独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

感情は増幅装置

あのクソ野郎!!あのオカメ!!雌狐!!
かつては愛したはずなのに、今はナゼやら怒り心頭、坊主憎けりゃ袈裟まで憎くし、朝飯も手につかないほど怒るときが、長い人生のうち何度かはあるものでございます。
こうなっては本人でも何がなんやら、怒りの発端原因は通り越してしまい、昔のアレコレからなんだかんだまで、最初のデートのケチまで引き合いに出しては、フト近頃の些細なことまで記憶によみがえり、あんなこともあったこんなことも。。。とまたもやアタマに火がついてしまうのでございます。
感情というものは、それ自体が増幅装置でございます。
ムカ!!ときたら得てして次のムカ!!を呼び出してしまうものでございます。そして更にイライラしてしまうのでございます。
朝のムカッ!が、自動販売機のつり銭の遅さにさえムカッ!を呼び出すのでございます。そして今度は上司の何気ない態度に一層イライラしてしまうのでございます。
類は友を呼ぶ、と申します。
感情はまさにこの言のママでございます。
ムカはムカムカを呼び、イラはイライラを呼ぶものでございます。
怒りが怒りを呼び、悲しみは悲しみを呼び、カチンと来たら更にカチンとくるものなのでございます。
勉強のイヤさ加減も同様なのでございます。
イヤでたまらなくても、取りあえずは机の前に座り、ペンを手にしてテキスト開き、ちょっとの5分ばかりはやりなさいな、といっているわたくしであります。
なぜなら、イヤな気分が次のイヤを呼ぶからでございます。必ず呼ぶものでございます。
逆にいえば、5分の克己が明日の10分の克己に繋がるものでございます。やったことは、次のやるに繋がるものなのでございます。
この5分は、次のイヤを呼び覚ますのを防ぐ作業なのでございます。
わたくしたちは感情の生き物ゆえに、どうしてもその影響からは逃れられないものでございます。
ですから適当な手当てをするものでございます。
「あ、こんな風に思っていると、ますます〇〇するな」と、スッパリ断ち切るのが最上なのでございます。
感情が作り出す負の再生産にお気づき下さればと存じます。

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絵にもならない

あの人の気持ちがわからない、あの人がわからなくなったとさめざめと泣く妙齢のご婦人は絵になるものでございます。
しかし、勉強のわからないでウンウン唸るは無惨なお姿なのでございます。
無情でございます。たいがいジャージ姿でのお勉強でしょうからから、どんな美青年美人であっても様にならないことでしょう。
当の本人は、まじめに考えているものでも、他人から見れば「いとあさまし」と思うこと多々なのでございます。
わたし自身、父や母が机の前ウンウン唸っているのを見たくないものでございます。幸い見ることはありませんでしたが。(要するに机の前に座るような人ではなかったということ。)
それでも、見たら見たでそれは胸が締め付けられるような痛みを覚えたことは想像にしくはないのでございます。
喫茶店やカフェで、腕を組み眉毛怒らせ皺つくり、考え込んでいるサラリーマンを目にするものでございます。思わず目を背けたくなる醜さでございます。
真・美・善と申します。正しいこと・よいことは、美しいものでもあるのです。
悩む姿考え込む姿は、美しくございません。ですから、15分考えてもわからなかったり、答えがでそうにもなかったり、いいアイデアが浮かばないなら、切り上げるのがよいのでございます。
長く考えてよい結論が出る、結果が出る、答えが出るなんて、誰も保証はしていないのですから、サッササッサと切り上げて、何もアタックするがよいのでございます。

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1点を追わないで

試験は1点を争うものでございます。
まさにその通りでございます。
合格点70点ならば、71点−70点−69点に、受験生の多くがひしめきあっているのでございます。
基本的に受験生に、飛び抜けてできる人はいないのです。
みんな同じ(ような)テキストに同じ(ような)問題集に、同じ過去問を解いているのですから、そうそう差が生まれない土壌でございます。
ですから、合格ラインには多くの人がひしめき合うのでございます。
「1点を争う」とは、ケアレスミスは犯さない、基本事項を大切にする、皆が取る問題を落とさない、という意味での争いでございます。
しかし時にこれを勘違いし、「1点を追う」と履き違うことがあるのでございます。
そう、難問奇問未出題の類の問題を、一生懸命やりだすのでございます。
しかし、この点を負う努力はは無為に終わるものでございます。なぜなら、わたくしたち受験生は受験の素人だからでございます。
未出題の問題を自分で見当をつけてやるくらいなら、専門学校のプロ講師の腕と編集を信じたほうがよいのでございます。もちろん、本試験で出題され「オレの予想当った!!」となるは、宝くじレベルでございます。そんなトコで運を使わずとも。
難問奇問は次に出ることはありません。はっきりいえば、新傾向系統の問題も、自分で判断せず、経験豊富なプロの技を買ったほうがはやいものでございます。
点を追うようなると、基礎は忘れていくし合格からは遠ざかり、費用対効果少なく詮無きことで終わりがオチでございます。
しかし魔が指すという言葉もございます。焦りや不安からか、1点を追い出すことがございます。わたくしもありましたから、よくわかります。案の定無駄でした。
試験に有用なのは1点を落とさない努力であることに、毎度の事ご注意くださいまし。

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