独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

ムリ・ムダ・ムラは増やすんや!

今日も、また、「ムリ・ムダ・ムラ論」でございます。
この「ムリ・ムダ・ムラ論」は、考え出すと奥が深いのでございます。
完全にムリ・ムダ・ムラをなくすと、お勉強は潤いをなくし、早晩、無条件放棄に至ります。
限界までムリ・ムダ・ムラをなくすと、人間的に生長する機会を失ってしまいます。
コレとは逆に、ムリ・ムダ・ムラばかりでは、実力はつきませんし、一向にやる気も生まれません。
緊張感なき舞台では、俳優は必死にならないのと同様でございます。
やる気分は作業から生まれますので、行き当たりばったりの作業だと、やる気がお体にチャージできなくなるのでございます。
このようにやりすぎてもやらなすぎてもいけないのが、ムリ・ムダ・ムラ論の背後にあるのでございます。
そもそも、お勉強とは、コレまで生きてきてそんなに必要でなかったことを、意図的に意識的に「強いて己に課す性質」がございますから、「ムリ・ムダ・ムラ」と相性がよろしいのでございます。
お勉強の問題の多くは、これらのバランスでございます。
バランスが崩れたときは、ちょっとずつ微調整するがよろしいのでございます。
小麦粉をキッチリ計るときには、手づかみでやらないのと同様でございます。
小さじを使って微調整するかと存じます。
ムリ・ムダ・ムラも、ちょっとだけ調整すればよいのでございます。
ムリ・ムダ・ムラは、ちょっとだけ増やすがよいのでございます。
ムリ・ムダ・ムラが生まれるとき、それは「過剰の〇〇」が原因なのでございます。
過剰なやる気が無理を生み、過剰な合格意識が無駄を生み、過剰な学習意欲が斑を生むのでございます。
ちょっぴりでよろしいのでございます。
1日に10問こなしていきたいが、今は、5問やればへとへとになる状態ならば、こうすればよいのでございます。
1日目、5問。2日目、5問。3日目、5問。4日目、5問。5日目、5問。
6日目、6問。7日、6問。8日目、6問。
9日目、お休み。
10日目、7問。11日目、7問。12日目、7問。
13日目、8問。14日目、8問。
15日目、9問。
16日目、休む。
17日目前後に10問やってみる。
という勘定を、わたしならするものでございます。
ムリを効かせて問題演習をしても、その量がそれ以後に続かなければ打ち上げ花火同様でございまして、効果が続かないのでございます。
それよりも、今日は5問した、へとへとだけど、次の問題の選択肢1つくらいは「ムリ」をして読んでおこう、くらいの漸進主義を数週間取るのがよろしかろうと思います。

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ムリ・ムダ・ムラは効かんのや!

