独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

要注意リスト-2017年(平成29年度)2電工・技能候補問題のまとめと整理

2017年(平成29年度)の2電工・技能試験の候補問題と、難易度別・ヤバイ別にリスト化します。

以下の分類に従って、メリハリつけると、技能試験の勉強時間をセーブできるし、効率的です。

なお、結論から言うと、絶対注意が「No.11」で、要注意が「No.1、6、7、12」、ふつうが「No.4、5、8」で、カンタンが「No.2、3、9、10、13」です。

超絶注意・・・1つ

2017年(平成29年度)の2電工・技能試験の候補問題で、最も念入りに練習しておかねばならないのは、「No.11」です。

本問がヤバイのは、「ねじなし管」の施工があるからで、当該作業が厄介な上に、加えて、本年度は、『ボンド線』に気をつけなくてはいけません。

というのも、本年度の技能試験では、恒例の「メタルラス壁」の作業が、全問題から削除されており、そのしわ寄せが当該『ボンド線』に来ないとも限らないからです。

この近年、ボンド線は「省略」でしたが、今年は注意しておくべきです。わたしが受験生なら、保険の意味で、必ず練習するでしょう。

また、本年度から、技能の採点が、「欠陥」に一本化されています。

候補問題11には、「絶縁ブッシング」と「ロックナット」の、2大欠陥エリアがあり、実に要注意です。

お使いのテキストの候補問題11のところは、大きな付箋を貼り付けて、注意喚起をしてください。

何度も練習しておきましょう。

参考:候補問題11の独学ノート

要注意・・・4つ

要注意の候補問題は、以下の通りです。

筆頭は、NO.12です。

時点で、No.6とNO.7です。

3位は、NO.1です。

「要注意」の中で、最も気をつけるべきは「候補問題12」で、そのわけは、「PF管」があるからです。

当該作業では、「ウォータポンププライヤ」を使うので、当該道具に慣れていないと、かなり手間取ってしまいます。

また、先述したように、本年度から「欠陥」1つで落ちるようになっています。

ロックナットの裏表には、くれぐれも注意してください。

しっかり練習しないと落ちる問題が「No.12」です。

参考:候補問題12の独学ノート

次に注意するのは、「候補問題6」と「候補問題7」です。

本問では、難論点の「3路スイッチ」と「4路スイッチ」が鎮座しており、練習不足だと時間切れで落ちます。

作成の要領をしっかり憶えておくべきです。

なお、No.6には、ここでしかでないレア器具「露出型コンセント」があるので、念入りに練習してください。

参考:候補問題6の独学ノート

参考:候補問題7の独学ノート

最後の注意問題は、「No.1」です。

本問には、スイッチが『3つ』も出てくるので、接続ミスが続出する、受験生キラーの問題です。

練習不足だと、ついウッカリ間違えて、不合格の憂き目に遭います。

本問も、しっかり練習しないとダメです。

参考:候補問題1の独学ノート

上記「No.1、6、7、12」の問題のページには、中くらいの付箋を貼っておいて、すぐ練習できるようにしておきましょう。

ふつう3、カンタン5

ふつうの難易度の問題は、「No.4、5、8」です。

んで、比較的カンタンなのが、「No.2、3、9、10、13」です。

「No.4、5、8」は、端子台を使うので、当該接続に習熟しておきます。

特に、最後の「回路の合体」時に、結構手間取るので、自分なりの工夫を練っておきます。

そして、簡単なのが、「No.2、3、9、10、13」です。

それぞれに「固有部分」がありますので、そこだけを、重点的に練習すればいいです。

というのも、固有部分以外のところは、他の重要で難しい候補問題を消化していくうちに、間違いなくできるようになるからです。

「できる」ことに一生懸命になる必要はないので、先も言ったように、「固有部分」だけ徹底すればよいでしょう。

まあ、ぶっちゃけ、上記の問題は、そう神経質になる必要はありません。

一応、リンクだけ貼っておきます。

ふつうのリンクは…、

参考:候補問題4の独学ノート

参考:候補問題5の独学ノート

参考:候補問題8の独学ノート

カンタンのリンクは…、

参考:候補問題2の独学ノート

参考:候補問題3の独学ノート

参考:候補問題9の独学ノート

参考:候補問題10の独学ノート

参考:候補問題13の独学ノート

おまけ・・・勉強時間が足りない

仕事が忙しいなどで、勉強時間が足りない人へのアドバイスです。

時間がないなら、候補問題のぜんぶを作るのではなく、各問題の固有部分だけ、練習します。

固有部分とは、「その問題にしか顔を出さない作業」で、“手薄になってしまうところ”です。

