夬(けつ)という見慣れない字が、本日のススメでございます。
夬なる部首は、決めるや決済・決定・決行などの「決」の用語に使われております。
夬は、さんずいの相方でございます。
この見た様で見たことのない夬(けつ)の字は、弓矢の世界のお言葉でございます。
夬(けつ)とは、弓の弦を引っかく道具でございます。
「けつ」いう音が転じて「決」と使われるようになったと、漢字辞典にはございました。
ハハア、なるほどと心中のわだかまり氷解したわたくしでございます。
決まった数字は達成する、決めた目標は貫徹する、といった慣用句に使われる「決」が、弓矢のイメージと重なった次第でございます。
弓矢がシックリこなければ、弓道や射的ダーツアーチェリー等々思し召されたく存じます。
弓を片手に矢をつがえ、ひょうと射るが如きイメージでございます。
決めるや決定・決行は、狙った的をはずさぬ印象でございます。
漢字はそれ自体で完結した意味を持つものと申します。
決が使われる言葉には、「夬」の意が含まれているものでございます。
要するに、「どこを狙っているの?」です。
決裁・決断・決定の要は、どこを狙っているかでございます。
狙うという意識なく、何か決めるなんてできない相談でございます。
的の真ん中100点で、その他は1点・5点・10点の世界でございます。
1点・5点・10点は、たとえ当たろうが「おおはずれーー」なのでございます。
参加賞・残念で賞・おたのしみ賞くらいの違いで、キャラメルの数が増減するくらいでございます。
上司や同僚の目があって、意図的に的をはずすという「能ある鷹」なら決行至極の処世術でございますが、凡夫凡婦なら狙ってもあたるかどうか微妙のきわみでございます。
やると決めるならば、その意味目標ねらい目的を外さぬよう危惧するものでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2006年11月29日 12:12 PM |
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「決めた!」と勇んでも、それっきりのお方がございます。
「よし、1日〇〇ページをやるぞ、アア。やってやりますよ、エエ」と、高らかに息高揚したのにもかかわらず、明日になれば一転し布団でゴロゴロされる人もございましょう。
「家に帰ったら、アレとコレとソレをしなくちゃ」と電車帰りの帰宅時に予定を立てるはいいけれど、帰れば疲労回復と称してチョコレートの各種メーカー品評会をする御仁もおられることでしょう。
「ストレスの発散に必要だから」と言い訳をし、メールやBBSに興じ果てにはネトゲーにはまり気づけば12時という、意志薄弱者もございましょう。
ほかでもないわたくしの事でございます。
決めるという行為は、他の事をしないということでございます。
いろいろな選択肢のうち「コレ!!」と定め、ほかの選択肢は捨て去ることを、決めるというのでございます。
決めてほかの選択肢は断つからこそ、躊躇せずに前進できるのでございます。
決めました・決め事・決定!と容易く申しますが、事実、決めることは困難至極でございます。
というのも「決める」のも、訓練・練習の賜物だからでございます。
未熟である証拠は、ひとつのことに集中できずアレやコレやと手を広げることでございます。
先だっては、お勉強の予定立てについて申しました。
アレもコレもの松花堂弁当の如き予定など、ほとんど効を奏さないと述べました。
まさにアレやコレやと手を広げている、つまり、未熟な証拠でなのでございます。
決めれないから、アレヤコレヤができるのでございます。できると思っているのでございます。
熟達するというのは、己の無力さを知ることでございます。
人間同時進行には、何事も上手にできないということを悟ることでございます。
決めたらほかは意にしない、これこそ決断の要諦だと思いながらも、決断力なき我が身を振り返り、あの時少しの勇気があればと己の浮気心を悔やんでは袖を濡らすわたくしの日々でございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2006年11月28日 11:29 AM |
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書けば良いというものではございません。
お勉強の予定に、アレもコレも詰め込む方がございます。
予定表に書いたからといって実行できるとは、限りません。
お勉強の予定をみると「ああ、御君よ。汝は、いかばかり御企て給もう?」と嘆くことしきりでございます。
欲深いオベンキョの予定をよく見るものでございます。
復習をし、この章を新たに読み進め、問題集を30問、テキスト精読50ページ。おっと、わからない用語をネットで検索しなければ。。。とお勉強の予定表は、びっしり書きこまれていくものでございます。
もちろん、時間があれば出来ることでございましょう。
しかし、おうおう時間とは取れないものでございます。
予定を立てては未達成を繰り返す御仁が、往々にしているものでございます。
愚かとは、この御仁を指していうのか、と訝る次第でございます。
ほかでもないわたくしの事でございますが。
予定を立てたところで、有限の時間は様々の雑事・雑用・トラブルで足を取られるものでございます。
はっきり申しまして、謀(はかりごと)細部に至り実行可能で当の本人にシックリ来るお勉強の予定など、困難を極めるものでございます。
テキストや問題集を最低でも2〜3回繰り返した後でようやく、シックリくる予定が立てられるのでございます。
このようにお勉強の予定は、大幅に割り引かねばならないのでございます。
要されるは、2掛け・3掛けの掛け算でございます。
アタマの中の予定に×20%掛けたのが、実際の実行可能な分量でございます。アタマの中の予定に×30%掛けたのが、実際の最大実行量でございます。
要するに、その日のお勉強なんて「前日のやろうかな?」の半分もできれば上々なのでございます。
本試験が近づけば、前日の予定と翌日の実行可能量が近づくものでございまして、最初から厳密で精密な予定など、何の気休めにもならず効果もないことをご理解頂けたらと存じます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2006年11月27日 11:38 AM |
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