独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

座るだけ座る

わたくしたちは人間でございますから、毎度毎度のこと、お勉強できないときもあるのでございます。
8月のように、うだるように暑い1日を過ごせば、グッタリするものでございます。
買い物にでも行けば、バケツで水をぶっ掛けられた如く、汗みどろになるもの。
そうなると少々の休息では、お勉強への気力・体力が間に合わなくなるものでございます。
このようなときには、とにもかくにも、お勉強する場所に座ってみることでございます。
時間がきたら、とにかく座ってみることでございます。
座るだけでも座ってみようとするわけでございます。
とにかく30分、机の前にて過ごすことでございます。
座ってみれば分かることでございますが、何もしないまま机の前に座るというのは、しんどいものでございます。
学生時代の嫌いな授業を思い返していただければ、鮮やかに、手持ち無沙汰なぬるめの疲労感が味わえるかと存じます。
要領としては、「なーんもすることがないまま、30分、机の前に居ること」を以って、本日のお勉強の代わりにするものでございます。
人間、何もしないまま机の前に居ることほど、くたびれるものはないのでございます。
ですから、ま、5分ほど「ぼーーー」とすれば、ボンヤリすることに飽きてくるものでございます。
あまりに疲れていて突っ伏してしまうなら仕方がございませんが、だいたい、普通の疲労状態なら、テキストの2〜3ページには目を通せるものでございます。
何もしない「ぼー」とするしんどさの代わりに、多少のお勉強で埋めるというわけでございます。

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節目を制する

お勉強をするには、生活を変えなければいけないわけでございます。
しかし、なかなか変えられないものが生活でございます。
基本的に、生活を変えるために、人格や性格を変える必要はないのでございます。
もっとがんばらなくっちゃ、とひたすら反省する前に、テレビを窓から投げ捨てたり、パソコンのコードをはさみで切った方が生活は変化するものでございます。
また、お菓子のまるしげやコンビニ、酒屋のある道を避けたほうが、はるかに生活は変化するものでございます。
とはいえ、テレビやパソコンを捨ててしまうのも、お菓子やお酒を絶つのも、清水の舞台からクレジットカード・キャッシュカード入りの財布を投げ捨てるほどの勇気が要るものでございます。
わたくし、パソコンだけは公私ともに、捨てることなど到底不可能なのでございます。チョコレートもなくてはならない、生活とココロの唯一の栄養源でございます。
ですから、まずは、自身の不可能性を把握することが重要でございます。
なくてはならぬものである!
この認識こそ、「じゃあ、どうすんの?」という発想に繋がるのでございます。
そこまで考え至れば、あとは簡単でございます。
基本的な生活の節目を、よく観察するのでございます。
さすれば、お勉強から外れてしまうときとは、または、自分の意図とは反する生活に流れてしまうときとは、「ある一瞬の間の処理」が至らなかったことが分かるのでございます。
「間」とは、次の行動から次の行動へ移るときに発生するものでございます。
帰宅して夕食、なのに帰ったらなんとなく、ビール→宴会まっしぐら。
夕食後にお勉強と思いきや、夕食→なんとなく明日の天気をネットで調べる→〇〇なサイトへ。
洗濯物の取り込まんとして窓を開ける→のらねこ発見→ワイン片手に煮干をサカナに餌付け。
「間」とはまさに、「魔」とあてるのがふさわしく存じます。
「魔」の時間に入るときというのは、ホント軽い気持ち、それか無思考の状態なのでございます。
「お、」くらいのニュアンスでございましょう。
であるが故に、どんな意志力の持ち主でも、かんたんに体を崩されてしまうのでございます。
生活を変えるのは、節目である生活の間を制することでございます。

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半歩先

「毎日、少しづつ、コツコツと」
試験勉強のコツは、毎日続けましょう、といわれております。
まさにその通りなのでございます。
コツコツとは、歩み少なくても、最終的には賄いますよ、ということでございます。
この「コツコツ論」の真髄は、無用のエネルギーの消耗を抑えることでございます。
お勉強とはその80%が、半歩先のこと、いや、明日やること、、、いやいや、今日やること、、、いやいやいや、今日の夜にやることを考えるのでございます。
得てして、お勉強をしている人は不安になって、50歩・100歩どころか、数十キロ先のことを考えていることがあるのでございます。
要するに、合格しなかったら、、、落ちたら、、、こんな勉強で間に合うのか、、、なんだかんだ考えるのでございます。
究極的にいいますと、そんな先のことについて、答えてくれる情報というのは、この世のどこにも存在しないのでございます。
はっきりいえば、どんな賢人も知りません。
賢人はこういうことでしょう。
「そんなこと考えてばかりだと、落ちるよ」と。
「ないもの」を「ある」と思って行動するのは、しんどいことなのでございます。
これほどエネルギーの大量消費はございません。
ストーブをたきながらクーラーをつけるが如きでございます。
ま、先のことばかり考えれば、ノイローゼになるのがオチでございまして、まさに鬼が大笑いしておりましょう。
『情報が無い、というのも1つの情報』なのでございます。
数ヵ月後のことをやれといわれてもできません。
数キロ先のサッカーボールを蹴れ、といわれてもできるわけありません。
半歩先を考えるメリットは、やりやすいという点でございます。
それでも、「今」、それはできるでしょ、ということでございます。
迷いのあるときは、とにかく何かの作業で埋めてしまい、落ち着いてから行く末のことを思い馳せば良いのでございます。

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