イチロー選手は、よく塁に出ます。
彼は、1塁を走り抜ける瞬間、「よし!」とか「セーフ!」と叫ぶとのことでございます。
おちょこちょいの審判なら、つられて「セーフ」といってしまいそうです。
ま、そんなおばかさんの審判も少ないでしょうけど、アウトかセーフの「ギリギリの微妙」ラインになったとき、ジャッジに影響がないとも言い切れません。
イチロー選手の掛け声が、審判自身も気付かないところで作用して「いるかもしれない」わけでございます。
イチロー選手には、バッティングが優れている、足が速い、に加えて彼なりの工夫があったのでございます。
「勝つためにはなんでもする」姿勢が、今のイチロー選手のバックにあったわけでございます。
なんでもする、は少々語弊のある言葉でございますので、「勝つためにはどんな工夫でもする」と言い直してみたいのでございます。
こんかいは勝つための工夫として、イチロー選手に倣いたく思います。
お勉強中、自分の作業にどのようなコメントを付与させるかを考えてみたく存じます。
毎日毎日、「ガンバルガンバル」だけでは、ガンバルマンでさえガンバレないのでございます。
お勉強のときどきに、シックリくるコメントを入れることができれば、やる気も存続できるものでございます。
名言格言も、時々にはようございますが、わたくしたちに必要なのは、日々の日課のお勉強をなんとしてくれるコメントでございます。
問題が解けないが、もうそろそろ寝ないといけない時間。
このような場面を設定してみましょう。
非常に引っ掛かるストレス多き場面でございます。
このようなときに、コメントの工夫は生きてくるのでございます。
「臨機応変にやめるのだ!」と、バカボンのパパのように一言発すれば、「これでいいのだ!」でお勉強を終え、ラックリ寝ることができるのでございます。
芥川龍之介のくもの糸のように「極楽でも、ケースバイケースでございましょう。」と発すれば、執着する愚かさを悟ることができましょう。
ばっさり切りたいときは、「見てわからんモンは、聞いてもわからん」(堀場雅夫)でフテネをするがようございましょう。
「花のことは、花に聞け。試験のことは試験に聞け。オレはしらん」と空也さんふうに語るも、弥陀のお計らいでございましょう。
料理研究家・岸朝子さんのように、「たいへんダメダメでございますね」といえば、さっくりやめることもできましょう。
よいコメントは、新鮮な気分になるものでございます。
家具をどけたときに目にする、日に焼けていない畳モドキが、よきコメントでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2006年9月13日 11:51 AM |
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日々、お勉強に励まないといけないのはわかっております。
しかし、アレもコレもやらなくちゃ、と思って焦るのもお勉強の真実でございます。
がんばるのは結構でございます。
しかし、がんばるだけではいけないのでございます。
「〇〇のあるがんばり」がよろしいのでございます。
〇〇にあたるものは、タイトルにある「優先順位」でございます。
優先順位と申しますと堅苦しいので、「張りのあるお勉強」といえばわかりやすいでしょう。
お勉強にも優先順位がございます。
お勉強の優先順位がわかると、スムーズに学習が進みます。
お勉強の日々の日課を、スムーズに効率的に裁くことができれば、それだけで合格率は跳ね上がるものでございます。
某外資系銀行は、大口のお客様には、ハイグレードのサービスをたくさん付与して継続的な商売を望み、小口の方には通常のサービスを提供しております。
ま、お化粧でも顔の凹凸や個性を生かして、目立たせる箇所はしっかり映えさせ、見せたくないモノはぼんやりとした土木工事を行うことと存じます。
優先順位・メリハリとは、これらと同様でございます。
要するに、優先順位の上位にあるのモノは、価値が高いのでございます。
価値があるとは、こう考えると納得できます。
タイトルにあるように、掛け算の発想でございます。
そう、優先順位1位にあるものには、「×10」ポイントが入るのでございます。
優先順位2位には、×3のポイントしか入らないのでございます。
3位、4位、5位の順位には、適当に「×1.5」「×1.25」「×1.1」程度に考えればよろしいでしょう。
そう、優先順位1位にあるものは、やるとすごくオトクなものを設定すべきなのでございます。
4位や5位は、特にやらなくてもよいものを設定するのでございます。
全部に乗数を「×5」などとしてはいけませんし、平均して「×3.3」などとするのはご法度でございます。
アピールにならない箇所に、時間をかけてメイクしないでしょ、ということでございます。
アレもコレも、というのは、本質的にしなくてもよいものがたくさん含まれております。
(あ、この表現は、あなた様のお顔にアレでアレなパーツが多いというわけではございませんよ。)
「コレは×10だよね」という、価値の判断こそ、お勉強を裁く冥利なのでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2006年9月12日 12:01 PM |
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「がんばるだけじゃ結果がついてこない」のが、お勉強の極意でございます。
やるからには、効率的にやらねばいけない宿命なのでございます。
しかし、資格は多種多様あり、これといった共通項を抜き出せないものでございます。
とはいえ、最大公約数的なものをあげろといえば上げられるわけでございます。
今回のススメはこの共通的な「使えるかもね・ネタ」をご提供させていただく所存であります。
使えそうなら、つまんでくださいませ。
基本的に、お勉強は枝葉末節の作業でございます。
そこに罠がございます。個別・各論に迷いこんでしまうのです。
木の葉っぱや枝だけを見て、「この木はナンだろう?」と考える人は、愚かです。
考え続ける人は、おそらく、バカチンでしょう。悟れるかもしれませんが。
木の専門家なら、木の枝や根っこを見て、「答えることはできる」かもしれませんが、わたくしはそのような専門家に仕事を頼みたくはありません。
「全体の写真が実物を見せてもらえます?」と逆質問してくれる専門家こそ、役に立つ専門家でございます。
「何でこれをやっておるのじゃろう?」という疑い。
「そもそも、いったいなんやねん?」という疑念。
「効果あるのかしらん?」という疑惑。
『目の前のお勉強』の位置を、確かめるのも大切なのでございます。
疑惑の目も、お勉強のノウハウのひとつでございます。
効率的なお勉強とはと、うまくいかなくなったときに、燦然と姿を現すものでございます。
日々のお勉強を楽にするのが効率的学習とはいわないのでございます。
「あらーなんかずれてんな」
「すんごい、無力感に包まれる」
「最終的にトンチンカン」
このようなときに、なんでやってるのか?をハッキリさせる『分岐点』に戻れるかということでございます。
戻ることができなければ、さらなる迷路に迷うだけでございます。
戻ることができれば、自分に足りないもの・演習不足だったもの・省いていたものが、見えてくるのでございます。
ですから、ピンポイントに自分の弱点にたどり着き、補強工事ができるのでございます。
こっちにいってみるかという、違う選択を取ることもできましょう。
突破の可能性が、分岐点にはふんだんに残されているのでございます。
手ごたえとは、自分が掴むものでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2006年9月11日 12:03 PM |
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