独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

口臭予防を重曹で

重曹は、“消臭”に並々ならぬ卓効があります。

小ビンに入れて部屋なりトイレ、押入れに置いておくだけで、それら独特の臭いは緩和され、洗濯の際にスプーン2~3杯ほど入れれば、ヘンに臭うシャツタオルハンドタオルの異臭がなくなる、といった塩梅です。

さて、当該重曹の消臭効果は、口臭にも並々ならぬ効き目があるのでございます。

重曹を口臭予防に使うのは、実に簡単です。

180mlか500mlの空きペットボトルを用意します。

重曹を少々入れて水で溶かします。量は適当でいいです。気になる人は、匙の「少々」一杯くらいです。まあ、ほんと、配偶者のあしらいのように、適当でいいです。

そして、当該重曹水で、日に数回、うがいをしたり口を漱いだりする、といった寸法です。

どうして、この重曹水が口臭の予防/緩和をするのかと、重曹が弱アルカリ性だからです。

重曹水でうがいをしたり口を漱げば、口の中のペーハー値が、やや酸性からややアルカリ性に変わります。

このため、口の中に常住する菌類が、活動しにくくなるのであります。

端的にいうと、重曹が口臭を消すというよりも、重曹が臭いの元になる菌を弱らせる、というわけです。

口臭の原因は、大きく分けて「胃腸系」と「口腔系」に分かれるのですが、重曹水でうがい・漱ぎを繰り返せば、後者の口腔系の口臭は、かなり和らぐことでしょう。おまけに、口の中がさっぱりします。

コストや手間の点でも、当該重曹水は群を抜いたメリットがあります。

当該重曹水の作成に、お金はほとんどかかりません。重曹費は、ペットボトル1本あたり3円もかからないことでしょう。

容器の空きペットボトルなど、コストはあってなきものです。

手間的にも、休み時間なり昼休み、または、訪問前に、ペットボトル1本を手にして、トイレに行って、くちゅくちゅすればいいだけです。

こんな風に、重曹水を用いた口臭予防は、効き目があってコストがかからず、手間も要らずで、かなり有用な手段であるかと思います。

ちなみに、重曹水は無味無臭です。水質は弱アルカリとなるので少しだけとろっとした感じになります。

人前でよく話す、仕事で対面することが多い方は、口臭だと致命的な障害となるので、当該重曹水でこまめにうがい・漱ぎをしてくださればと存じます。

なお、いうまでもありませんが、当該重曹水に使う重曹は、食品添加物の重曹(食用グレード)の重曹を使います。

掃除用の重曹ではないので、ご注意ください。食用グレードの重曹は、スーパーのパン作りコーナーか、食品添加物コーナーに売られていると思います。

価格参考:アマゾン:食用グレードの重曹

徹夜は時間の前借り

借りたものは、返さなくてはいけません。

何事も、返さないとそれなりのペナルティがあるのが世の習いです。

徹夜をしたからといって、時間は増えないのであります。

徹夜は、単純に時間を前借しただけであり、結局その分の「無理して起きていた時間」は、後々「バカ寝」や「ド睡眠」、「死んだようになって眠る」ことによって、返済されることになるのです。

徹夜をすれば、その起きていた分、時間が増えて、たくさん勉強ができる!なんて考える人もおられると思いますが、断じて、そうではないとわたくしは考えるものであります。

基本的に、記憶は人が寝ているときに作られます。だから、寝ないと勉強したことが記憶に変化しません。

憶えないと点にはならないのですから、結果として徹夜の勉強は、実効性が薄くなります。

さらに大きな問題として、徹夜には健康の問題があります。

人体は、寝ているときに代謝をすると申します。そう、人は、夜寝ているときに、身体の悪いところや古くなったところの細胞を入れ替えているわけです。

ですから、徹夜で睡眠を削ると、代謝の回数が減ってしまうか、低下してしまうわけです。

徹夜を続けると、新陳代謝が落ち、悪いもの・よくないものを身体が抱え続けることになるので、病気になる可能性が飛躍的に高まります。

徹夜が連続する人に、健康的な人がいないのも、そういう理由だからです。

そうこうで、徹夜を続けた結果、倒れて入院、かなりの「時間的利子」をつけて、前借していた時間を返すことになる、といった塩梅です。

徹夜の勉強が功を奏すのは、学校の定期的な試験くらいです。試験後グウグウ寝ればいいだけだからです。

しかし、資格試験など長期にわたる勉強では、1日や2日、徹夜でがんばったところで、ほとんど意味はありません。

また、本試験の前日に徹夜をして、睡眠不足のふらふら状態で試験に臨むなんて、自分からケアレスミスをしに行くようなものであります。

わたしは絶対にしません。(経験者は語る。)

