独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

朝三暮四でも結構です

朝三暮四とは、内実は同じなのに、言われ方を変えただけで納得してしまうお馬鹿さんを諭すためのコトワザでございます。
目先の違いにとらわれて、全体のことに気づかないコトでもございます。左遷なのに、「支社長、昇進おめでとう!」というが如きでございます。
朝三暮四は、サルのエサやりが舞台でございますが、オキテは資格試験が舞台でございますので、お勉強でひとひねりしててみたく存じます。
お勉強においても、朝三暮四は含蓄のあるコトワザでございます。
お勉強は、そのやる時間によって進み方が変わってくるのでございます。
お勉強に1番よい時間は、実は、朝方なのでございます。
なぜなら、疲れていないからでございます。
時間というのは、単位で計れる時間と、感覚で把握する質のお時間がございます。
お勉強は、単位ではなく「質」が重要でおます。
朝のお勉強時間の質と、夜のそれとは違っていることを体験してみてくださいませ。
なぜ、昼から始まる仕事が少なくて、8時か9時の始業が多いのかというと、できるだけ会社の仕事には「朝のよい時間」を投入していただきたいからでございます。
昼になっての出勤、夜からの出勤などは、違う特殊能力が必要とされるお仕事なのでございます。
お勉強のコツは変化でございます。
うまくいっていなければ、変えたらいいのでございます。
うまくいっているのでしたら、そのままの現状を維持すればよいのでございます。
うまくいっていないのに、わざわざ、その環境や状況を保つ意味がございません。
傷んだ野菜や、特売で買った変色してしまったステーキ肉、賞味期限過ぎの牛乳を、後生大事に冷蔵庫で冷やし続ける必要などないのでございます。
ゴミの日が来れば、鼻をつまんで捨てればよいだけでございます。
お勉強の変化もコレと同じでございます。
お勉強が、朝「0」暮「7」でございましたら、変えてみるのが吉でございます。
いっぺんにお勉強時間をとるのも、意外にスケジュール管理がめんどくさく、実際のお勉強の負担も増えてしまいがちでございます。
朝「1」暮「6」や、朝「2」暮「5」といった分散のお勉強の方法もありでございます。

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朝令暮改で結構です

大きいことを決断するときは、時間をジックリかけるのが吉でございます。
ざまざまな条件・可能性を考慮に入れつつ、考えるのがよろしいのでございます。
受験を決意するのは、「決断」レベルでございます。
合格しやすそう、だから軽々しく受けたりするとヒドイ目に遭うのでございます。
意外に払う犠牲やコストが大きくて、イライラしちゃうのでございます。
「結構、おトクじゃない!」という、ちょぴりプチリッチなランチを食べて、お愛想のときに「サービス料」が加算されることに気付き、とたんに「うわーなんかものごっつぅ、損した・高いもん食べた気分」になるのと同様でございます。
金額からしたら、サービス料なんて鼻毛のような些少な額でございますが、「追加的」というのは幾分も高く・きつく・過大に感じるものでございます。
後でコッソリ、レシートを・領収書をなんども眺めてしまうものでございます。
どの試験を受けるかは、ジックリ考えるべき内容です。
下手したら、どえらい損をこくかもしれないからです。
負担に耐えられず、やめてまうこともございます。
とはいえ、日々のお勉強の予定は、結構、適当でよろしいのでございます。
節目さえコントロールできれば、よいものでございます。
四半期とか模試とか、そういう期限を念頭にお勉強していけばよいのでございます。
日々のノルマに追われるのは、お仕事で十分でございます。
節目となる期限へ向けて、追い込むのが、ノルマ主義は関の山でございましょう。
「今日は何々をしよう」
と日程を決めていても、何かと突発的にアクシデントは起きるものでございます。
日々のお勉強は、毎日続けることが大切ですが、必ずしも、日々の日程を完全消化する必要はないのでございます。
朝、コレをやろうと思っていても、意外に疲れたので、夜はちょっとだけでも結構なのでございます。
日々のお勉強は、朝令暮改で結構でございます。
しかし、受験への決意・節目の期限のふたつは、ぽんぽん変えることは厳禁でございます。
大切なのは、日々のお勉強は適当だからといって、ご自身の大事な「決意」までゆるがせないようにすることでございます。

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メニューに迷ったら

メニューに迷うときは、えてして、おなかが普通のときでございます。
おなかが一杯であれば、注文に迷うことはありません。
コーヒーか紅茶といった飲み物を頼むことでしょう。
おなかがいっぱいのときに、「ボリュームランチ」といった、なんの捻りのない注文はなさらないかと存じます。
おなかが空いていると、量が多いお料理に目が行くものでございます。
ビッグとんかつやヘビーグラタンというメニューを前にして、くちの周りを脂まみれにしている自分、ホワイトソースを一心に掻きこむ自分を想像するのは、極上の楽しみでございます。
「サービスほにゃらら」という文言が付いていれば、さらに想像の味は風味を増すでしょう。
『サービス餃子・スタミナ満点』。。。『サービスビッグピッツァ・食べ放題』。。。『杏仁豆腐、サービス!』。。。嗚呼!
さて、お勉強をしていると、Aもしなくちゃ、Bもしなくちゃ、Cもしないと。。。嗚呼!無情!と混沌とすることが多々ございます。
つまり、お勉強のメニューに迷っているのでございます。
この迷いは、自分のおなかの状態、すなわち自分が何をすればいいのか、じっくり考えていないのでございます。
どれも、全てが、等しく重要である、てなことはありません。
優先順位をつけることができます。
おなかの状態は、多くの人が体感的に把握できるのでございます。
あたまの状態は、体感的には把握できないものなのでございます。
こればっかりは、ちょっとばかり時間をとって、優先順位を決めて、処理する過程を決めておかねばならないのでございます。
記憶にあるかないか、で優先順位をつけるのも立派な優先順位でございます。
頻出かそうでないか、も優先する順位でございます。
勉強時間の大小で、やるかやらないか、先にやるか、後日にまわすかを決めるのも、立派なお勉強の部分でございます。
30分のお勉強時間があれば、25分はテキストか問題集に費やし、5分は作業の仕分けにあてるがようございます。
迷うのは、ほんとうに時間の無駄でございます。
しかも、実にならないのが現実でございます。

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