「かまへん」とは、関西圏の方言で、「オッケー、OKok、猫灰だらけ」という意味でございます。
お勉強においては、ムリ・ムダ・ムラは受容されるものでございます。
ビジネスでは、「ムリ・ムダ・ムラ」は、忌避されるべきものでございまして、また、回避・阻止できるものでございます。
なんぜなら、ビジネスは数量可能性が高いからでございます。
数字で表現・把握できる部分が多いからでございます。
ですから、お仕事では「ムリ・ムダ・ムラ」をなくせと言われ、言うことができるのでございます。
3日納品を2日にせよ、と考えることができるのでございます。
しかし、お勉強では、そうは問屋が手形を受け取りません。
(((゚Д゚;))) ガクガク
お勉強では、これまでよい成績を収めていても、本試験で落ちることもございますし、その逆も多くの事例があるのでございます。
「アナタノゴウヒハンテイハ、Dデゴザイマス。ゴウカクリツ、30%デス。ダメダメデゴザイマスネ。アハハ」
模試にてこのような判定が下されようとも、合格する人は星の数ほどございます。
お勉強の数量可能性は低いのでございます。
ムリ・ムダ・ムラの効果を、数字でキチンと把握できていない以上、ビジネスのようにすっきりした形で「ムリ・ムダ・ムラ」に対応できないのでございます。
1日100問する人。
1日10問限定でしかしない人。
どちらがよいかといえば、一概にはいえないのでございます。
1日100万、売り上げる人。
1日10万、売り上げる人。
ビジネスでは、明らかに前者が優れているといわざるを得ません。
お勉強における「ムリ・ムダ・ムラ」は、幅が大きいのでございます。
ビジネスにおける「ムリ・ムダ・ムラ」は、幅が狭いのでございます。
お勉強においては、ムリ・ムダ・ムラが、意外な効果をもって現れてくるものでございます。
無理をすることは、量をこなすトレーニングとなります。
無駄をすることは、視点の変化を生み出すことができます。
ムラっ気は、気の詰まりやギスギス感を和らげてくれます。
逆に、過分なムリ・ムダ・ムラを犯せば、合格は遠のいてしまうことでございます。
そのあたりの塩梅が、楽しいところであり、やっかいなのがお勉強でございます。
スランプで落ち込み、もやもやしてたことが、本試験前での確固たる「乗り越えた自信」になることもございます。
わたくしは、お勉強に必要なのことは、単純で素朴な信心と考えるものでございます。
「まー結局は、うまくいくんだけどね」
てな感じの、曖昧で適当で、しかし、芯がある気持ちを持つことでございます。
不合理だから、非効率だからと、切り捨ててばかりでは、結局のトコ、合格してもいかがな御人格に育ってしまうものでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2006年9月8日 11:51 AM |
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今日も、また、「ムリ・ムダ・ムラ論」でございます。
この「ムリ・ムダ・ムラ論」は、考え出すと奥が深いのでございます。
完全にムリ・ムダ・ムラをなくすと、お勉強は潤いをなくし、早晩、無条件放棄に至ります。
限界までムリ・ムダ・ムラをなくすと、人間的に生長する機会を失ってしまいます。
コレとは逆に、ムリ・ムダ・ムラばかりでは、実力はつきませんし、一向にやる気も生まれません。
緊張感なき舞台では、俳優は必死にならないのと同様でございます。
やる気分は作業から生まれますので、行き当たりばったりの作業だと、やる気がお体にチャージできなくなるのでございます。
このようにやりすぎてもやらなすぎてもいけないのが、ムリ・ムダ・ムラ論の背後にあるのでございます。
そもそも、お勉強とは、コレまで生きてきてそんなに必要でなかったことを、意図的に意識的に「強いて己に課す性質」がございますから、「ムリ・ムダ・ムラ」と相性がよろしいのでございます。
お勉強の問題の多くは、これらのバランスでございます。
バランスが崩れたときは、ちょっとずつ微調整するがよろしいのでございます。
小麦粉をキッチリ計るときには、手づかみでやらないのと同様でございます。
小さじを使って微調整するかと存じます。
ムリ・ムダ・ムラも、ちょっとだけ調整すればよいのでございます。
ムリ・ムダ・ムラは、ちょっとだけ増やすがよいのでございます。
ムリ・ムダ・ムラが生まれるとき、それは「過剰の〇〇」が原因なのでございます。