無理をすれば道理が引っ込みます。

徹夜をしても時間を前借りしただけで、後で必ず返すか、相応の報いを受けることになるのですから、徹夜の勉強などは控えるべきと存じます。

パソコンの前では勉強にならない

パソコンがあると、捗る種類の勉強もあります。たとえば、語学です。

インターネットのおかげで、数世代前とは比較にならないほど、語学の学習環境は整いました。ネットワークに繋がったパソコンの前に座れば、「テキスト」「音声」「作文機会」「情報」が、いくらでも手に入ります。

テクノロジーの最たる例は、グーグル翻訳の「マウスオーバー翻訳」です。

当該ウェブサービスを使えば、マウスをのっけるだけで、単語の意味がわかります。(現在、IEのブラウザのみ利用可。)

詳細な意味が知りたければ、反転表示後「検索」をクリックすれば、辞書サイトに到達できます。辞書に何度も手を伸ばし、辞書を引き引き読んでいた時代とは、隔絶する思いです。

ヒアリングも、かつては、足元を見られた割高・値段のカセットテープかCDを買って、ラジカセの前に座らないと、英語を聞くことができませんでした。

今やようつべにアクセスすれば、いくらでもネイティブのニュースやインタビュー、会話を聞くことができます。

このように、語学の勉強は、絶対的にパソコンの前の方が捗ります。旧態依然の机の前のそれよりも、はるかに内容のあるものとなるでしょう。

しかし、です。それ以外の種類の勉強はどうか、という次第なのです。

パソコンを前にしてテキストを開いてみたり、問題集を解いてみたりしたことのある人は、気が散って気が散って気が散って、少しも「今やろうとしていること」に、集中ができない経験をするように思います。

数分も経てば、マウスをいじっていたり、キーボードで検索語句を入力していたり、勉強とは別のことをしていたりするものです。

そう、勉強の基本的行為である、何かをじっくり読んだり、何かを考えたり、何かを憶えたり、推敲したり、理解しようとしたりするのは、パソコンの前だと実に不適当な作業なのです。

わたしは、勉強の大半の作業は、「パソコンの前ではできない」と踏んでおくべきだと、強く主張したく存じます。

そして、今後の世代のためにも、「パソコンの前では勉強できない」と教えておくべきでしょう。

逆を言えば、パソコンの前で可能な勉強はごく限られている、たとえば、調べ学習とか、データの収集や下調査とか、高度な数学的検算とか、情報処理の勉強くらいしかないと、教えておくべきかと思います。

パソコンが適した勉強など、先の語学と含めて「そのくらい」でして、五指に足りないように考えます。

パソコン、特に、インターネットというのは、新しいテクノロジーです。

新しいテクノロジーの出現は、功罪(メリット・デメリット、長所・短所、得手・不得手、よい・だめ、可能・不可能)が検証される前に、生活の中に“自然”に取り込まれていきます。

“ものすごく自然に生活に溶け込んでいる”ために、当該テクノロジーには適さない作業を、無批判・無思考で、行っている場合があるのです。

「パソコンやネットは万能ではない。」

「パソコンは作業をするところであり、勉強するところではない。」

「パソコンでは、ある種の勉強しか効果を発揮しない。ある種の勉強では、悪影響すらある。」

これらのことを知っておくだけでも、今後の数年・数十年では、当該当事者に、大きな「違い」が生じることでしょう。

もっと強く言えば、「パソコンの前で勉強はしない」「パソコンの前での勉強は、勉強をしたことにならない」「パソコンの前で勉強しても、やった気にならない」くらいに、肝に銘じていても、よろしいかと思います。

勉強の諸作業を、パソコンの前でのそれと机の前でのそれとの「実感の度合い」を確かめてくださればと存じます。ご納得いただけるかと思います。

改めて、ほとんどの勉強は、パソコンの前ではできないか、やっても効果が薄いか、実質的にはやってない・単なる時間と労力の浪費となると踏んでおくべきです。