胃・胆嚢・大腸・腎臓に関するビタミンのまとめ。登録販売者の「人体」では、各器官から産生される「ビタミン」の論点が頻出である。憶えていないと点は取れない。本ページでは、各器官の「ビタミン」をまとめているので、知識の整理や再確認ができる。
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登録販売者の試験科目「人体の働きと医薬品」の論点である、胃・胆嚢・大腸・腎臓では、「ビタミン」について問われます。
そこで、「ビタミン」に関するものについて、横断的にまとめています。
試験勉強の整理にお目汚しください。
胃そのものは、ビタミンを産生したりしませんが、「胃粘液に含まれる成分が、小腸におけるビタミン12の吸収に、重要な役割」を果たしています。
憶え方ですが、「ビタミン12」は、別名「コバラミン」です。
当該「コバラミン」の「コバラ」を、「小腹(こばら)」くらいに読み替えて、「小腹→胃」をひっかけて、「胃粘膜でビタミン12」くらいに憶えます。
んで、後半部分の「小腸におけるビタミン12の吸収」ですが、小腸の「小(しょう)」を、「小(こ)」と読み替えます。つまり、「しょうちょう」ならぬ「こちょう」です。
こうすることで、「ビタミン12」の別名「コバラミン」の「コ」と、「小腸(こちょう)」の「コ」とを繋げて、憶えることができます。
胆嚢は、ごぞんじ肝臓で産生された「胆汁」を濃縮して蓄える器官です。
胆嚢の「嚢(のう)」は、「袋:ふくろ」を意味します。胆汁を蓄えるから「ふくろ」なわけです。
さて、当該胆汁ですが、これに含まれる「胆汁酸塩(コール酸、デオキシコール酸)」は、脂質の消化を容易にし、脂溶性ビタミンの「ビタミンA」と「ビタミンD」の吸収を助けます。
憶え方としては、ビタミンAとDなので「AD(あしすたんとでぃれくたー)」くらいにもじって、「堪能なAD」といった語呂で憶えてしまいます。
言うまでもなく、「堪能」は「“たんのう”」で、「胆嚢」を示します。
なお、本試験では、「胆嚢は、胆汁を産生する」などと出題されます。もちろん「×」です。
胆汁は、肝臓で産生されます。
「胆嚢」は、先述したように、胆汁を貯蔵する「ふくろ」です。
大腸そのものは、ビタミンを産生したりしていません。
が、大腸にいる「腸内細菌」が、「血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要なビタミンK」を産生しています。
憶え方としては、「細菌」の「菌」の「KIN」の「K」と、ビタミン「K」を繋げて憶えます。
また、試験では、ビタミンの用途?も、問われます。
先述したように、ビタミンKは、「“血”液凝固や骨への“カ”ルシウム定着に必要なビタミン」です。
…もうおわかりですね。
「血液凝固」の「血」の「KETU」の「K」と、そして、「カルシウム」の「KARUSIUMU」の「K」を、ビタミン「K」と繋げて憶える、ってな塩梅です。
腎臓は、「ビタミンDを、活性型ビタミンD」に転換して、「骨の形成や維持の作用」があります。
憶え方ですが、「腎臓」→「ぢんぞう」→「DINZOU」と、無理やり読み替えます。
…もうおわかりですね。
「腎臓」は「DINZOU」で、当該「D」を、ビタミン「D」と繋げて憶える、ってな寸法です。
なお、後半の「骨の形成や維持の作用」部分は、「ビタミンD」の勉強と絡めて憶えましょう。
「ビタミンD」は、「カルシフェロール類」で、腸管でのカルシウム吸収や尿細管でのカルシウム再吸収を促して、骨の形成を助けます。
キーワードは、「くる病の予防」「骨歯の発育不良」などです。
「“カルシ”フェロール類」は、おなじみ「“カルシ”ウム」の「“カルシ”」と繋げて憶えます。
っと、ビタミンDの特徴は斯くの如しで、「カルシウム」や「骨」と強い関わりがあることが頭に入れば、自然と、腎臓が「骨の形成や維持の作用」していることも、憶えられるかと思います。
各器官に関するビタミンのまとめは以上です。
試験では、ビタミンの数字の部分が変えられて出題されたり、作用・効能を違ったものにして出題されたりします。
整理して憶えておけば大丈夫なので、正確に覚えていきましょう。
試験勉強の詳細や医薬品の勉強については「登録販売者の独学」を、独学向け教材については「登録販売者の教材レビュー」を参考をば。
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2017年10月27日 11:23 AM
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