過剰なやる気が無理を生み、過剰な合格意識が無駄を生み、過剰な学習意欲が斑を生むのでございます。
ちょっぴりでよろしいのでございます。
1日に10問こなしていきたいが、今は、5問やればへとへとになる状態ならば、こうすればよいのでございます。
1日目、5問。2日目、5問。3日目、5問。4日目、5問。5日目、5問。
6日目、6問。7日、6問。8日目、6問。
9日目、お休み。
10日目、7問。11日目、7問。12日目、7問。
13日目、8問。14日目、8問。
15日目、9問。
16日目、休む。
17日目前後に10問やってみる。
という勘定を、わたしならするものでございます。
ムリを効かせて問題演習をしても、その量がそれ以後に続かなければ打ち上げ花火同様でございまして、効果が続かないのでございます。
それよりも、今日は5問した、へとへとだけど、次の問題の選択肢1つくらいは「ムリ」をして読んでおこう、くらいの漸進主義を数週間取るのがよろしかろうと思います。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2006年9月7日 5:04 PM |
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今日も、「ムリ・ムダ・ムラ」についてのススメでございます。
先だって申し上げたように、この「ムリ・ムダ・ムラ論」は、かならず、例外なくお話が長くなります。
説教や小言で「ムリ・ムダ・ムラ」を省けという趣旨が発生した暁は、お体のモードをチェンジしておくことをお薦めイタシマス。
ギアを一速にして、体は動かさない脳内ヨガをやられるがよろしいでしょう。
そちらのほうが、有意義でございますから。まともに相手をしているとご飯がまずくなるので、ほどほどにご服用されたし。
止まれ、本題に戻る(司馬風に
「ムリ・ムダ・ムラ」が、お勉強にとって邪魔になるのは、ご理解いただけたと存じます。
しかし、お邪魔虫であれば、なぜ、根絶されないでいるのでしょうか?
ムリ・ムダ・ムラの罠、それは「ムリ・ムダ・ムラ」が効いてしまうのでございます。
何らかの効果を生んでしまうからこそ、罠に引っ掛かるのでございます。
無理は、現状の壁をぶっ壊す起爆剤になるときがございます。
無駄は、なんでもないことから、新たな発見や趣味を見出したりと、偶然の喜びがございます。
斑(むら)は、実はカラダやココロを休める、ゆったりした時間でもあります。
「ムリ・ムダ・ムラ」には、意外な成果が付いてまわるので厄介なのでございます。
「無理」などは、みなさま、ご経験がおありで、わかりやすいのではないでしょうか?
「無理だナァ」と思っていて、一生懸命チャレンジした結果、その難題を突破できたときは、無上の喜びがあるものでございます。
しかし、気をつけていただきたいのは、無理(無駄・斑)を効かせたとしても、結局は一時的なものなのでございます。
「効く」のは、年に一回くらいしかない、お祭りのようなものでございます。
日常に「ムリ・ムダ・ムラ」を、恒常的に取り入れるのをおやめなさい、ということでございます。
無理な計画に無理を重ねれば、いつかはバベルの塔の如く崩壊いたします。
無駄な作業ばかりやれば、肝心の点数を挙がる論点・問題を落とすものでございます。
斑のあるお勉強だと、せっかくやった内容を、自分から忘れようとしているものでございます。
では、お勉強から完全に「ムリ・ムダ・ムラ」をなくせばいいのか?というと、もったいないのも事実でございます。
「ムリ・ムダ・ムラ」は、ちょっぴりの「隠し味」の概念でアプローチするのでございます。
5問、問題演習をしてグッタリだけど、ちょっぴり無理をして次の問題の選択肢1個だけやってみる。
お勉強のときに、まったく関係のない、前後に脈絡ないので箇所を読んでみる。
中日(なかび)を設けて、適当にやる日を作り、ノンキなだらだら勉強をやってみる。
効果的に長期間にわたってのお勉強は、「ムリ・ムダ・ムラ」を隠し味として、スパイスとして利用すれば、張りが出て深みが出るのでございます。
しかし、入れすぎは、クセになるので厳禁でございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2006年9月6日 11:42 AM |
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