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第38問:D種接地工事‐平成28年後期筆記‐第2種電気工事士の過去問解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

難易度は「ふつう」。文系ド素人でも取れる問題。本問は「D種接地工事」の問題である。要は、表を暗記しておけば1点取れる。通勤・通学時に表を何度も何度も目を通しておく。本問は「注意書き」を読んでないと解けないので、問題演習で慣れておく。平成28年の後期の筆記試験の第38問の過去問解説。

第38問は、ぶっちゃけ「知識問題」で、“規則でそう決まっているので、そう憶えるしかない”のであります。

「Ω」云々の記号が出るので計算でもするかと思いきや、「D種接地工事」の定番の表を憶えるだけ、という塩梅です。

当該表は、通勤や通学時に何度も目を通せば頭に残ります。

文系ド素人でも取れるので、確実に点にしましょう。

また、当該「D種接地工事」の論点は、ほぼ例年、問われる論点となっています。本試験では、本問が“即答”できるくらいになっておきましょう。

解説

先述したように、本問は「絶縁抵抗」の定番の表を憶えるだけです。

その表とは…、

…です。

おそらく、皆さんが使っているテキストにも、同様の表があるはずです。(ないなら、先の画像をスマホ等に保存して利用してください。)

後述しますが、この表を憶えて、言葉を当てはめるだけです。

問題冊子の余白部分に、先の表がスラスラ書けるようになっておきましょう。うろ覚えじゃダメです。

説明

配線図を見ると…、

…この部分の接地を施す電動機は、「三相3線式200V」を電源とする機器であることがわかります。

後は、先の表に当てはめるだけです。

使用電圧は「300V」以下となので、「D種接地工事」となります。

で、ここが本問の独自のところですが、「配線図」の問題文の注意事項に目を通します。

見るべきは、〔注意〕の「3.漏電遮断器は、定格感度電流30mA、動作時間0.1秒以内のものを使用してる」です。

ここを見ていないと解答できません。

先の表を見れば、「0.5秒以内に動作する漏電遮断機を施設する場合、500Ω以下」とあるので、「500Ω」まで許容されるという次第です。

説明

先の時点で、答えは出ています。

接地抵抗値の最大値は「500Ω」なので、ズバリ「ロ」と相なる次第です。

このように、先の定番の表を暗記していれば、さっくり解けてしまうという寸法です。

さて、電線の太さですが、これまた、先の表を憶えていれば、解答できるはずです。

太さは、表にあるように「1.6mm以上」です。

んなもんで、「ロ」で、間違いないといった寸法です。

なお、本規定には「移動して使用する電気機械器具の接地線で、多心コードまたは多心キャブタイヤケーブルの1心を使う場合は0.75mm2以上」という例外規定がありますが、2電工ではまず問われることはないでしょう。

まとめ

本問の「D種接地工事」の問題は、「知ってさえいれば解ける問題」です。

先述したように、余白にスラスラ展開できるくらいに、表を暗記してください。

また、本問は、「注意書き」を読んでいないと正解できない問題なので、こうした問題のあることを知っておいてください。

ま、本問は、文系ド素人でも正解できるので、確実に点にしましょう。

こういう問題をとることで、電気理論や電気工事、複線図といった難問の備えをする、といった寸法です。

なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、

独学向け教材については、「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」をばお目汚しください。

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