家族の風邪は、うつりやすいと申します。
たとえば、子どもが学校から風邪を引いて帰ってくると、兄弟姉妹が順に風邪を引いていき、次に母が引き、最後に父が引くといった寸法です。
逆も事態もよくあります。
父・母が会社で風邪を引いて帰ってくると、途端に子どもが風邪を引き始める、いう次第です。
経験から言って、家族の風邪は、親類縁者・友人知人の風邪よりも、「うつりやすい」といって間違いはないでしょう。
理由として、「遺伝子が同じだから」というのは、実に説得力があります。
ウイルスやバイ菌によって、ある遺伝子の人に風邪が引き起こされた場合、似たような遺伝子をした人が、当該ウイルスやバイ菌に接したならば、穏当に、同じ風邪が引き起こされておかしくない、という塩梅です。
そして、端的に「家族の個々は、個々と密接に暮らしている」というのが、挙げられます。互いの接触回数が多いわけですね。
風邪を引いた家族員が、何かを触った際に、そこにウイルスなりバイ菌が付着し、それを健常な家族員が取り込んでいって、風邪がどんどんうつっていくという次第です。
家族から風邪を移されないようにするには、家族が「手」に触れる所や物を清潔にするのがとても効果的です。
まず、テレビのリモコンをアルコール消毒をします。風邪を引いた人がテレビを見たら、たぶん、何かを残していくことでしょう。
同じ要領で、家族共用のパソコンの、電源スイッチ・マウス・キーボードなどを拭います。ここも、感染しやすいところです。
あとは、ドアノブ・ドアの取っ手・ふすまの取っ手部分など、家族の構成員が手を触れそうなところも、まめにアルコール消毒します。
トイレ、洗面台、そして、台所では、冷蔵庫やレンジの取っ手などは、注意しておきます。
当該アルコール消毒は、たいそうな消毒でなくて結構です。アルコール入りのウェットティッシュで拭っていけばよいでしょう。
次に、タオルです。風邪を引いた人には、それ専属のタオルを用意し、顔拭きや手洗いに際しては、当該専属タオルだけで済ませてしまいます。
共用のタオルを使わせると、やはり、移りやすいです。
あと大事なのは「隔離」でして、風邪を引いた人間は、部屋に閉じ込めて家の中をウロウロさせないようにします。
加えて、手袋です。手袋は軍手でも何でも構いません。寝ているときや部屋にいるときは外しておいてもいいのですが、家族がいるところやリビングなど家族が揃いやすい所に行くときは、手袋をさせます。
手袋をしておくだけでも、直接感染が防げますし、意外に手袋をしていると暖かいので、無用な体温の拡散も防げて、一石二鳥です。
当然、マスクを着用させて、ウイルスや菌をばら撒かせないようにします。マスクも付けていると暖かいので、これまた、一石二鳥です。
わたしはかつて妹に、「お兄ちゃんが風邪を引くと、わたし必ずうつるねんやー、ホンマうっとおしいわー」と、心底からの純度100%の苦情を言われてから、上記のような対策を執ったところ、多少の改善を見ました。
風邪が移るのを完全に防ぐことはできませんが、かなり、持ちこたえられるという次第でして、風邪を引いてなんていられない方は、ぜひとも、上記のような対策を練ってくださればと存じます。
| カテゴリー: 日々の暮らし | Tags: 体調, 風邪 | 2013年1月28日 10:58 AM |
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試験勉強というのは、終わりの方になればなるほど、安定してくるものでございます。
試験範囲のだいたいは終わっていて、理解も記憶もかなり整っているからであります。
しかし、ということは、試験勉強の中途というのは、安定していない宙ぶらりんな状態ということになります。
お勉強の間で、「ぞっとする瞬間」とは、テキストや問題集をフト眺めたときに、(あれーあの辺り、なんだっけかなあ)という「こざっぱりした忘却感」を持ったときであります。
何をしたのかをすぐに思い出せず、しばらく記憶を辿ってようやく、(アレとアレをしたかな)なんていう風に、思い出すのであります。
まじまじと、ほとんど憶えていない現実を、味わうのでありました。
とはいえ、わたくしは思いますに、お勉強というのは、ずっとこういうものだということでございます。
どこまでいっても、忘れては憶え直し、また、忘れては憶え直すという繰り返しだなとつくづく思っております。
わたくし自身、「できるようになるとは、繰り返すこと」「すぐにはできない」「だいだいはすぐ忘れる」と、肝に銘じているのです。
しかし、「忘れては忘れる」を頭でつくづく知ってはいても、実際、何を勉強したのかさえうまく思い出せない=ほとんど勉強したことを憶えていない現実を目にすると、月末の通帳を見たときのように、ふらっと目眩を感じるのでありました。
「勉強」という作業をするのであれば、自分はどんな風にできるようになっていくのか、当該過程を忘れないようにすべきかと存じます。
「忘れても忘れても」の実際を知っていれば、すっかり忘れていても過度に気落ちすることもないですし、1回1回の勉強に、過度の期待を抱かないように存じます。
「忘れてもこんなもんだ」くらいで臨むのが一番、精神衛生的に宜しいかと存じます。
| カテゴリー: 心の解毒剤 | Tags: 勉強, 頭 | 2013年1月25日 10:33 AM |
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“真冬の受験生”などと耳にすると、昔気質の古い人は、「ちゃんちゃんこ」を来た人を思い浮かべるのではないかと思います。
「ちゃんちゃんこ」とは、ゲゲゲの鬼太郎が来ている、しましま模様のチョッキのことです。かつては、受験生の制服みたいなものでした。
さて、当該「ちゃんちゃんこ」は、なかなかに暖かく、もこもこしていて、肌触りも決して悪くないのですが、いかんせん「肩が凝る」という欠点があります。
最近のものは、繊維の材質が変わって軽くなっていますが、それでも、長時間着ていると肩が凝ってまいります。
肩凝りはお勉強の天敵でして、肩が凝ると首が凝り、首が凝ると目が疲れ、目が疲れると集中力がもたなくなって、激しく勉強に嫌気が差す、といった寸法です。
冬のお勉強時には、どうしても厚着をしがちですが、能率的には、可能な限り、肩の凝らないのを身に着けた方が、よいのでございます。
では、「ちゃんちゃんこ」のようなぼてっとした物の代わりに、何を着ればいいかというと、タイトルに述べました「防寒ベスト」なのであります。
防寒ベストは、大層な高価なものでなくても、構いません。ユニクロやしまむら、西松屋のバーゲン品で結構至極であります。
というのも、防寒ベスト自体が、暖かく感じるようになっているためです。
防寒ベストを着ていると、「胴体部分」の熱を保つので、腕や足が寒く感じてはいても、身体全体では、寒さがそれほど苦にならないのです。
まあ、いってしまえば、「内臓」を冷やさないので、身体は寒さに対してそれほどの警戒をしない、なんて風にもいえるかと思います。
加えて、動くのが億劫にならないのも防寒ベストのいいところです。
防寒ベストは、主に外で作業をする鳶職人や左官屋が来ても、動きに支障のない作りとなっています。動きやすさも、防寒ベストを推薦する理由のひとつです。
こんな風に、防寒ベストは、なかなかにお勉強という作業に資する装備品であるかと存じます。
「袖がないだけで、こんなに肩が凝らないのか~」という、新発見をしてくださればと思います。
| カテゴリー: 日々の暮らし | | 2013年1月21日 6:13 PM |
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