試験は途中まで水ものでございます。
ある程度の線を越えるとコンスタントに点数を積み上げることができるのでございます。
それまでは、上がったり下がったりするものでございまして、汝煩う事勿れなのでございます。
できた!と思ったのに採点結果や模試の成績が芳しくないときもあるのでございます。
こういうときは、いつも以上通常の3倍ほど落ち込んでしまうものでございます。
アララこんなものかしら?と己に向かって要らぬ疑いをさしはさむものでございます。
自分で思うよりできていないことは、試験では日常茶飯事の事柄でございます。年中行事でございます。
ホント、茶飲み話のひとつでございまして、本当によくあるありふれしこと、誰でも一度は通る道なのでございます。ですから、無用に落ち込むこともないのでございます。
成績が悪かったり伸びていないナァことを発見するのは、誰でもいやなものでございます。
がっかりするのが人情でございます。
とはいえ他人の目から見ると、このような「できた感のある」伸び悩みは、ウンウンと頷くものでございます。
他人の目ではただのお多福、女房思うほど亭主モテもせず、亭主思う以上に女房色気あり、とかくに自己評価・自己認識の類は誤り多きものなのでございます。
このあらら感は、本当のことをいえば、初級なら中級へ中級なら上級へ移行したことを表すものでして、実力上昇の証拠なのでございます。
初級なら初級、中級なら中級を完全にマスターしたがゆえの現象なのでございます。
あともう少しで確実な実力を身につけられるのでございます。
中級に上がった者は早々に初級には戻りませんし、中級上級も以下同文。
できたのに取れていないのは、その原因を考察することで飛躍のきっかけになるものでございます。
ですから、あれれ感に惑わされず日々励むことが大切と思うのです。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2007年2月22日 6:54 PM |
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はっきり申しますと、それほど差はないのでございます。
お勉強とは兎角に地味の積み重ねでございます。スポーツのような肉体的な才能の極地が求められるわけではありません。
アタマの良し悪しに、人の世のいうほどの差はないのでございます。
AさんとBさんとあなたを較べてみても、そんなに差はないものでございます。目はふたつ鼻はひとつ耳はふたつあることでしょう。
犬やネコと較べてごらん。毛はないは肉球はない、そしてかわいらしさもないと、禽獣と己とは全く違う生き物であることがわかるかと存じます。
AさんとBさんとあなたを較べてみても、脳みその機能や肉体の性能に、それほどの差はないものでございます。
あっても些少なものでして、塩コショウをコショウ塩したくらいでございます。
記憶力云々理解力云々というのは、一種の絵空事でございます。
わたくしは記憶力がそうよくありません、化粧品売り場の数あるメーカーのひとつも憶えられません。そこで売りし奇術用品詐術用品の名前すら憶えられません、広告CMの女優タレントの美人どこの名前すら憶えられません。京マチコ、森光子あたりが関の山でございます。
駅の名前も定かではありません、国道もよく憶えていません、そんなわたくしでも試験用語を憶えられたのは、時間をかけて何回もするからでございます。
理解力というのも不思議な話のひとつ、理解できたからといっても点数には及ばないのが試験というもの。理解しても憶えられずば、なのでございます。
結局のところ、大きな差になってくるのは性根の部分でございます。
やり方とらえ方進め方の元のところになるからでございます。
肉体的頭脳的な差は少なくても、やりようによっては、時間の経過と供に大きな差となるのでございます。
高利貸しの高金利と市役所の低金利福祉融資の差でございます。
もともとの差は大きくなく、ほんの意識の持ちようで差を縮めることができると思えば、張り合いも出、無駄に望みを絶つこともなくなるだろうと思うのです。
大切なことは、簡単で単純シンプルなのでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2007年2月22日 5:33 PM |
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不調で終わってもよいのでございます。
お勉強は1日1日の積み重ねでしかないものでございます。
えてして長期戦でございます。
ゆえに好不調の波をまぬがるるものではないのでございます。
1日や2日ダメでも、それほど考え込まずとも気にせずともよいのでございます。
1週間もダメだったらアララなんだかおかしいな、と数日休養にあてればよいのでございます。虫の知らせというものがございますから、そういうときは自然に委ねた方がよいものでございます。カラダアタマのメンテナンス、けだものの夏冬の毛の生え変わり同様、わたくしたちの夏冬細胞の入れ替わりかもしれませぬ。
なあに明日には明日の風が吹くものでございます。気にすりゃ逆に吹かないものでございます。
極言すれば試験とは、本試験のときだけ好調でありさえすればよいのでございます。好調の波に上り調子に合わさったらよいのでございます。ただひたすらに、試験を受ける数時間だけ調子がよければよいだけの話でございます。
他のすべての期間がずーと不調であってもよいのでございます。
逆に日々のお勉強に調子がよすぎるのも怖い話なのでございます。
満つれば欠くと申しますように、上がったものは下がるのが世の倣いでございます。
大吉よりも中吉が喜ばれる所以でございます。最も高い値をつけたとたん、どっとぞ売りが入りこみズルズル値崩れしていくものでございます。
自分だけはその法則から免れているとは、なんというおこがましさでございましょうか。
盛者必衰は勉強にもあり、でございます。その逆もいわんや。
いま不調であるならば、必ず好調に至るものなのでございます。
不調でなんだか進んでないナァと思っても、それは次の好調の影法師なのでございます。
汝煩う事勿れ(なんじ、わずらうことなかれ)とはよく言ったものだと今更ながら思うのです。
次にいいこと必ずあるからでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2007年2月21日 8:18 PM |
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