39問‐平成30年10月 二ボ公式過去問解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 平成30年10月 二級ボイラー技士の公式過去問の、第39問目の解説。本問は、水面測定装置を問うの問題です。数字を憶えるだけの知識問題です。「法令」で定番の出題なので、テキストを精読しておきましょう。

39問‐水面測定装置

 

 (クリックして拡大。)

 本問のレベルは「ふつう」です。

 「水面計」の取り付けについての規制です。

 こういうものとして憶えるしかありません。

 当該規制は…、

 水側連絡管は、管の途中に中高または中低のない構造にし、水柱管、ボイラー本体に取り付ける口は、水面計の最低水位より上であってはならない。

 …となっています。

 本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。

選択肢A

 選択肢Aですが、先の解説から、「水」が入ります。

 なお、選択肢の片割れの「蒸気」ですが、同趣旨の規制があります。それは…、

 「蒸気側連絡管は、管の途中でドレンのたまる部分がない構造とし、かつ、これを、水柱管、ボイラー本体に取り付ける口は、水面計で見ることのできる最高水位より下であってはならない。」

 …となっています。

 水側連絡管は、「最低水位より上であってはならない」です。

 蒸気側連絡管は、「最高水位より下であってはならない」です。

 混沌としてきますが、正確に、整理して憶えてください。両方とも出題実績があります。

 このページは、お気に入りにでも入れておいて、何回も見て、正確に暗記です。

選択肢B

 選択肢Bですが、先の解説から、「最低」が入ります。

 先も述べましたが…、

 水側連絡管は、「最低水位より上であってはならない」です。

 蒸気側連絡管は、「最高水位より下であってはならない」です。

 本問は、「水側連絡管」なので「最低水位」となります。

選択肢C

 選択肢Cですが、先の解説から、「上」が入ります。

 繰り返しますが…、

 水側連絡管は、「最低水位より上であってはならない」です。

 蒸気側連絡管は、「最高水位より下であってはならない」です。

 本問は、「水側連絡管」なので「上」となります。

答え

 設問は、「正しいものはどれか?」です。

 「A」は「水」で、「B」は「最低」で、「C」は「上」なのは、選択肢の「2」となります。

 答え:2

 次の問題へ。

過去問その他の問題

 本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。

 通勤・通学中にどうぞ。

構造10問

 1問:熱・・・「やや難」

 2問:ボイラー効率・容量・・・「ふつう」

 3問:鏡板・・・「ふつう」

 4問:空気予熱器・・・「ふつう」

 5問:計測器・・・「ふつう」

 6問:給水系統装置・・・「ふつう」

 7問:貫流ボイラー・・・「ふつう」

 8問:炉筒煙管ボイラー・・・「ふつう」

 9問:水位検出器・・・「難」

 10問:自動制御用機器・・・「ふつう」

取扱10問

 11問:ボイラー水の吹出・・・「ふつう」。

 12問:燃料油用遮断弁・・・「難」

 13問:ボイラー水位・・・「ふつう」

 14問:キャリオーバ・・・「ふつう」

 15問:スートブロー・・・「ふつう」。

 16問:ボイラー水管理・・・「ふつう」

 17問:酸洗浄・・・「ふつう」。

 18問:ボイラー清缶剤・・・「ふつう」

 19問:点火前点検・・・「やや難」

 20問:単純軟化法・・・「ふつう」

燃料・燃焼10問

 21問:引火点・・・「ふつう」

 22問:重油・・・「ふつう」。

 23問:重油加熱・・・「ふつう」

 24問:石炭・・・「ふつう」

 25問:気体燃料・・・「ふつう」

 26問:低温腐食抑制・・・「ふつう」

 27問:流動層燃焼方式・・・「ふつう」

 28問:ガンタイプオイルバーナ・・・「ふつう」

 29問:通風・・・「ふつう」

 30問:大気汚染物質・・・「ふつう」

法令10問

 31問:伝熱面積・・・「ふつう」

 32問:変更届・・・「ふつう」

 33問:使用再開検査・・・「ふつう」

 34問:鋳鉄製ボイラー規制・・・「ふつう」

 35問:鋼製ボイラーの安全弁・・・「やや難」

 36問:設置規制・・・「ふつう」

 37問:付属品管理・・・「ふつう」

 38問:定期自主検査・・・「ふつう」

 39問:水面測定装置・・・「ふつう」

 40問:掃除・修繕・・・「ふつう」

独学向け教材

 独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。

 ま、読むのがメンドウな人は…、

 過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、

 そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。

 わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。

PDF過去問の閲覧

 

 PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。

 本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。

 手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。

 他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。

 サブ機として、試験後も活躍するはずです。

 amazon参考‐Fire HD

二級ボイラー技士のこまごましたもの

 二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。

 ところで、二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。

 二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。

 乙4の勉強方法等は、「乙4の独学」を一読ください。

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