消防設備士試験の電子申請は、初見の人には厄介です。
電子申請のほうが超楽で超早いし、切手代や振込手数料もかからないので、おすすめです。
しかし、公式の説明や願書の記述は、それ自体で『試験問題が作れるくらいにややこしい』ので、個別具体的に、消防設備士の電子申請について述べていきます。
結論から言うと、第2種電気工事士(2電工)が絡むと、書面申請のみです。
つまり、電子申請はできません。
2電工で一番多いケースは…、
「第2種電気工事士の免状で甲種4類を受ける」のと…、
「第2種電気工事士で甲種4類を受け、試験の一部免除をする」のと…、
第2種電気工事士で乙種4類を受け、試験の一部免除をする」の…、
…の3ケースですが、これらは全て、書面申請のみで、電子申請はできません。
後述しますが、電子申請可能な受験・免除は「消防設備士」と、「再受験組」くらいです。
わたしのケースですが、わたしは「2電工の免状によって、甲種の受験資格を得て、加えて、試験科目の免除を受けた」ので、書面申請を行いました。
2電工のみならず、電験や無線従事者免許といった資格や、学歴・職歴による受験・免除が絡んでくると、書面申請のみとなります。
後述しますが、電子申請可能な受験・免除は「消防設備士」と、「再受験組」くらいです。
先の書面申請したケースで、不幸にも落ちてしまい、再度、同じ類・種で再受験する際は、電子申請が可能です。
『落ちたら電子申請可能』ってな塩梅です。
ただし、永久ではなく、過去3年以内の再受験がその対象ですが、まあ、有効期限は杞憂でしょう。
電子申請は、受験票や試験結果通知書を元に行うので、落ちて悔しい!からといって破り捨てないように。
できないづくしの消防設備士の電子申請ですが、ようやく、可能な資格です。
それは、「消防設備士」の免状です。
甲種の消防設備士の免状は、他の甲種の受験資格となります。
また、消防設備士の免状を持っていると、法令の共通科目や基礎的知識の一部が免除になります。
こうした、『消防設備士にからむ受験・免除』のケースでは、電子申請が可能です。
わたしのケースでは、乙種6類の際に電子申請ができました。
消防設備士の甲種4類があるので、法令の共通科目の試験免除を受けられるので、受けることにしました。
電子申請の申し込みページにて、消防設備士の免状番号と取得年月日を入力すると、その旨が表記され、一部科目免除がなされました。
特に不都合もなく入力も終わり、電子申請は、クレカ決済ができるので、即、終了と相なりました。
たとえば、です。
甲種4類の消防設備士免状と、第2種電気工事士の免状を持っているとします。
そして、乙種の7類を受けるとします。
この場合、「消防設備士」による免除と、「2電工」による免除の、2つの免除が受けられます。
当該7類のケースでは、2電工が絡むので、消防設備士の免状があるといっても、書面申請のみとなります。
タイトルそのままなのですが、乙種を受験し、加えて、免除を受けない(受けられない)のであれば、電子申請可能です。
このケースで多いのは、「消防設備士の乙種6類(消火器)」で受験される方です。
他の資格がからんでこない・一部免除もないのであれば、電子申請のほうを勧めます。
カンタンで早くて、余計なお金もかかりません。
最後に、受験資格や免除の特殊なケースとなると、直に試験主催者に聞いたほうが早いので、連絡することを勧めます。
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 消防設備士 | 2016年1月20日 3:16 PM |
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端的に結論を言うと、候補問題2は、しっかり対策をとった受験生なら、『ラッキー問題と化す問題』です。
超絶に複雑な工程もないので、文系ド素人でも、穏当に合格できます。
候補問題2の山場は、『確認表示灯(パイロットランプ:常時点灯とする)のスイッチ部分』なのですが、対策はカンタンです。
当該スイッチ部分は、『結線の仕方を丸暗記』してしまいます。
よーく考えたらできるのです。
配線の1本1本を丁寧に見て行って、常時点灯の理屈を1つ1つ追っていけば、文系ド素人でも、施工はできます。
しかし、時間に押される本試験では、いちいち「考えていられない」のです。
結線の仕方を丸暗記して、その通りに組んで行けば、考えるための時間を、見直しに割くことができ、合格する可能性はかなり上がります。
絶対に忘れないでください。
技能試験の試験時間は40分しかないので、「考える」時間など、ほとんどありません。
技能試験の本番では、ウンウン考えるのは時間の浪費でしかなく、ぶっちゃけ、落ちる前兆です。
ウンウン考えるのは、未熟の証拠くらいに考えて、スピードアップに勤めなくてはいけません。
ゆえに、本問の試験対策としては『丸暗記』一本となる、ってな塩梅です。
当該常時点灯式のスイッチ部分は、5回作れば身体が憶えます。憶えられなかったら、憶えるまでやるだけです。
本問には、固有出題であるダブルコンセントが出てきます。
当該ダブルコンセントは、2口コンセントであれば(完成品風の部品)、難儀なものではありませんが、『極性』だけは、注意してください。
