独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

やり過ぎないこと

お勉強は、製造機械の如く、淡々とこなしていくことが基本的なスタンスでございます。
調子がよくてやりすぎてはいけません。
1時間当たり100個しかできない機械が突然、150個も200個も生産できるようになったのはどこか故障した証拠でございます。
ラッキーと思って、そのまま機械を使い続けると、予期しないトラブルに巻き込まれるものでございます。
結局のところ、合否を決めるのは、お勉強時間でございます。
キチンとバージョンアップ・メンテナンスをして、たくさんのものを生産できることが明らかになってから、「やりすぎ」を追求なされば良いのでございます。
やりたいときに、気が向いたときだけ、たくさんがんばっても、成果には繋がらないものでございます。
やりすぎは、「やらない」の前身でございます。
やりすぎてしまうと、どこかでオーバーヒートを起します。
先ほどの機械でいえば、消耗品たる部品が磨耗しきったのと同様なのでございます。
こうなっては、元に戻すのがしんどくなるのでございます。
わたくしは、気合を入れて数日だけがんばる人よりも、1日に1分・3分・5分という短い時間であっても、1ヶ月のあいだ、ちょっとでも続ける人を評価するものでございます。
なぜなら、短い時間でも、それこそが行動の源泉に変化するからでございます。
短い時間であっても、繰り返すことで、お勉強への機縁を増やすことができるのでございます。
めんどくせめんどくせめんどくせめんどくせめんどくせ
と思っており、「5分しかやらんぞ」と思っていても、いざ作業に入ると10分・20分・30分とお勉強ができるようになるのでございます。
『ついつい』お勉強をしてしまうのでございます。
お勉強の前は、イヤイヤイヤ状態であっても、お勉強に入ると、フッと作業に入ることができるようになるのでございます。
しんどくて5分でやめても、それが規定どおりなので、それはそれでオッケーなのです。
お勉強に没頭できるようになるのが、短い時間でも繰り返すことの、功徳でございます。
結局のところ、5分で終わるときよりも、その何倍もの時間を、お勉強に投入してしまったということになってしまうのでございます。

(さらに…)

イメージ目のラジオ体操

先日は縁あって、アレコレとイメージトレーニングをググッたときの印象をススメといたしました。
本日は、そのイメトレ調査の残滓でございます。
本格的なイメージトレーニングは難しそうなので、簡単なことに限定してやってみようと思いました。
そこで、目の体操に取り入れることにしたのでございます。。
ま、ぶっちゃけ、目の疲労はお勉強の大敵でございまして、目の疲労で、やる気は即、なくなるものでございます。
机上の電気を消してお勉強すれば、身をもって能率の8割減を体験できることかと存じます。店じまいセールでもこのような割引率はございません。
わたくし、目が疲れてきたら、いつも「目のぐりぐり体操」をやっております。
このぐりぐり体操は非常に簡単で、目をつぶって眼球を上下左右、各5回づつやるという行為でございます。
上下左右が終われば、右回転・左回転を各5回。
この眼球運動をやると、いかに目というものが筋肉によって調整操作されているのか分かるかと存じます。
目が疲れきると、眼球がスムーズに動かない、つまり、目の周りの筋肉がパンパンなんだということがご納得いただけるかと思います。
ま、このぐりぐり体操をやるときにですね、いつもは普通に動かしていただけなのですが、そこに「ラジオ体操」のイメージを重ね合わせてみたのでございます。
「腕を前から上に上げて、背伸びの運動〜♪」
とまあ、ラジオ体操の動きを眼球でなぞってみたところ、これがなかなかおもしろいわけでございます。
跳躍運動をなぞって、目を激しく上下してみると、ほんとスッキリして、目が軽くなったものでございます。
「べんきょうがなかなかできないんですよー」
という人には、目の疲労に注意!!とさんざん言って参りました。
何度いっても、無理を重ねてバタンキューという人・疲労回復を図らない人が多かったので、本日以降は「お勉強は、小さい文字を見て目が疲れるので、目のラジオ体操でコリをほぐしてください」と言おうと思ったわたくしでございました。

(さらに…)

戦慄のイメトレ

イメトレとは、イメージトレーニングでございます。
わたくし自身、イメトレというものがよくわからなかったので、ググってみました。
すると、たいがい「ポジティブ」に「積極的に」などという、ちょっと距離をとりたい言葉が多く出てくる感がいたしました。
まー、「ポジティブ」も「積極的」も、三日もすれば色あせるので、時々服用なさるがよろしいでしょう。
わたくしは、ときどきですが、最も「ネガティブ」なイメトレモドキをやっております。
今日のススメでは、ネガティブイメトレ、冠して「戦慄のイメトレ」を、ご紹介したく存じます。
「戦慄のイメトレ」は、元プロレスラーの故ジャンボ鶴田さんから学んだものです。
鶴田さんの著書に「受験は格闘技だ」という御本がございます。
ジャンボ鶴田選手は、肝臓の病気に倒れ、プロレスという仕事を続けることができなくなりました。
そこで一念発揮して、大学院にてコーチ学を学ばんとして、筑波大学大学院にお進みになられました。
そのときの受験のエピソードを一冊にまとめたものでございます。
本書での印象的なエピソードは、「自分の仕事であるプロレスができなくなったら、どんな仕事に就くだろうか?」と自問自答した出来事でございます。
アマではオリンピックまで出場し、プロの世界では完全無欠のエースといわれ、ファンを虜にしてきたエリートレスラーが、プロレスをやめた後の仕事に「屋台」を引くことくらいしか思いつかなかったと、本書にて独白しております。
受験勉強時は、落ちたときの自分を想像すると戦慄したと述べております。
『屋台はいやだ。いや屋台云々の以前に、その他の選択肢がないことが辛い。』
『大学院に行けば、コーチになって後進の育成もできる。教鞭も取れる、生活の安定が図れる』
などなどと、考えながら、日課のお勉強の励みにしたとのことでございます。
「ポジティブ」に「積極的」に考えても、どこか、そこには空虚さが伴うのでございます。
一方、ネガティブに考えたことは、どこか現実味があるのでございます。
お勉強をしていて、ときにやる気が失せ果てるときがございます。
このようなときには、「ポジティブ」に「積極的」に考えても、大火の前の杯モドキで、あまり状況の改善には至りません。
根源的なやる気がなくなりそうなときは、最もネガティブに考えるべきなのです。
落ちたら結局のところ、これまでやったこと、ガマンしたこと、テキスト・問題集代の全てが無駄になるとお考え下さい。
そして、その時間があればなにができたか、これまた「戦慄のネガティブイメージ」のスパイスになります。
ま、旅行はできますね、車のメンテもできますね、お墓参りもできますね、、、後回しになっている、今やっていないことは、本当にたくさんあるものなのです。
ほんま、アレもコレもできるんや、と思い返せば失っているものの多さを実感できることと存じます。
「ポジティブ」に「積極的」に考えると良いときとは、もっと勉強量を増やしたり、演習量を増やすときに行えばよろしいかと存じます。
一方、「戦慄のネガティブ」は、「やりたくない」「めんどくさい」ときに、ちょっとでも進めておこうかという「あと一歩の思考」でございます。

(さらに…)