反対に言うと、固有部分以外のところは、他の候補問題を解くうちに自然と身につく、だから、意図的な練習は無用ってな次第です。

固有部分だけかっちり練習しておけば、ほかは作る必要は“そうない”ので、省略する、ってな塩梅です。

そして、作り方を『暗記』します。

たとえば、No.2の「確認表示灯の常時点灯」と、No.10の「確認表示灯の同時点滅」は、ガチ暗記しておくと、本試験で時間を取られません。

不幸にも、「施工条件」を変えられると落ちますが、変わることはそうありません。

取りあえず、今だけ、「暗記」で凌いでください。何とか受かります。

万全を尽くすより、少しでも受かる可能性の上がる「こと」を、やりましょう!(丸暗記は、推奨はしませんが、落ちるよりましです。)

最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べているのですが、文系ド素人にとって、あると便利なものを紹介しています。

たとえば…、

ホーザン 合格クリップ」や、

ホーザン 合格ゲージ P-925」や、

ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。

絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。

候補問題13の独学ノート【画像あり】‐第2種電気工事士・技能試験(平成29年度‐2017年度)の攻略、手順、注意事項

平成29年度(2017年度)の、第2種電気工事士の技能試験の「候補問題13」の独学者向けポイントを見ていきます。

問題攻略の前に、「電源線で準備運動‐こころとゆびを慣らす」に、ざっくり目を通してください。

13は「ふつう」

平成29年度(2017年度)の2電工・技能試験の候補問題13

候補問題13は、「ふつう」の難易度ですが、以下の対策を採れば、「カンタン」です。

本問は、受かる問題なので、遭遇したら確実に合格したいです。

本問の固有部分は、上記画像で一目ですが、「A(自動点滅器)」のところです。

しかし、当該部分は、おおむね「端子台代用」なので、そう難しくはありません。

他は、他の候補問題を消化するうちに、できるようになるものばかりなので、問題ではないでしょう。

A(自動点滅機)攻略

結論から言うと、「暗記」です。

「A(自動点滅機)」は、「端子台」で代用されるので、結線を丸暗記して凌ぎます。

ここは、他の候補問題にはない、特殊な付け方をします。

それは、「1つの端子に2本の電線を挿し込む」で、慣れていないと、100%戸惑います。

端子台「1」には、本線の黒、

端子台「2」には、本線とRの白2本、

端子台「3」には、Rの黒1本、

…と憶えてしまい、取り付け方を練習しておきましょう。

なお、数字は、問題の指定に従ってください。変わるときがあるので、大船に乗った気分は禁物です。

また、試験的には「暗記」ですが、CdS回路の理屈は、一通り、押さえておきます。

というのも、「施工条件」が変わる可能性があるからです。

思考なき丸暗記だと、問題を変えられただけで即落ちですので、“担保”として、端子台の背景と自動点滅器の理屈は理解しておいてください。

あと、大丈夫だと思いますが、「端子台」は…、

電線の被膜を剥き過ぎていると、『欠陥』で即落ちです。

ねじが、被膜を噛んでいると、『欠陥』で即落ちです。

言うまでもありませんが、「ねじを締め忘れている」「接続していない」「電線が外れている」でも、『欠陥』で即落ちです。

作業後は、必ず、テキストのお手本と比べて、遜色がないかどうかをチェックです。

油断せず、最低3回は、練習しておきましょう。

その他

本問では、馴染みのない「VVRケーブル(Aに接続)」が登場します。

大丈夫だと思いますが、フラットなVVFに比べると、外装剥ぎが厄介です。

2~3回は、練習しておくと、本試験では「ミスゼロ」です。

なお、VVRケーブルは、テキストや指導機関によっては、電工ナイフを使うところがあります。

しかし、わたしは、電工ナイフの取り扱いに不慣れなので、「ストリッパ」で作業しました。

ストリッパで、ぐにぐにと、切れ目を入れて、ペンチで引き抜き、んで、ビニールのゲバをストリッパの先で取り除きました。

VVRもストリッパで凌げるので、電工ナイフが苦手な人は、参考にしてみてください。

なお、念のため、本試験での注意を述べたいのですが、長くなるので「問題文は命取り‐絶対的注意事項」に述べています。併せて、お目汚しください。

最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べているのですが、文系ド素人にとって、あると便利なものを紹介しています。

