独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

毒物劇物取扱者の農薬のまとめ‐アルファベット系その1‐EDDP、MPP、BPMC

毒物劇物取扱者試験で問われる農薬系の毒物劇物のうち、アルファベットで表記されるEDDP、MPP、BPMCをまとめました。

使用するテキストや、受験予定の都道府県によっては、傾向が“微妙に”異なってくるので、参考程度にご利用ください。(農薬の出題が著しく少ないところもあります。)

以下に、EDDP、MPP、BPMCのポイントをまとめます。細切れ時間などで消化してみてください。

EDDP

EDDPの用途は、「有機リン系殺虫剤」「防カビ剤」。

液体。

最初の「EDD」部分に注目して、「EDを治すドリンク(Drink=液体)」くらいに憶えるとよい。

そのほかの特徴は、「無色または、淡黄色・淡褐色」、「特異臭」「水にはほとんど溶けない」、「有機溶剤にはよく溶ける」がある。

なお、農薬系の毒物劇物は、水に溶けないものが多い。よって、大雑把に「水に溶けない」と憶え、溶けるものが出てきたら、丁寧に憶えるとよい。

用途だが、「防カビ」と、他にないものなので、よく狙われる。「EDDP=防カビ」と、しっかり覚えること。

ところで、EDとは、男性機能があまり働かない状態のアレである。

MPP

MPPは、別名「フェンチオン」。有機リン系の殺虫剤。

液体。

最初の「MP」部分に注目して、「MP(マジックポイント)の回復する“液”」くらいに憶えるとよい。

そのほかの特徴は、「無色または、淡黄色」、「弱い特異臭」「水には溶けない」、「有機溶剤には溶ける」がある。

BPMC

BPMCは、カーバメイト系の殺虫剤。中毒時は、「硫酸アトロピン製剤」を用いる。

稲のツマグロヨコバイやウンカを駆除する。

固体。

最初の「BP」部分に注目して、「VIPな奴(=固体)」くらいに憶えるとよい。

そのほかの特徴は、「白色、または、淡褐色」がある。

「MC」部分に注目して、「MC(司会者)には、白い奴と褐色な奴がいる」くらいにこじつける。

あと、「水には溶けない」、「有機溶剤には溶ける」がある。

続きは「その2」まで。

毒物劇物取扱者、合格してました。

毒物劇物取扱者を受けてきました。

以前から気になっていたのですが、「化学」の存在がネックで、遠巻きにしていました。

しかし、近年、危険物取扱者の甲種も取ったし、登録販売者も受かったしで、挑戦してみた次第です。

試験は、例年通りの問題だったので、運よく合格した、といった次第です。

以下、恒例のアレです。

合格発表の日なので、さっそく、公式で確認します。

当方、大阪府での受験だったので、上の画像は大阪府のそれです。どきどきする瞬間です。

“味も素っ気もない”数字の羅列の中から、自分の受験番号を発見して、終了といった塩梅です。

合格証

なお、大阪府では、合格証は、各自で請求します。

このように、切手を張った返信用封筒を送付することになります。

受付期間は、HPだと「4日間」くらいしかないので、必要な人・欲しい人は、即、申し込まねばなりません。

届いた合格証は…、

…で、コピー用紙よりかは、よい紙質でした。受験料「10,500円」が無駄にならずに済みました。

以上、大阪府の毒物劇物取扱者の合格証事情でした。

これで、1つ、片が付きました。

なお、勉強方法等は「毒物劇物取扱者の独学」を、使用教材については「教材レビュー」を参考ください。

毒物劇物取扱者の解答は2回チェック‐サンプル問題あり

結論から言うと、「2回チェックして解答すると、ケアレスミスを防ぐことができる。その分だけ、失点を抑えられる」ってな寸法です。

ノーマルな「他項選択式」試験は、普通に選択肢を判別すれば、それが、ストレートに「最終解答」となります。

しかし、毒物劇物取扱者試験の最終解答は、「正しいもの(誤ったもの)の“組み合わせ”を選べ」という形式がほとんどです。

そのため、①選択肢の1つ1つを判別し②その正誤を元に解答番号を選ぶ、という「2つの作業」を行うことになり、予想外のミスをやらかすことがあります。

サンプル問題‐典型的に間違える

わたし個人が完全に間違えたのは、上記の問題でした。

細かいアレは飛ばしますが、本問を計算すると出てくる数字は、「2」なのです。

しかし、解答番号を、よく見てください。

選択肢2番が「1.0」です。

選択肢3番が「2.0」です。

んなもんで、この場合は、「選択肢の3」を最終解答することになります。

しかし、なのです。

本試験等で緊張していたり、ふだんの勉強時でも焦っていたりすると、最終解答を間違うのです。

わたしのケースだと、計算結果が「2」だったので、そのまま、なんら意識することなく、選択肢の「2」をマークしていた、ってな次第です。

解答や計算の過程がすべて合っていても、最終解答を間違うという、典型的なケアレスミスをしてしまった、という塩梅です。

このように、毒物劇物取扱者試験は、最終解答をマークするときにも、注意をしなくてはならない、といった塩梅です。

なお、先のサンプル問題の解説を述べておきます。

0.5mol/ℓの塩酸が100mlあるわけです。んなもんで…、

0.5/1000*100=0.05

…で、「0.05mol」の塩酸が含まれていることになります。

んで、中和するのは、「NaOH」なので1価です。

んなもんで、そのまま、NaOHの「0.05mol」分のグラムを求めればよいことになります。

問題文の指示から、「23+16+1」で、「NaOH」の「1mol」は「40g」です。

0.05mol:Xg=1mol:40g

X=0.05*40

X=2

…となる次第です。

たくさんある

先のサンプル問題は、典型的に間違えやすいものですが、毒物劇物取扱者には、このクラスの問題がそこそこあります。

先に述べたように、ほとんどの問題が、「正しいもの(誤ったもの)の“組み合わせ”を選べ」の形式のため、選択肢を判別できた喜びのまま突っ走って、最終解答を間違えることが多々あります。

これを防ぐには、最終解答を選ぶ際は、「2回、正しく選べているかどうかチェックする」だけです。

たとえば、選択肢1が「正」で、選択肢2が「正」で、選択肢3が「誤」なら、最終解答を選ぶ際は…、

「正・正・誤」で最終解答を選ぶ→解答番号“仮”決定

再び、選択肢の判別「正・正・誤」を目にして、鉛筆やペン、指で確認しつつ、「正・正・誤」で最終解答を選ぶ→解答番号決定

・・・といった感じで、2回チェックして、最終解答を下すってな寸法です。

毒物劇物取扱者の試験問題の1つ1つは、そう難しくありません。

そのため、勢いで解答してしまって、取れる問題を取りこぼすおそれが『大』です。

ほとんど合っているのに、ケアレスミスをしてしまい、その失点で落ちてしまうほど、悔しいものはありません。

2回チェックして解答する」を、日々の試験勉強のときから留意して、ケアレスミスを徹底的に押さえ込んでください。

こういうとアレですが、試験慣れしているわたしですら、間違えます。

「ケアレスミスをするだろう」ことを前提に、試験に臨んでください。