独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

ひかえめに

15分考えてわからないことは、今のあなたにはできないことでございます。
しかし、なぜだか、人はわからない問題に執着するのでございます。
わからなくていいのに、執着するのでございます。
資格試験のお勉強で大切なのは、問題それ自身の難しさではなく、
解ける人が何人いるか、でございます。
みんなが解ける問題なら、執着なさらないといけません。
しかし、みんながみんな、解けない問題でございましたら、
ほっといて、鼻毛のお手入れをしていれば、いいのでございます。
受験生なんて、みんな、同じようなものでございます。
まあ同じテキスト、まあまあ同じ問題集、そして、ココがポイントなのですが、
100%同じ過去問を使っているのです。
ひかえめに、という日本的で美しい言葉がございます。
この「控えめに」という言葉に、無理やり当て字をしますと、
控えの間の目で、見ましょうということでございます。
ちょっぴり利害関係者から外れたら、物事はよく見えるものでございます。
難しい問題にあたれば、誰もが、
「こんな問題を解けるようにならないといけないの?」と、
不安になるものでございます。
そんなときは、問題そのもののムズカシさよりも、問題の難しさの性質を見るべきなのでございます。

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良くない緊張

本試験のときには、誰も緊張するものでございます。
努力した人ほど、緊張するものでございます。
緊張にも、良いものと悪いものがございます。
良くない緊張は、先日申しましたように、日々のお勉強での緊張の質によるのでございます。
お勉強を済ましても、なんだか気分が晴れず、内面の緊張が高まっているのは、よくありません。
とうぜん、このよくない緊張は、本試験のときにピークを迎えます。
そうすると、「物理的に」脳みその中に記憶ができあがっていても、上手に記憶から情報を引き出せなくなっているものでございます。
蓄積された「よくない緊張」が、本試験のときだけ、化学変化を起して「すばらしいテンション」になることは稀で、だいたい、凡ミス・馬鹿ミスをして、涙で枕をぬらすものでございます。
就職、転職、人事異動、仕事が忙しいときや、育児・子育て・家事、姑対策等でてんてこ舞いなのに、
いきなり、難しいなぁと思う資格試験を目標にするのは、統計的に、確率的に、
失敗するものでございます。
あたりまえになったコトワザですが、「二兎追うものは一兎も得ず」というコトバが、その発生以来、なぜ現代までに生き残っているかをお考え下さいまし。
平成の歌姫が、いまやどこで活動しているのかわからない御時世でございますよ。
ですから、ご自身の毎日の体調や感情をしっかり見て、それに平行して進めて行けばいいのでございます。
資格のお勉強が、ビジネス・投資計画、人生計画までに高まっている人は稀でございます。
資格のお勉強のほとんどは、自分を高めるための作業です。
そして将来への布石です。
長い期間で、お勉強を見るのがポイントです。
受験期間・平均勉強期間は、一応の目安ですが、
この目安は、一般の統計情報と同じで、
「血」は流れていませんことよ。

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良い緊張

緊張というのは、嫌なものでございます。
とはいえ、この緊張感がないと、何も始まらないのでございます。
というのも、この緊張感を乗り越えることで、人は成長するのでございます。
また、人生の達人といわれる人は、
実にウマク、緊張という生理現象を、利用するからでございます。
緊張とは、行動のエネルギーのけた数を上げる生理現象でもあるのです。
普段は100円ショップやまるしげのお菓子で暮らす女性が、未来の旦那さまには高級スーパーで買ったフィレ牛肉でおもてなしするが如きでございます。儚いおもてなしではございますが。
上手に緊張を、保ち、維持、そして解消する一連のプロセスをマスターすれば、
赤提灯で時間を潰すことも、
厚化粧の熟練オネエ様のお店に行くことも、
家に帰る足取りが重くなるのを、
配偶者に騙されてしまうことも、
かなり、多くの部分を防ぐことができるのでございます。
へたな緊張とは、一時的な緊張を減らすだけでございます。
長期的に見れば、内面の緊張は減じるどころか、
逆に高まっているという状態なのでございます。

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