やってもやっても、忘れに忘れるのが勉強の偽りなき事実。あまり期待もしないし気落ちもしないことが大切。
試験勉強というのは、終わりの方になればなるほど、安定してくるものでございます。
試験範囲のだいたいは終わっていて、理解も記憶もかなり整っているからであります。
しかし、ということは、試験勉強の中途というのは、安定していない宙ぶらりんな状態ということになります。
お勉強の間で、「ぞっとする瞬間」とは、テキストや問題集をフト眺めたときに、(あれーあの辺り、なんだっけかなあ)という「こざっぱりした忘却感」を持ったときであります。
何をしたのかをすぐに思い出せず、しばらく記憶を辿ってようやく、(アレとアレをしたかな)なんていう風に、思い出すのであります。
まじまじと、ほとんど憶えていない現実を、味わうのでありました。
とはいえ、わたくしは思いますに、お勉強というのは、ずっとこういうものだということでございます。
どこまでいっても、忘れては憶え直し、また、忘れては憶え直すという繰り返しだなとつくづく思っております。
わたくし自身、「できるようになるとは、繰り返すこと」「すぐにはできない」「だいだいはすぐ忘れる」と、肝に銘じているのです。
しかし、「忘れては忘れる」を頭でつくづく知ってはいても、実際、何を勉強したのかさえうまく思い出せない=ほとんど勉強したことを憶えていない現実を目にすると、月末の通帳を見たときのように、ふらっと目眩を感じるのでありました。
「勉強」という作業をするのであれば、自分はどんな風にできるようになっていくのか、当該過程を忘れないようにすべきかと存じます。
「忘れても忘れても」の実際を知っていれば、すっかり忘れていても過度に気落ちすることもないですし、1回1回の勉強に、過度の期待を抱かないように存じます。
「忘れてもこんなもんだ」くらいで臨むのが一番、精神衛生的に宜しいかと存じます。
2013年1月25日 10:33 AM
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