基本的に、ダブルコンセントが2口コンセントタイプなら、普通にケーブルを結線するのみの作業です。
ぴょろっと伸び出るコンセントの付け方も、“普通”なので、問題ではないです。
だがしかし、だからこそ、『極性の存在』がスコーンと頭から飛んでいってしまい、「いつもの自分なら絶対にしないミス」をしかねないのです。
カンタンな作業・シンプルな施工だからこそ、念には念を入れて、作業します。
ド素人文系の最強技『指差し確認』をして、「極性、よしっ!」てな感じで、作業をすることを勧めます。
本当に、本試験では、“なにをやらかすかわからない”ので、日頃から、重大欠陥部分は、注意を払っておきましょう。
ちょっとだけ厄介なのが、当該ダブルコンセント部分が、「連用枠+コンセント×2」だったケースです。
あまりないケースですが、出てもおかしくありません。
しかし、作業は普通のコンセントの組み込み作業でしかなく、渡り線を通すだけが気になる程度で、候補問題の全13問を2回ほど解いていれば、全く問題ないかと思います。
先の2口コンセントの場合と同じで、『極性』だけを注意すればよいでしょう。
最後に蛇足を1つだけ。
何気にアレレとなるのが、「他の負荷へ」のケーブルの処置です。
青点線のところです。
「他の負荷へ」のところは、電源線の処置と同じで、「指定寸法+接続用の寸法」となるだけです。
しかし、時折、もともとが単純なだけに、「アレ?何するんだっけ?どうやってケーブル切ったっけ?皮膜は取るんだっけ?」などと、パニックに陥る可能性があります。
無用な焦りはミスの元。
1ミスが重大欠陥の元。
わたしはパニックが起きましたので、油断せず、「他の負荷へ」はどういう処置をするのかを「手順化」しておきましょう。
なお、「他の負荷へ」以外には「施工省略」もあるので、混乱しないようにしてください。
最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べているのですが、文系ド素人にとって、あると便利なものを紹介しています。
たとえば…、
「ホーザン 合格クリップ」や、
「ホーザン 合格ゲージ P-925」や、
「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。
絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 第2種電気工事士, 2016技能 | 2016年1月16日 11:58 AM |
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結論から言うと、候補問題NO.1はかなり落ちやすい部類の問題なので、「指差し確認最低3回」で正確に接続する、です。
文系ド素人がひっかかるのは、上記図の赤丸で囲んだ、イ・ロ・ハのスイッチです。
ここには、鬼が潜んでいます。
候補問題の1は、一目見ると、シンプルな配線でカンタンそうですが、いざやってみると、ぜんぜん違っていて、“ぞっとする”問題です。
候補問題の中でも、有数の「魔の問題」かと思います。本試験にて、当該「鬼」が潜むNo.1に当たったら、ギンギンに要注意です。
イ・ロ・ハのスイッチが凶悪なのは、「3つ」もあるからです。
スイッチが「2つ」はカンタンなんです。
しかし、これが「3つ」になると、難易度は破滅的に跳ね上がり、接続を超絶に間違えやすくなります。
器具やケーブルを1つの組み込む際は、かなり時間も押していて、(アアもうこんな時間)的に、“焦りやすく”なっていて、線がゴチャゴチャしていることも手伝って、スイッチと対応していない器具と接続するミスを犯します。
スイッチと器具との接続を間違えると、「回路間違い」となって重大欠陥を取られて、即落ちです。
また、接続を間違えてやり直すにしても、結構時間がかかるために(焦りで手が震えます)、終了時間が来てしまい、最悪「未完成提出」で、落ちることになります。
憶えておきましょう。「NO.1はイロハで死ぬ」と。
当該3つのスイッチの『接続』が、できるかどうかで、合否が分かれると思ってください。
100%間違えることなく、1度で接続できるようになっておきます。
『直す時間などない』と考えておく方が、心に隙ができないので無難です。
イロハのスイッチでミスをしないコツは、「深呼吸」をして、意識を切り替えることです。
イ・ロ・ハの各部分にケーブルを結線し、同様に、枠組みにスイッチを取り付け、後はもうスイッチと器具とを接続するだけの段階になったら、15秒ほど「深呼吸」をします。
汚れた気を吐き出すなんていうとアレですが、深呼吸を2~3回するだけで、気分は落ち着き、手の震えも収まります。
接続ミスは、直すのがとてもめんどくさくて時間を食うので、深呼吸に時間を割くのは、もったいないことではありません。
焦ったまま、気負ったまま、接続作業に入って間違えるほうが、よほどに時間の無駄です。
最終の接続で、最初に着手するのは、真ん中の3心をはさまない「イ」の引掛けシーリングの接続からです。
で、リングスリーブなりコネクタで接続する際は…、
「スイッチ“イ”」と「引掛“イ”」、ヨシッ!!
