候補問題の3番は、タイトルでも述べているように「ラッキー問題」です。
本問の固有部分は、「TS(タイムスイッチ)」です。
一見すると難しそうですが、実際の作業は、端子台で代用されるので、全くカンタンです。
テキストのお手本を見て、タイムスイッチの回路の要領を理解したら、後は、組み方を丸暗記するだけです。
ひとつのねじ(端子)に、2本繋げるという、あまりない作業ですが、2~3回練習すれば、絶対にできるようになります。
注意すべきは、「問題文で指示される接地極」だけです。
ここを間違えると、重大欠陥で即不合格なので、慎重に作業します。
わかってはいても、指差し確認をするくらいの慎重さで臨みましょう。
また、端子台の結線方法は何気に注意点が多いので、端子台への結線だけを3回は繰り返して、ミスゼロ状態になっておきましょう。
なお、端子台のねじの閉め忘れで重大欠陥、皮膜を噛んでいると重大欠陥、心線が5mm以上はみ出ていると重大欠陥で、『即不合格』です。
ところで、本試験の問題が、テキストのお手本通りになるとは限りません。
先述したように、何も考えず丸暗記するのではなくて、タイムスイッチ回路の要領を理解して、暗記に入るほうが、安全です。丸暗記だけだと、ちょっと問題の設定を変えられただけで、落ちてしまいます。
さて、他の部分は、全く“普通”で、そう支障はないでしょう。
他の候補問題を解いていれば、絶対にできるようになる、基本的なものばかりです。
タイトルでも言いましたが、本問は「ラッキー問題」です。
作業自体は、今年の候補問題の中で、かなりカンタンな方です。
幸運にも、慎重に、きちんと作業すれば受かる問題に遭遇したのですから、キッチリ、合格してしまいましょう。
最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べているのですが、文系ド素人にとって、あると便利なものを紹介しています。
たとえば…、
「ホーザン 合格クリップ」や、
「ホーザン 合格ゲージ P-925」や、
「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。
絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 第2種電気工事士, 2016技能 | 2016年3月2日 12:51 PM |
| ▲ Back to Top. | ▲ Back to Homepage. |
電気工事士法の目的は、頻出事項ではありませんが、試験が難化した際に、問われてもおかしくありません。
電気工事士法は、『電気工事の“欠陥”による災害の発生の防止に寄与する』ことが、法の最大の目的です。
重要なのでもう一度言いますが、電気工事士法は、電気工事の“欠陥”をなくすことが法趣旨なのです。
ですから、たとえば、選択肢に「電気工事士法とは、電気設備の健全な工事と点検とを確保し、もって国民生活の向上を目指す云々かんぬん」とあれば、「×」と相なる次第です。
また、たとえば、「電気工事士法とは、電気工事士の資質と技術の向上を目指し、もって、社会生活の円滑な運用を図る云々かんぬん」とあれば、「×」です。
また、たとえば、「電気工事士法とは、電気用品の使用や工事、販売、製造を規制し、電気用品による危険を防止する云々かんぬん」とあれば、「×」です。
引掛け問題で、超出されそうです。
再度言いますが、電気工事士法は、電気工事の欠陥をなくすため立法化されたので、先の『電気工事の“欠陥”による災害の発生の防止に寄与する』文言がない限り、法の目的とはそぐわないわけです。
一口で言うと、電気工事士法の目的が問われたなら、「欠陥」という文言がないと「×」と相なる次第です。
筆記試験の合格者は、技能試験を受けることができるわけですが、さて、当該技能試験は、『受験生の何を調べているのか?』を知ることが大事です。
技能試験では、『欠陥の有無』が問われます。
先の話ですが、技能試験では、「欠陥」が1つでもあると、そこで不合格です。
欠陥とは、たとえば、未完成や誤接続、極性の結線ミスや、心線や皮膜の損傷が欠陥に当たります。
まあ、考えてみれば、当たり前の話なのです。
技能試験は、電気工事士の資格を定めた「電気工事士法」に基づく資格試験なのですから、法の趣旨に沿わないわけがないのです。
先述したように、電気工事士法は、『電気工事の“欠陥”による災害の発生の防止に寄与する』ことを目的としているので、応じて、技能試験では、『欠陥の有無』を徹底して問うてくるわけです。
電気工事士法の目的は、そう出るものではありません。
が、だからこそ、受験生の盲点となりがちで、難化する際に、突っ込まれて出題される、という塩梅です。
もう一度言いますが、電気工事士とは、電気工事の欠陥をなくすための資格なのだ、ということ、頭の片隅に置いておきましょう。
なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 第2種電気工事士, 2電工筆記・法令 | 2016年3月1日 11:09 AM |
| ▲ Back to Top. | ▲ Back to Homepage. |
電気事業法では、電気事業者と自家用電気工作物の設置者に、感電死傷事故や電気火災があった場合に、当該事故について報告する義務が課せられています。
当該規定も時折出ます。
出題はシンプルなので、確実に憶えて、得点としましょう。
さて、事故報告の憶え方のコツですが、不謹慎な言い方ですが、『にいさん、感電死』で頭に入れてしまいます。
電気事業法の事故報告は…、
事故の発生を知ったときから「48時間以内」に、管轄する産業保安監督部長に報告し…、
そして、「30日以内」に、事故報告書を提出する…、
…となっています。
この規定の語呂合わせは、不謹慎ですが、『にいさん、感電死』です。
語呂の詳細は、以下。
「にいさん、感電死」の「にいさん」は、「2・3」です。
「2・3」は、「2日」と「30日」を、指します。
1日が24時間ですから、2日で「48時間」です。つまり、「2日=48時間」以内の報告に該当します。
「30日」の方は、そのまんまで、事故報告書の提出期限です。
こんな次第で、「にいさん、感電死」と憶えて、「にい→2日→48時間以内に報告」と「さん→3→30日以内に報告書」ってな感じで、肉付けしていく、ってな寸法です。
本規定が本試験に出た場合、ほとんどの受験生は点を取るので、「にいさん、感電死」という語呂で失点を抑えてください。
なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、
| カテゴリー: 第2種電気工事士 | Tags: 第2種電気工事士, 2電工‐語呂合わせ, 2電工筆記・法令 | 2016年2月29日 11:45 AM |
| ▲ Back to Top. | ▲ Back to Homepage. |