「やらないことを決めてみる」のもお勉強のひとつでございます。
アイデアや発想の世界では、ひとつのルールがございます。
それは、ひとつのことに「3分以上は考えない」ということでございます。
というのも、3分以上考えても良い考えがでるわけでもなく、たとえ考えついても、妙なひねり・無理があって使い物にならないからでございます。
お勉強にも、この3分ルールは応用可能でございます。
問題演習時の1題あたりの投入時間と考えてよろしいでしょう。
テキストの難解な箇所の読解時間と考えてよろしいでしょう。
「〇分打ち切り」のルールを設けるが吉でございます。
こどもさんの「テレビは1日2時間・ゲームは2時間」と制限のと同じでございます。
お勉強にも制限時間を設けていないと、「後にならねばわからない問題」に時間を投入する無駄を犯すわけでございます。
わたくしたちは、お勉強となると、何かをすることばかり考えるのでございます。
読まなくちゃ、解かなくちゃ、という意識に振り回されがちになるのでございます。
独学でのお勉強で困ることは、「時間をかければわかるものなのか」「時間をかけようが、ある程度勉強が進んで、峠を越えていないとわからないものなのか」の判断に苦しむことでございます。
個人的な経験になりますが、わたくしの打ち切り時間は30分でございます。
テキストや問題集の前でウンウン唸るのは、30分を限度としておりまして、それを過ぎるとゴミ箱に投げ捨てます。
「知るか、ボケ!」「わッからんわ!ハゲ!」との愛の手を加えれば、さらにスッキリすることでございましょう。
わたくしは、30分以上、難しいことで脳をフル回転しておりますと、ウォーズマンの如くカラダから煙が出るからでございます。
基本的に、本試験でも1問に30分をかけると不合格一直線でございます。
打ち切りルールは、本試験での問題に手をつけるか否かの訓練にもなるのでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2006年9月1日 8:46 AM |
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決断することは、「最終的に」大切になるのでございます。
決断とは、その他を断つということでございます。
決めたこと以外を放棄するからこそ、集中して取り組めるようになるのでございます。
集中して取り組むからこそ、安定した結果と実力を養うことができるのでございます。
逆にいえば、何も放棄することなく何かを決めることなど、できない相談なのでございます。
何かを捨てる思い切りが、決断の肝要でございます。
「決断」が重要でないとしましょう。
何かを決定しなくても結構です。
何もやめなくても結構です。
決断は重要ではないからです。
しかし、物事の進み具合を考えてみましょう。
決めても決めなくてもいいのですから、今日やろうが明日やろうが、どうでもいいです。
お勉強の時間を生むために、何かを短縮したり、切り詰めたり、制限することなど、しなくてもよいことになります。
今日は仕事に行くけど、明日は行かない。行かなくなるのは浴びるほど飲む深酒。稼いだお金は全て酒かお肉。調子のいいときはガンガン仕事をして稼いでくるが、そのぶんハデにバクチやオンナに突っ込んで素寒貧。
まーこういう無頼な人が、わかりやすい「決断なき」お人でございます。
程度の差こそアレ、こうなってしまうと、いきあたりばったりを地でいく生活となりましょう。
常識的に考えても、このような無頼が、生産性に富んだ生涯を送るとは考えにくいのでございます。
こう考えると、決断がないほうが、お勉強の成果が少なくなると考えられるのでございます。
指針もなく、方針もなく、方向や方角さえわからなくなるからでございます。
「お勉強」をするかもしれませんが、合格への寄与度は微小でございましょう。
「お勉強」をしてもしても、進まない、まさに孤海の無風状態でございます。
決断すると何かを犠牲にしなければいけませんが、モノゴトを進めるに当たっては犠牲を差し出した方がラクになってくるのでございます。
「決断なし」は、そのときそのときはラクチンで気楽でございますが、だんだんと「何をやっているのだろう?」という「昼間なのに五里霧中」に悩まされるのでございます。
「なにやってんだろ?」と思ったときは、決断不足かもしれません。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2006年8月31日 3:56 PM |
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朝三暮四とは、内実は同じなのに、言われ方を変えただけで納得してしまうお馬鹿さんを諭すためのコトワザでございます。
目先の違いにとらわれて、全体のことに気づかないコトでもございます。左遷なのに、「支社長、昇進おめでとう!」というが如きでございます。
朝三暮四は、サルのエサやりが舞台でございますが、オキテは資格試験が舞台でございますので、お勉強でひとひねりしててみたく存じます。
お勉強においても、朝三暮四は含蓄のあるコトワザでございます。
お勉強は、そのやる時間によって進み方が変わってくるのでございます。
お勉強に1番よい時間は、実は、朝方なのでございます。
なぜなら、疲れていないからでございます。
時間というのは、単位で計れる時間と、感覚で把握する質のお時間がございます。
お勉強は、単位ではなく「質」が重要でおます。
朝のお勉強時間の質と、夜のそれとは違っていることを体験してみてくださいませ。
なぜ、昼から始まる仕事が少なくて、8時か9時の始業が多いのかというと、できるだけ会社の仕事には「朝のよい時間」を投入していただきたいからでございます。
昼になっての出勤、夜からの出勤などは、違う特殊能力が必要とされるお仕事なのでございます。
お勉強のコツは変化でございます。
うまくいっていなければ、変えたらいいのでございます。
うまくいっているのでしたら、そのままの現状を維持すればよいのでございます。
うまくいっていないのに、わざわざ、その環境や状況を保つ意味がございません。
傷んだ野菜や、特売で買った変色してしまったステーキ肉、賞味期限過ぎの牛乳を、後生大事に冷蔵庫で冷やし続ける必要などないのでございます。
ゴミの日が来れば、鼻をつまんで捨てればよいだけでございます。
お勉強の変化もコレと同じでございます。
お勉強が、朝「0」暮「7」でございましたら、変えてみるのが吉でございます。
いっぺんにお勉強時間をとるのも、意外にスケジュール管理がめんどくさく、実際のお勉強の負担も増えてしまいがちでございます。
朝「1」暮「6」や、朝「2」暮「5」といった分散のお勉強の方法もありでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2006年8月30日 12:04 PM |
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