排圧栓と減圧孔は、ともに「内圧の排除」という機能を持つことから、混同しがちである。本雑文では、当該2用語の間違えない憶え方や試験の頻出ポイントを記す。
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すごく紛らわしいので、まず、語句を正確に憶えましょう。
「排圧栓」は、「はいあつ」に「せん」です。
排圧弁とか排圧孔などと、間違って憶えかねないので…、
「はい、熱い千円→はい、あついせんえん→はい、あついせんえん」などというツマラナイ語呂で、頭に入れてください。
こうも語句にこだわるのは、実技試験にて、実際に漢字で書く出題があるからです。
勉強したときは正確に憶えていても、だんだんと記憶が混同してきます。憶え違いをしていないか、試験の1週間前になったら、再確認してください。
また、容器弁やら安全弁ともごっちゃになりやすいので、注意です。
わたしは間違えてました。
次に、「減圧孔」です。
これまた、間違えて憶えやすい語句です。
減圧栓や減圧弁などと間違えて憶えやすい語句です。
憶え方としては、以下です。
「減圧孔→げんあつこう→げんあつ・こう」→「げandこ」→「げ」と「こ」でカ行繋がり
…ってな塩梅です。
減圧の「げ」と、孔の「こ」が同じカ行なので、繋げて憶えるってな次第です。
こうすると、減圧弁などとは書かないので、ケアレスミスがなくなります。
なお、当該「減圧孔」は、漢字の憶え間違いが多いです。減圧工や減圧口などと書きかねません。
実技試験は直筆なので、正確に憶えて、漢字の書き取りで足を掬われないようにしてください。
試験のポイントを蛇足ながら…。
排圧栓と減圧孔は、ともに「容器内の残圧を排出するため」の機能があります。
排圧栓は、主として「ガス加圧式の開閉バルブ式の粉末消火器」に用いられています。
反対に言うと、「ガス加圧式の開放式の粉末消火器」には用いられていません。なぜなら、本消火器は、いったん作動すると中のガス圧は全て抜けるからです。
使用後に中にガスが残っているから、「排圧」するってな次第です。
減圧孔は、消火器のプラグやキャップを外すときに容器内の圧を抜くためのものです。
いうなれば、減圧孔は、「メンテナンス」に使用する穴です。
減圧孔は大半の消火器にありますが、高圧ガス保安法の適用のある「二酸化炭素消火器」と「ハロン1301消火器」には、付いていません。
「二酸化炭素消火器」と「ハロン1301消火器」には、その代わりに、「安全弁」が付いてます。
なお、「安全弁」は、当該高圧ガス保安法適用の2消火器と、「化学泡消火器」に備え付けられています。
混同しやすいところなので、少しずつ整理してください。
なお、乙6の勉強方法等は、「消防設備士:乙6の独学」を…、
独学向け教材については、「消防設備士:乙6の教材レビュー」をば、ご参考ください。
2016年5月17日 11:05 AM
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