たとえば…、

ホーザン 合格クリップ」や、

ホーザン 合格ゲージ P-925」や、

ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。

絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。

候補問題12の独学ノート【画像あり】‐第2種電気工事士・技能試験(平成29年度‐2017年度)の攻略、手順、注意事項

平成29年度(2017年度)の、第2種電気工事士の技能試験の「候補問題12」の独学者向けポイントを見ていきます。

問題攻略の前に、「電源線で準備運動‐こころとゆびを慣らす」に、ざっくり目を通してください。

12は「難」

平成29年度(2017年度)の2電工・技能試験の候補問題12

候補問題12は、候補問題の中でも、「」となっており、心してかかる必要があります。

本問で厄介なのは、言うまでもなく、固有部分の「PF管(合成樹脂性可とう電線管)」の施工です。

当該PF管は『欠陥』が「3つ」も取られる難所なので、慎重に作業する必要があります。

また、本工程では、「ウォーターポンププライヤ」を多用するのですが、職人や技術系の人なら問題ないですが、文系ド素人だと、当該道具の取扱いに、鉄工所並みに手を焼くことになります。

また、本問では、IV線を単独で使うため、普段と勝手が違います。施工に慣れておく必要があります。

まあ、PF管は、第11問のねじなし管(E 19)に比べたら、遥かに「作業数が少ない」ので、本問に当たったら、胸を撫で下ろしてもいいでしょう。

逆に言うと、本問は、PF管という難敵はいますが、それ以外は、“どうとでもなる”ものばかりなので、練習さえしておけば、合格一直線です。

PF管攻略‐欠陥ポイント

PF管の欠陥は、先に述べたように、3つあります。

1つ目の欠陥は、「ボックスコネクタの付け忘れ」です。

2つ目は、「ロックナットの付け忘れ」です。

3つ目は、「ロックナットの向きの間違い」です。

本試験という緊張する“時空”では、思いもよらないミスを犯します。

1つ目・2つ目の「ボックスコネクタ・ロックナットの付け忘れ」も、ふだんの練習ならやらないのですが、選りによって、本試験でやらかしてしまうのです。

練習のときには、PF管を手にしたら、丸っこいボックスコネクタを凝視して、「ここは欠陥・即落ち」と、“やばさ”を、頭に刻み付けてください。

そして、次の文言を憶えてください。

本試験では、部品が余ることがない」と。

ケーブルや予備部品とかはアレですが、主たる部品は、決して余りません。

組み上げた後、机の上に何かしらの部品が残っていたら、『ダメ』といった次第です。

3つ目の「ロックナットの向きの間違い」ですが、「つばのある側」をボックスの方に向けて、取り付けなくてはいけません。

必ず、要領を、テキストで確認してください。

間違えていると即落ちです。練習のときから、つばの有る無しを意識して、練習してください。

今年の試験から、当該「ロックナットの向きの間違い」は、『欠陥』扱いとなり、やらかしていると即落ちします。

神経質になるくらいで丁度よいので、しっかり意識して、練習しておいて下さい。

PF管攻略‐ウォーターポンププライヤ

以下は、文系ド素人向けの内容です。

「ウォーターポンププライヤ」なんてよー、お手の物だて、という名古屋弁の人は、無視してもらって結構です。

文系ド素人の人は、ウォーターポンププライヤによる締めに慣れていないので、きっちり練習しておかねばなりません。

1度2度の練習ではダメです。最低3回・推奨5回は、練習してください。

まず、「ロックナット」からですが…、

単にロックナットを手でくるくる回しただけでは、きちんと締められていません。

①ロックナットを、②ウォーターポンププライヤで押さえて、③ボックスコネクタを手で回す、という作業を経なくてはなりません。

締め付け不良だと、「欠陥」ですので、ゆめ、疎かにしてはなりません。

以下、文系ド素人へのアドバイスです。

1:馬鹿みたいに力を入れない。

力を入れて作業をするとロックナットの角を「なめて」しまい、ぐちゃぐちゃになり、欠陥の「部品損壊」を取られかねません。

そんなに力は要らないので、肩から力を抜いて作業してください。

