独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

2016年度・2電工技能試験・候補問題‐No.3の攻略ポイント(文系ド素人向け)‐TS(タイムスイッチ)は端子台代用でカンタン。ラッキー問題。

候補問題の3番は、タイトルでも述べているように「ラッキー問題」です。

本問の固有部分は、「TS(タイムスイッチ)」です。

一見すると難しそうですが、実際の作業は、端子台で代用されるので、全くカンタンです。

テキストのお手本を見て、タイムスイッチの回路の要領を理解したら、後は、組み方を丸暗記するだけです。

ひとつのねじ(端子)に、2本繋げるという、あまりない作業ですが、2~3回練習すれば、絶対にできるようになります。

注意すべきは、「問題文で指示される接地極」だけです。

ここを間違えると、重大欠陥で即不合格なので、慎重に作業します。

わかってはいても、指差し確認をするくらいの慎重さで臨みましょう。

また、端子台の結線方法は何気に注意点が多いので、端子台への結線だけを3回は繰り返して、ミスゼロ状態になっておきましょう。

なお、端子台のねじの閉め忘れで重大欠陥、皮膜を噛んでいると重大欠陥、心線が5mm以上はみ出ていると重大欠陥で、『即不合格』です。

ところで、本試験の問題が、テキストのお手本通りになるとは限りません。

先述したように、何も考えず丸暗記するのではなくて、タイムスイッチ回路の要領を理解して、暗記に入るほうが、安全です。丸暗記だけだと、ちょっと問題の設定を変えられただけで、落ちてしまいます。

さて、他の部分は、全く“普通”で、そう支障はないでしょう。

他の候補問題を解いていれば、絶対にできるようになる、基本的なものばかりです。

タイトルでも言いましたが、本問は「ラッキー問題」です。

作業自体は、今年の候補問題の中で、かなりカンタンな方です。

幸運にも、慎重に、きちんと作業すれば受かる問題に遭遇したのですから、キッチリ、合格してしまいましょう。

最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べているのですが、文系ド素人にとって、あると便利なものを紹介しています。

たとえば…、

ホーザン 合格クリップ」や、

ホーザン 合格ゲージ P-925」や、

ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。

絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。

電気工事士法の目的の憶え方のコツ:第2種電気工事士の筆記・法令-電気工事士法

電気工事士法の目的は、頻出事項ではありませんが、試験が難化した際に、問われてもおかしくありません。

電気工事士法は、『電気工事の“欠陥”による災害の発生の防止に寄与する』ことが、法の最大の目的です。

重要なのでもう一度言いますが、電気工事士法は、電気工事の“欠陥”をなくすことが法趣旨なのです。

ですから、たとえば、選択肢に「電気工事士法とは、電気設備の健全な工事と点検とを確保し、もって国民生活の向上を目指す云々かんぬん」とあれば、「×」と相なる次第です。

また、たとえば、「電気工事士法とは、電気工事士の資質と技術の向上を目指し、もって、社会生活の円滑な運用を図る云々かんぬん」とあれば、「×」です。

また、たとえば、「電気工事士法とは、電気用品の使用や工事、販売、製造を規制し、電気用品による危険を防止する云々かんぬん」とあれば、「×」です。

引掛け問題で、超出されそうです。

再度言いますが、電気工事士法は、電気工事の欠陥をなくすため立法化されたので、先の『電気工事の“欠陥”による災害の発生の防止に寄与する』文言がない限り、法の目的とはそぐわないわけです。

一口で言うと、電気工事士法の目的が問われたなら、「欠陥」という文言がないと「×」と相なる次第です。

技能試験を踏まえておく

筆記試験の合格者は、技能試験を受けることができるわけですが、さて、当該技能試験は、『受験生の何を調べているのか?』を知ることが大事です。

技能試験では、『欠陥の有無』が問われます。

先の話ですが、技能試験では、「欠陥」が1つでもあると、そこで不合格です。

欠陥とは、たとえば、未完成や誤接続、極性の結線ミスや、心線や皮膜の損傷が欠陥に当たります。

まあ、考えてみれば、当たり前の話なのです。

技能試験は、電気工事士の資格を定めた「電気工事士法」に基づく資格試験なのですから、法の趣旨に沿わないわけがないのです。

先述したように、電気工事士法は、『電気工事の“欠陥”による災害の発生の防止に寄与する』ことを目的としているので、応じて、技能試験では、『欠陥の有無』を徹底して問うてくるわけです。

電気工事士法の目的まとめ

電気工事士法の目的は、そう出るものではありません。

が、だからこそ、受験生の盲点となりがちで、難化する際に、突っ込まれて出題される、という塩梅です。

もう一度言いますが、電気工事士とは、電気工事の欠陥をなくすための資格なのだ、ということ、頭の片隅に置いておきましょう。

なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、

独学向け教材については、「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」をばお目汚しください。

事故報告の憶え方のコツ:第2種電気工事士の筆記・法令-電気事業法

電気事業法では、電気事業者と自家用電気工作物の設置者に、感電死傷事故や電気火災があった場合に、当該事故について報告する義務が課せられています。

当該規定も時折出ます。

出題はシンプルなので、確実に憶えて、得点としましょう。

さて、事故報告の憶え方のコツですが、不謹慎な言い方ですが、『にいさん、感電死』で頭に入れてしまいます。

にいさん、感電死

電気事業法の事故報告は…、

事故の発生を知ったときから「48時間以内」に、管轄する産業保安監督部長に報告し…、

そして、「30日以内」に、事故報告書を提出する…、

…となっています。

この規定の語呂合わせは、不謹慎ですが、『にいさん、感電死』です。

語呂の詳細は、以下。

「にいさん、感電死」の「にいさん」は、「2・3」です。

「2・3」は、「2日」と「30日」を、指します。

1日が24時間ですから、2日で「48時間」です。つまり、「2日=48時間」以内の報告に該当します。

「30日」の方は、そのまんまで、事故報告書の提出期限です。

こんな次第で、「にいさん、感電死」と憶えて、「にい→2日→48時間以内に報告」と「さん→3→30日以内に報告書」ってな感じで、肉付けしていく、ってな寸法です。

本規定が本試験に出た場合、ほとんどの受験生は点を取るので、「にいさん、感電死」という語呂で失点を抑えてください。

なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、

独学向け教材については、「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」をばお目汚しください。