独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

お用事

急な用事は、入るものでございます。
黄金の勉強計画も、「パリにいかん?」のひと言で崩れるものでございます。
何か大きな用事やトラブル、アクシデントがひとたび発生するや、とてもじゃありませんがお勉強はお留守になるものでございます。
当然、これまでの同じようなテンポで、お勉強はできないものでございます。
余計な用事ができたのにもかかわらず、これまでと同じ質と量のお勉強がこなせるならば、おサボリしてきた証左でございますよ。
根本的な間違いというのは、お勉強というのは常に一定の分量をこなさなければならない、という妄信でございます。
「だし」1カップと聞いて、昆布・かつおだしではなく、ブイヨンを思うが如くでございます。
確かに、ブイヨンも1種のだしではございますが、そのだしで味噌汁はできないものでございます。
微妙な勘違いが、無用の焦りを生むのでございます。
わたくしが思うに、このような1種のアクシデントや用事が急に発生したときは、天が与え給う、お勉強の見直しタイム・点検期間だと考える次第でございます。
定時点検は、お勉強にも有用な概念でございます。
たとえば、これまで1時間の時間を確保できたのに、用事等で無理っぽくなったときは、10分でできること「だけ」するのでございます。
たとえば、もくじを見直す、重要語句の確認「だけ」でございます。
あーだこーだやっていると「用事」が裁けないものですから、他人様から見れば「こんなんベンキョなん?」といわれるくらい、淡白にサッササッサ、あっけなくやるものでございます。
経験上、このような超短期のお勉強のときにやったことが、意外に記憶に残り、用事終了後のお勉強に大きく資することが多いのでございます。

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浮気は禁止

浮気は損気でございます。
どんなに隣のお食事がおいしく見えても、それは幻でございます。
どんなに自分のうちの庭が汚く見えようとも、それはそれで美しいものでございます。
結局のところ、幻想では心は満たされることも無く、とび色の現実でしか埋まらないものでございます。
テキストの選択でも、浮気は禁止でございます。
テキストはお勉強の伴侶でございます。
テキストの決定は、よくよくお考えの後に行うが吉でございます。
簡単に決めたら、「ド」えらい目に遭うのは必定でございます。
テキストを代えるのは、よっぽどの御理由がない限りお控えになるのがよろしいかと存じます。
わたくしは、メインとなるテキストに変更があったのは、一度もございません。
「キミトハアソビナンダヨ」という感じで選んだことは多々ございます。
原始的な基礎力をつけるためのテキストであったりと、別れを前提としたテキストの利用でございました。
これで、がんばっていこう!と思ったテキストを代えたことはございません。
使ってみたらイマイチだったというのは多数ございますが。
しかし、代えるには至らなかったのでございます。
テキストの変更は、離婚に似ているのでございます。
フト、テキストを代えたくなるのも人情でございましょう。
毎日、古ワラジを見るのもいやになってくるものでございましょう。
しかし、テキストを代える当たっては、以下のことをお考え下さいませ。
努力不足じゃない?
工夫不足じゃない?
期待しすぎじゃない?
このみっつの質問で、古ワラジでももう一度はこうかな、と思い直すものでございます。
離婚原因が、酒を飲む、バクチをする、なら離婚をオススメします。
お病気でございますし、直りませんから。
テキストでいえば、誤字脱字は多い、記述が間違っている、肝心かなめが抜け落ちている、などが該当するかと存じます。
こんなテキストはお病気でございますし、出版社も直しません。

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欲を持って欲を制す

お勉強は、何かを犠牲にして行うものでございます。
やりたくないナァと思いながらも、自分を鼓舞して時間を費やすものでございます。
〇〇したいなぁ、と思いつつテキストや問題集を開く日々でございます。
このとき犠牲になるのは、自分の「欲」でございます。
自分のビール欲やテレビ欲、お菓子欲を、いけにえに供えてこその、お勉強でございます。
しかしながら、どんなにガマンしたとしても、これらお勉強の犠牲になった諸欲は、無くなったものではないのでございます。
消え去ったものではないのでございます。
どこかでコッソリと身を隠しただけで、時が来れば爆発するものでございます。
生きかたのじょうずな人というのは、この爆発を小出しにするなり、大爆発させるなりして、むやみやたらに貯めない人のことを申します。
お勉強の犠牲になった諸欲は、消えさっておりません。
お気をつけ下さい、必ずどこかで爆発しますです。
無理して欲を押さえつけたときほど、この爆発は強力になるのでございます。
大きな爆発にさせないためには、欲のエネルギーをじょうずに発散させることでございます。
結局のところ、「欲には、欲で埋める」しかないのでございます。
時々人は、自分が何を欲しているのか、よくわかっていないときが多いのです。
先日に申しました、不純なエネルギーで燃え上がる人というのは、欲を以って欲に当てている方でございます。
自分が何を欲しているか、良くわかっている方なのでございます。
欲をなくすのではなく、欲を変化させているのでございます。
クソダンナやクソ上司の顔を見たくない!ということほど、強い欲は無いことでございましょう。
お勉強に不当なガマンは損でございます。

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