第3問は、鏡板の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
(クリックして拡大。)
本問のレベルは「ふつう」です。
「鏡板」の基礎的な知識を問うています。
なぜか当該「鏡板」は、試験に出るので、細かいところまで、押さえておきます。
本問の答えは、「こちら(番号のみ)」です。
選択肢1の「鏡板は、胴又はドラムの両端を覆っている部分をいい、煙管ボイラーのように管を取り付ける鏡板は、特に管板という。」ですが、正しい記述です。
前半・後半とも、正しいです。
前半の「鏡板は、胴又はドラムの両端を覆っている部分を言う」ですが、そのとおりです。
んで、後半の「管板」も、そのとおりです。
本選択肢はよく出るので、テキストでもチェックしておきましょう。
よって、当該選択肢は、「○」となります。
選択肢2の「鏡板は、その形状によって、平鏡板、皿形鏡板、半だ円体形鏡板及び全半球形鏡板に分けられる。」ですが、その通りです。
鏡板の種類の説明そのものです。
だんだん丸くなっていくので、その形まで、テキストで確認しておきましょう。
よって、当該選択肢は、「○」となります。
選択肢3の「平鏡板は、大径のものや圧力の高いものの場合には、内部の圧力によって生じる曲げ応力に対し、ステーによって補強することが必要となる」ですが、正しい記述です。
鏡板の補強を、ステー(補強材)といいます。
これも、ほとんどのテキストに、記載があるはずです。
よって、当該選択肢は、「○」となります。
選択肢4の「皿形鏡板は、球面殻、環状殻及び円筒殻から成っている。」ですが、正しい記述です。
よって、当該選択肢は、「○」となります。
なお、選択肢のいう「皿形鏡板」のみならず、半だ円体形鏡板及び全半球形鏡板も、同じ構成をしています。
ここまで憶えられるかという人も多いと思います。細かいところは、ざっくりでいいです。
というのも、こういう細かいところまで憶えなくても、他の選択肢が“明らかに間違い”な事が多いからです。他の選択肢で最終解答は出せます。
選択肢5の「皿形鏡板は、同材質、同径及び同厚の場合、全半球形鏡板に比べて強度が強い」ですが、誤った記述です。
「鏡板」のド定番論点の「強度」の問題です。
強度の強い順は、全半球形鏡板>半だ円体形鏡板>皿形の順番です。
皿形鏡板は、全半球形鏡板に比べて強度が弱いです。
よって、当該選択肢は、「×」となります。
当該強度は、本当によく出るので、ガチで暗記しておきましょう。
本問は、「誤っているものはどれか?」です。
正解:5
本問以外の問題は、以下のリンク先にあります。
通勤・通学中にどうぞ。
1問:熱・・・「やや難」
2問:ボイラー効率・容量・・・「ふつう」
3問:鏡板・・・「ふつう」
4問:空気予熱器・・・「ふつう」
5問:計測器・・・「ふつう」
6問:給水系統装置・・・「ふつう」
7問:貫流ボイラー・・・「ふつう」
8問:炉筒煙管ボイラー・・・「ふつう」
9問:水位検出器・・・「難」
10問:自動制御用機器・・・「ふつう」
11問:ボイラー水の吹出・・・「ふつう」。
12問:燃料油用遮断弁・・・「難」
13問:ボイラー水位・・・「ふつう」
14問:キャリオーバ・・・「ふつう」
15問:スートブロー・・・「ふつう」。
16問:ボイラー水管理・・・「ふつう」
17問:酸洗浄・・・「ふつう」。
18問:ボイラー清缶剤・・・「ふつう」
19問:点火前点検・・・「やや難」
20問:単純軟化法・・・「ふつう」
21問:引火点・・・「ふつう」
22問:重油・・・「ふつう」。
23問:重油加熱・・・「ふつう」
24問:石炭・・・「ふつう」
25問:気体燃料・・・「ふつう」
26問:低温腐食抑制・・・「ふつう」
27問:流動層燃焼方式・・・「ふつう」
28問:ガンタイプオイルバーナ・・・「ふつう」
29問:通風・・・「ふつう」
30問:大気汚染物質・・・「ふつう」
31問:伝熱面積・・・「ふつう」
32問:変更届・・・「ふつう」
33問:使用再開検査・・・「ふつう」
34問:鋳鉄製ボイラー規制・・・「ふつう」
35問:鋼製ボイラーの安全弁・・・「やや難」
36問:設置規制・・・「ふつう」
37問:付属品管理・・・「ふつう」
38問:定期自主検査・・・「ふつう」
39問:水面測定装置・・・「ふつう」
40問:掃除・修繕・・・「ふつう」
独学向けの教材については「教材レビュー」にその詳細を述べています。
ま、読むのがメンドウな人は…、
過去問は、「詳解2級ボイラー技士過去6回問題集」を使い、
そして、テキストは、本格版の「一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集」か、簡易版の「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」を使用します。
わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
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二級ボイラー技士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「二級ボイラー技士:ブログ記事」をばご参考ください。
ところで、二級ボイラー技士と相性のよい資格に、「危険物取扱者 乙種4類」があります。
二ボ合格後の取得資格に、狙うといいと思います。二ボと乙4の2つ持ちは、かなり多いです。
乙4の勉強方法等は、「乙4の独学」を一読ください。
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