「製造所等の基準」の「タンクの容量制限」の憶え方と語呂。独学者向け。乙4の法令の単元「製造所等の基準」でよく問われるが、そのままでは憶えにくい。本ページでは、「泣いた西住殿」などの語呂と憶え方を述べる。
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 危険物・乙種, 危険物・乙4‐勉強, 危険物・乙4‐法令, 危険物取扱者
「製造所等の基準」で頻出なのが、「タンクの容量制限」です。
ぶっちゃけ言うと、こんなもん、タンクメーカーか(三菱重工ではありません)、建物の設計者に言えよ、なんでこんなもん、実際に危険物を取り扱うオレらが知らんとあかんの?ですが、試験ですので黙って憶えましょう。
ま、当該論点は、憶え方があるので、さくっと消化してください。
きっちりと、数字で容量が制限されているのは、以下の3つです。
「屋内タンク貯蔵所」「簡易タンク貯蔵所」「移動タンク貯蔵所」の3つです。
反対に言うと、上記の3施設以外は、『無制限』です。
これをまず、頭に叩き込みます。
本試験では…、
「製造所では、20,000リットルまでしか貯蔵できない」とか…、
「屋外タンク貯蔵所では、40,000リットルまでしか保管できない」といった問題が出るからです。
先に挙げた3施設は数量の規制があり、それら以外は『無制限』であることを、しっかり頭に叩き込んでください。
さて、「屋内タンク貯蔵所」「簡易タンク貯蔵所」「移動タンク貯蔵所」の3つの暗記ですが、つまらない語呂があるので、紹介しておきます。
その語呂とは…、
かんたん異端審問で泣いたん?
…です。
…語呂の説明は…、
かんたんは「“簡”易“タン”ク」で、
異端審問は「“移”動“タン”ク」で、
最後の「泣いたん?」は「屋“内タン”ク」です。
実によくない語呂なので、力ずくで憶えても結構です。
当該論点は、タンク系に意識を払います。
というのも、タンク系の施設は、無制限の「屋外タンク貯蔵所」と「地下タンク貯蔵所」があり、そして、先述した容量制限の3施設(カンタン異端審問で泣いたん?)とが、混在しているからです。
受験生は、“タンク”がらみでよく間違えるのためか、しばしば本試験にて…、
「屋外タンク貯蔵所のタンク容量は、第4類危険物の場合は、20,000リットル以下である」
「地下タンク貯蔵所のタンク容量は、20,000リットル以下である」
…などと、出題者は、“意図的に”、受験生が混乱する問題を出しています。
タンク系は、制限のあるなしを意識して憶えましょう。
では、数字の覚え方に入ります。
すぐに憶えられるのは、「簡易タンク貯蔵所」です。
簡易タンク貯蔵所は、タンク1基につき、600リットルまでです。
数字の「6」を憶えるわけですが、5秒で終わりです。
簡易タンク貯蔵所→簡易タンク→かんいたんく→6文字→600リットル
…ってな寸法です。
なお、「簡易タンク貯蔵所」には、「タンクは3基まで」という規定もあります。
これは、3秒で終わりです。
…勘のよい方は、もうお分かりでしょう。
簡易タンク貯蔵所→簡易タンク→簡易→かんい→3文字→3基
…お粗末でした。
なお、当該タンクは、「同一の品質の危険物を2基以上設置できない」という規定もあるので、併せて憶えましょう。
移動タンク貯蔵所のタンク容量30,000リットル以下は、「移動タンク貯蔵所の主要な数字の暗記」で紹介した語呂で憶えます。
その語呂は、「日当3万、手当は4,000・2,000円」です。
タンクローリーの運転手は日当3万?!とイメージすると、即、頭に入ります。
(なお、上記数字は、あくまで試験用の憶え方であり、実情の数字ではないので注意してください。公言すると恥をかきます。)
いい語呂ではないので、前もって言っておきます。
屋内タンク貯蔵所の容量制限は、2規定あるので、ややこしいです。
1つ目…「指定数量の倍数の40倍以下」
2つ目…「第4類危険物は20,000リットル以下(第4石油類と動植物油類を除く)」
…となっています。
語呂は、「泣いた西○○」で、西以下の○○部分は各自アレンジしてください。
「泣いた」は、屋内タンク貯蔵所の「おく“ないた”んくちょぞうしょ」のところです。
「泣いた」としたのは、屋内貯蔵所や屋外タンク貯蔵所などと区別するためです。
「西」は、そっくりそのままで、「にし」→「2・4」といった寸法です。
先に述べた、2万リットルの「2」と、指定数量40倍の「4」と第4類の「4」に当たります。
西以下の○○は、たとえば、「泣いた西住殿」とか「泣いた西住みほ」とか「泣いた西住まほ」とか、「泣いた西周」とか「泣いた西郷隆盛」とか「泣いた西城秀樹」とか、「西」が付いていたら、何でも構いません。
自分にしっくり来る語呂を工夫して、暗記しましょう。
まず、「給油取扱所は、タンクの容量制限がない」ことを、しっかり頭に叩き込んでください。
しかし、給油取扱所には、「廃油タンク」の規定があり、「廃油タンクは10,000リットル以下」となっています。
本試験では、この規定をもじって…、
「給油取扱所は、タンクの容量制限は10,000リットルである」
…などと出されることがあります。
底の浅い受験生なら、さくっと狩られるはずです。しっかり憶えましょう。
ってな感じで、数字カウントと語呂などで、工夫してタンクの容量制限を頭に入れましょう。
おさらいすると…、
「かんたん異端審判で泣いたん?」
「日当3万」
「泣いた西住殿」
…です。
馬鹿馬鹿しいので、誰にも言わないでください。恥をかきます。
『心の軍師』に、『心の中だけで、語呂を唱えろ』と、助言してもらってください。
なお、勉強方法等は、「乙種4類の独学」を…、
独学向け教材については、「乙4のテキスト・問題集」をば、お目汚しください。
また、危険物取扱者について、適当かつ曖昧なことを、たとえば、「乙4合格後に取る資格」などを、ブログにまとめています。「危険物取扱者:ブログ記事」をばお目汚しください。
2017年1月7日 11:52 AM
★みんなとシェアする