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毒物劇物取扱者の農薬のまとめ‐カタカナ系その2‐劇物-カルタップ、ジクワット、1,3‐ジククロプロペン、ダイアジノン、メトミル

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

毒物劇物取扱者試験の「一般」と「農業用品目」では、毒物劇物のうち、「農薬」系の毒物劇物が問われる。本ページでは、当該農薬系のうち、カタカナで表記される農薬のうち「劇物」であるカルタップ、ジクワット、1,3‐ジククロプロペン、ダイアジノン、メトミルをまとめている。“こじつけ”に近い憶え方なども併せて説述する。

毒物劇物取扱者試験で問われる農薬系の毒物劇物のうち、カタカナで表記される「劇物」のカルタップ、ジクワット、1,3‐ジクロロプロペン、ダイアジノン、メトミルをまとめました。

なお、農薬の出題は、都道府県によって、異なります。よく出るところもあれば、あまり出ないところがあるので、受験予定地の傾向に沿って勉強してください。

んでは、以下に「劇物」のカタカナ系農薬を見ていきます。

カルタップ

カルタップの用途は、「殺虫剤」。

田んぼの農薬である。稲のニカメイチュウを駆除する。そのほか、野菜のコナガ、青虫を駆除する。

別名は、「パタン」。

パタンと倒れるカルタップ、くらいに憶えるとよい。

白色の粉末で固体。

パタンと倒れる白い粉、くらいに憶えるとよい。

水に溶ける。有機溶剤には溶けない。

カルタップは、日本で開発された農薬で、国内・国外でよく使われている。そのためか、試験によく出るので、必ず特徴を憶えること。

ジクワット

ジクワットの用途は、「除草剤」。

ジクワットを「スクワット」にもじって、「スクワットしながら草取り」くらいに憶えるとよい。

ところで、「除草剤」には、毒物の「パラコート」がある。

参考:カタカナ系その1

淡黄色の吸湿性結晶で、固体。

黄ばんだシャツでスクワット、くらいに憶えるとよい。

そのほかの特徴には、「水に溶けやすい」「アルカリ性で不安定」がある。

誤飲した場合、数日して障害が出ることがあるので、症状の有無を問わず医療機関に受診すること。

1,3‐ジクロロプロペン

1,3‐ジクロロプロペンがよく出る都道府県もあるので、要注意の農薬である。大阪府ではよく出た。

1,3‐ジクロロプロペンの用途は、「殺虫剤」。センチュウや土壌害虫を駆除する。

1,3‐ジクロロプロペンの「プロ」に着目し、「プロ用の殺虫剤」くらいに憶えるとよい。

淡黄褐色の透明な液体である。

「液体」で「有色」なので、正確に憶えること。

本試験では、「1,3‐ジクロロプロペンは、無色の結晶性固体」などと出題された。

そのほかの特徴には…、

臭いあり。

腐食性あり。

有機溶剤に溶ける。

…がある。これらもよく出るので、確実に暗記する。

ダイアジノン

ダイアジノンの用途は、「有機リン系殺虫剤」。

アブラムシ類やコガネムシの幼虫、ニカメイチュウやクロカメムシを駆除する。

無色の油状液体である。

ダイアジノンのダイアジを「大味」ともじって、「大味で水あめのように(=無色)どろっとした(=油状)液体調味料」くらいに憶える。

そのほかの特徴には…、

臭いあり。

水にはほとんど溶けない。

・・・がある。これらもよく出る。

メトミル

メトミルの用途は、「カーバメイト系の殺虫剤」。大阪府では、「キャベツ等への害虫駆除に用いられる」と出題された。

殺虫剤は、多くが有機リン系だが、メトミルはカーバメイト系なので、正確に憶える。

白色の結晶固体である。

メトミルの「メ」を「目」にもじって、「白目」くらいに覚えるとよい。んで、「目」なので固体。

そのほかの特徴には…、

硫黄臭あり。

水に溶ける。メタノールに溶ける。

・・・がある。

これらもよく出る。押えておいて損はない。

以上が、「劇物」のだいたいのカタカナ農薬である。

カタカナ農薬の「毒物」は、「その1」まで。

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