえ、CBT方式を選んで試験会場等を予約しても、申請期限内ならば、その予約を解除して、元の「筆記方式」に戻ることも可能です。
たとえば、「令和6年度第二種電気工事士上期 学科試験(CBT方式)‐https://cbt-s.com/examinee/examination/r6_ecee_denko2-1_cbt」によると…、
「筆記方式への変更方法・・・改めて筆記方式へ変更する場合は、受験者マイページ「筆記方式へ変更」ボタンより申請してください。」
「※筆記方式へ変更すると、予約したCBT方式の席は予約解除されます。試験申込の取消ではありませんのでご注意ください。」
「※CBT方式への変更期間中の申請が必要となります」
…とあります。
こんな次第で、一度、CBT方式を選ぶと、絶対にCBT方式でないとダメってなわけではないです。(繰り返しますが、CBT→筆記への変更できる期間(申請期限)が設定されているので、注意してください。)
2022年12月13日 10:46 AM
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