「スイッチ“イ”」と「引掛“イ”」、ヨシッ!!
「スイッチ“イ”」と「引掛“イ”」、ヨシッ!!
と、スイッチの電線と器具のそれとを、3回指でたどって線同士が対応しているのを確認してから、ギュッギュなりズッポズッポと接続作業を施します。
好みは分かれるのですが、個人的には、2番目の接続は、「施工省略」の「ハ」です。
理由は、当該ケーブルには、器具部品が何も付いていないので、混乱しにくいからです。
「スイッチ“ハ”」→「3心○色」→「省略“ハ”」、ヨシッ!
「スイッチ“ハ”」→「3心○色」→「省略“ハ”」、ヨシッ!
「スイッチ“ハ”」→「3心○色」→「省略“ハ”」、ヨシッ!
と、スイッチの電線と、中間の3心の電線と、器具のそれとを、3回指でたどって対応していること確認してから、ギュッギュなりズッポズッポと接続作業を施します。
最後の接続は、残った「ロ」ですが、好みなので好きにしてください。
「スイッチ“ロ”」→「3心○色」→「ランプ“ロ”」、ヨシッ!
「スイッチ“ロ”」→「3心○色」→「ランプ“ロ”」、ヨシッ!
「スイッチ“ロ”」→「3心○色」→「ランプ“ロ”」、ヨシッ!
と、先と同様にスイッチの電線と、中間の3心の電線と、器具のそれとを、3回指でたどって対応していること確認してから、ギュッギュなりズッポズッポと接続作業を施します。
っとこんな風に、指差し確認を3回して、接続するという次第です。
他のページでも言っているのですが、「本試験は本当に特殊な時間」で、普段なら絶対に間違わないことをやりかねない“時間”です。
だから、練習で1度も間違わなかったことを、本試験でやっちゃう可能性は『大』です。
ですから、念には念を入れて、「指差し確認を3回」し、100%確実に接続するってな寸法です。
逆を言うと、器具作りやケーブル取り、スイッチ取り付けでは混乱しないんです。普通だから。
本問で混乱するのは、『接続』とだけ憶えておけば、無用な焦りやミスは生じないと思います。
後は蛇足ながら…、
最初のうちにやるのが、「連用枠」の上下を“無視というか、存在そのものを忘れる”ミスです。
「スイッチ」は、配線図の通りに取り付けないとダメ(間違えると重大欠陥)なので、上下を確認してから取りつけ、お手本どおりになっているかどうかを確かめてください。
わたしこれやりました。枠に「上」ってあるんや、みたいな。
また、本問では、電源線に「EM-EEF」のエコケーブルを用いるのが、固有部分となっています。
エコケーブルは、皮膜が硬くて、剥ぎ取るのに手間を食いますが、練習しておけば大丈夫でしょう。
わたしは、ストリッパでちょっとずつ切れ目を入れていって、ぐらぐらしだしたら、ペンチでべりっと剥がしましたが、お使いのテキスト通りにできるようになるのが無難です。
まあ、使用済みのエコケーブルで2~3回練習しておけば、問題ではないでしょう。
そして、施工省略も、注意しておきます。
施工省略の部分(青丸のところ)は、あらかじめ「手順化」しておきます。
技能試験では、「施工省略」のほかに「他の負荷へ」という形式もあり、やることは変わらないのですが、本試験というあの緊張する時間だと、「アレ?何するんだっけ?どうやってケーブル切ったっけ?皮膜は取るんだっけ?」などと、パニックに陥る可能性があります。
個人的には、練習中にこれでパニックになったことがあります。
無用な焦りはミスの元。
1ミスが重大欠陥の元。
「施工省略」と「他の負荷へ」の場合のやることを、明白に「手順化」しておきましょう。
最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べているのですが、文系ド素人にとって、あると便利なものを紹介しています。
たとえば…、
「ホーザン 合格クリップ」や、
「ホーザン 合格ゲージ P-925」や、
「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。
絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 第2種電気工事士, 2016技能 | 2016年1月16日 11:50 AM |
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