逆を言うと、「力を入れないと回らないときは、何かが間違っている」と思いましょう。

馬鹿みたいに力を入れると、わたしのように、アウトレットボックスからロックナットが取れなくなります。

2:ウォーターポンププライヤは押さえるだけ

いいですか、ウォーターポンププライヤは、ロックナットを「押さえるだけ」です。

ウォーターポンププライヤで、ロックナットを回すのではありません。

回すのはボックスコネクタの方です。

回す『モノ』を間違えないでください。

ロックナットをプライヤでグイグイ回すと、ナットがバカになって、ボックスから取れなくなります。

ナットが馬鹿になると、最悪、「欠陥」で即落ちしかねません。

上のミスは、練習時にわたしもやってしまい、取れなくなってホント往生しました。今でも付いてます。

今後の練習にかなりの支障が発生します。テキストの手順を今一度確認してから、作業に臨んでください。

IV線単独

本問の難所は、先の「PF管」ですが、何気に戸惑うのは、「IV線が単独の、電線状態」になっているところです。

候補問題の大半はケーブルなのですが、本問では、物珍しくIV線で施工することになります。

要領的にはほとんど一緒なのですが、本試験で頭に血が上らないよう、こうするんだーと意識して練習してください。

なお、単独の電線トリオは、PF管に通すので、他の箇所に使ってはいけません。

まあ、1~2回練習しておけば大丈夫でしょう。

渡り線事情

支給材料のうち、黒の電線だけ微妙に長い場合、そこから渡り線を取ります。

例年、黒の電線だけが長いのですが、いつ、問題の指定が変わって、赤なり白になるかわかりません。

2電工の技能試験では、試験の開始前に、部品が揃っているかどうか、調べる時間が与えられます。

当該試験開始前の部品チェックのときに、IV線の長さを確かめ、どの色から渡り線を取るのかを、確定させておきましょう。

ほぼ黒のIV線でしょうが、『他の色のIV線から取る』ようになったり、他の問題のように『ケーブルから取る』ことも、十分に考えられるので、そのための措置です。

その他の部分

アウトレットボックスの接続の際は、お馴染みの「180度曲げ」で、凌いでください。

上記ひどい図のように、ケーブルを入れたら180度曲げて、ボックス上空をすっきりさせると、混乱しません。

そのほか、慣れておきたいのは、「管工事のケーブル採寸」です。

本問のPF管のように、『管』のある問題では、当該管部分のケーブルの寸法が、絶妙に異なる場合があります。

各自で、お使いのテキストなり先生の言うことに従って、寸法を取ってください。ちなみにわたしの使ったテキストでは、2~3センチほど、長めに採寸していました。

参考:2電工の技能:教材レビュー

ぶっちゃけいうと、ケーブルの長さは、『極端に短くなければいいだけ(指定の長さの半分以下ならアウト)』で、採点上、気にする必要はあまりありません。

ケーブルの採寸はかなりアバウトであり、指導機関やテキストによって異なり、「作業しやすい長さ」で切る人もいれば、「問題の指示通り」に切る人もいて、厳密に決まっていないのが実情です。

他と自分のが違うからといって、気にする必要はありません。

ちなみに、わたし自身のことを言うと、試験終了直後、周りを見渡したのですが、「自分のだけ」が、異様にケーブルが長かったのを憶えています。

(アレーこんなに長くていいの?!)と焦りましたが、試験の結果は『合格』でした。

先も言ったように、ケーブルの長さは極端に短くなければOKなので、使っているテキストに従って、施工してください。

なお、念のため、本試験での注意を述べたいのですが、長くなるので「問題文は命取り‐絶対的注意事項」に述べています。併せて、お目汚しください。

最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べているのですが、文系ド素人にとって、あると便利なものを紹介しています。

たとえば…、

ホーザン 合格クリップ」や、

ホーザン 合格ゲージ P-925」や、

ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。

絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。