今日も、「ムリ・ムダ・ムラ」についてのススメでございます。
先だって申し上げたように、この「ムリ・ムダ・ムラ論」は、かならず、例外なくお話が長くなります。
説教や小言で「ムリ・ムダ・ムラ」を省けという趣旨が発生した暁は、お体のモードをチェンジしておくことをお薦めイタシマス。
ギアを一速にして、体は動かさない脳内ヨガをやられるがよろしいでしょう。
そちらのほうが、有意義でございますから。まともに相手をしているとご飯がまずくなるので、ほどほどにご服用されたし。
止まれ、本題に戻る(司馬風に
「ムリ・ムダ・ムラ」が、お勉強にとって邪魔になるのは、ご理解いただけたと存じます。
しかし、お邪魔虫であれば、なぜ、根絶されないでいるのでしょうか?
ムリ・ムダ・ムラの罠、それは「ムリ・ムダ・ムラ」が効いてしまうのでございます。
何らかの効果を生んでしまうからこそ、罠に引っ掛かるのでございます。
無理は、現状の壁をぶっ壊す起爆剤になるときがございます。
無駄は、なんでもないことから、新たな発見や趣味を見出したりと、偶然の喜びがございます。
斑(むら)は、実はカラダやココロを休める、ゆったりした時間でもあります。
「ムリ・ムダ・ムラ」には、意外な成果が付いてまわるので厄介なのでございます。
「無理」などは、みなさま、ご経験がおありで、わかりやすいのではないでしょうか?
「無理だナァ」と思っていて、一生懸命チャレンジした結果、その難題を突破できたときは、無上の喜びがあるものでございます。
しかし、気をつけていただきたいのは、無理(無駄・斑)を効かせたとしても、結局は一時的なものなのでございます。
「効く」のは、年に一回くらいしかない、お祭りのようなものでございます。
日常に「ムリ・ムダ・ムラ」を、恒常的に取り入れるのをおやめなさい、ということでございます。
無理な計画に無理を重ねれば、いつかはバベルの塔の如く崩壊いたします。
無駄な作業ばかりやれば、肝心の点数を挙がる論点・問題を落とすものでございます。
斑のあるお勉強だと、せっかくやった内容を、自分から忘れようとしているものでございます。
では、お勉強から完全に「ムリ・ムダ・ムラ」をなくせばいいのか?というと、もったいないのも事実でございます。
「ムリ・ムダ・ムラ」は、ちょっぴりの「隠し味」の概念でアプローチするのでございます。
5問、問題演習をしてグッタリだけど、ちょっぴり無理をして次の問題の選択肢1個だけやってみる。
お勉強のときに、まったく関係のない、前後に脈絡ないので箇所を読んでみる。
中日(なかび)を設けて、適当にやる日を作り、ノンキなだらだら勉強をやってみる。
効果的に長期間にわたってのお勉強は、「ムリ・ムダ・ムラ」を隠し味として、スパイスとして利用すれば、張りが出て深みが出るのでございます。
しかし、入れすぎは、クセになるので厳禁でございます。

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ムリ・ムダ・ムラを探すんや!

先日のススメの「ムリ・ムダ・ムラ」の被せでございます。
使えるネタは最後まで使う、慢性的なネタ不足のオキテでございます故、ご了承願いたいものでございます。
さて、本日のススメは「ムリ・ムダ・ムラ」を、どのように見つけるか?をテーマに、昼食のひと時を過ごしたく思います。
基本的に、お勉強の問題の多くは、「ムリ・ムダ・ムラ」をなくせば、解決するようになります。
解決しないのは、お勉強のどこかにムリ・ムダ・ムラが巣食っているからでございます。
「ムリ・ムダ・ムラ」は、ご自身で発見するしかございません。
改善に繋がる「ムリ・ムダ・ムラ」なんてものは、非常に個別的なものでございまして、他人から指摘されると、よくなるどころか怒りと憎悪の炎に包まれるがオチなのでございます。
ですから、親しい人からのアドバイスは、あまり有効ではございません。
親しい人とは、親しくできる人同士であるから、親しくなれるのでございます。
憎悪の火に油を注ぐようなまねはしないからこそ、付き合っていけるのでございますよ。
逆に、むかつく人から、「あなたの当に適った、適切なアドバイス」を与えられるものでございまして、また、この内容・言い方が「カチン!!」と来るのでございます。
もちろん、従うどころか、アドバイスを聞く聞かない以前の問題になるのでございます。
ですから、ムリ・ムダ・ムラは、ご自身で見つけ出して潰すしかないのでございます。
見つけ出すのに必要なことは、バランスの取れた現状認識でございます。
1+1を、「3」と答えていれば、どんな簡単な算数も手に負えないことでございましょう。
まずは、素直に原因と結果を見直すことが、必要になるのでございます。
日々の生活の、あたりまえのことを、わからないときが多いのです。
当然過ぎて、見過ごしていることが「ムリ・ムダ・ムラ」を見つけるきっかけになります。
解決すると進歩する問題点は、なにか精神や心理や哲学といった深いところにはありません。
だいたい、目の前にあります。

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