独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

忘れても忘れても、が勉強の事実

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

やってもやっても、忘れに忘れるのが勉強の偽りなき事実。あまり期待もしないし気落ちもしないことが大切。

試験勉強というのは、終わりの方になればなるほど、安定してくるものでございます。

試験範囲のだいたいは終わっていて、理解も記憶もかなり整っているからであります。

しかし、ということは、試験勉強の中途というのは、安定していない宙ぶらりんな状態ということになります。

お勉強の間で、「ぞっとする瞬間」とは、テキストや問題集をフト眺めたときに、(あれーあの辺り、なんだっけかなあ)という「こざっぱりした忘却感」を持ったときであります。

何をしたのかをすぐに思い出せず、しばらく記憶を辿ってようやく、(アレとアレをしたかな)なんていう風に、思い出すのであります。

まじまじと、ほとんど憶えていない現実を、味わうのでありました。

とはいえ、わたくしは思いますに、お勉強というのは、ずっとこういうものだということでございます。

どこまでいっても、忘れては憶え直し、また、忘れては憶え直すという繰り返しだなとつくづく思っております。

わたくし自身、「できるようになるとは、繰り返すこと」「すぐにはできない」「だいだいはすぐ忘れる」と、肝に銘じているのです。

しかし、「忘れては忘れる」を頭でつくづく知ってはいても、実際、何を勉強したのかさえうまく思い出せない=ほとんど勉強したことを憶えていない現実を目にすると、月末の通帳を見たときのように、ふらっと目眩を感じるのでありました。

「勉強」という作業をするのであれば、自分はどんな風にできるようになっていくのか、当該過程を忘れないようにすべきかと存じます。

「忘れても忘れても」の実際を知っていれば、すっかり忘れていても過度に気落ちすることもないですし、1回1回の勉強に、過度の期待を抱かないように存じます。

「忘れてもこんなもんだ」くらいで臨むのが一番、精神衛生的に宜しいかと存じます。

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