独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

努力は株価の如く

努力というのは、すぐに血となり肉となるものではございません。
努力の結果とは、投下に応じて正比例するものではないのでございます。この点、恋とよく似たものでございます。あんなに尽くしたのに、あんなにプレゼントしたのに。
ま、勉強の努力は一応の成果になるので、そこは違って救済はあるのでございます。
努力は、以下風に語られるかと存じます。
コツコツやる、焦らずやる、飽くことなくやる。
そうでしょうか?
努力は堅実と語られますが、実はそうではないのでございます。
努力と実力の伸びは、株価の如しなのでございます。
ずーーと平行線、またはやや下降気味というのが、努力の真実の姿なのでございます。
しかし、ときにぽーーんと天井を抜けるように上昇するのが、実力の真の姿なのでございます。
そして、また、ずーーと横ばい下降気味になって、しかしときに間欠泉のように跳ね上がるのでございます。
努力しているときは、改善が見られなかったり徒労感ばかりであったりします。
読んだハナから忘れたり、やったソバから間違っていくものでございます。ハナソバ。どこぞのにゅーうぇいぶラーメンに出てきそうでございます。
まあ、結論からいえば結果的に憶えてしまう、できてしまうものではありますが、お勉強中の者にとっては、あまり気分のいいものではありません。
努力とは、単にいえば、やるだけなのでございます。そこに、進展や伸びや成長を期待するから、その分、気が重くなるのでございます。
努力とは、実力の伸びや改善が見られずともやるのが、「努力」のなにふさわしい作業なのでございます。
おそらく、今投下されし努力は、わたくしたちの知らないところに蓄えられ、ある程度に溜まると勢いよく表面に浮き上がってくるものであろうと、ある日の日記に書いたわたくしでございます。

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できることから手をつけて

「あ、だめだ」とひと目でギブアップ寸前のときもあるのでございます。
新しい章に入るときはみな不安でございます。
その不安が的中し次章がとびっきり難しいときも、そらあるわいなぁ、というわけでございます。
難しい箇所は、ひと目でわかるものでございます。
専門用語、語句がずらりと並んでおり、それはもう壮観でございます。踏んだり蹴ったり泣きっ面に蜂ウンザリしてたらトイレも使用中な如し。
その上、見たことない漢字もそこかしこにトッピング、ああ、ヤレヤレと脱力するものなのでございます。スーツにガムがつきし脱力感を思い起こしくだされ。
こうなると、身動きが取れなくなるものでございます。土日の四条河原町に、車で乗り込むようなものでございます。「これ動きまへんで」
ま、このように難しい箇所でも進めなければならないのがお勉強でございます。そして、それを乗り越えることが生きる上での勉強にもなるのでございます。
答えから申しますと、難しい箇所はできる箇所から手をつければよいのでございます。
まずは、勉強予定を変更し、やる量進める量をグッと減らします。難しい箇所と知っていながら、これまでと同じペースで進むわけありません。
そして自分のできそうな箇所を探すのでございます。
「千里の道も一歩から。ローマは一日にして成らず。どんな建物も一個一個のレンガの集まり」などなど、ありったけの格言用意して、一字一句、最初から鉢巻巻いて読み進めるのもようございましょう。
または、いきなり問題集を見、問われている場所だけやるのもようございます。
接続詞に〇をつけ主語動詞述語を把握、難解文章の下ごしらえもようございましょう。
できそうなことを探すのでございます。
難しいのに、なりふり構わず突撃するのは匹夫の勇でございます。そして、匹夫は失敗負けてウジウジ言い出すものでございます。やる前からわかってるやないかと。
最終的にできるようになればいいのですから、「これむずかしわー」と思ったら、いったんは深呼吸、難敵あらわる今こそ発奮!弱いトコ・できるトコから棒きれでつっつくが如き進め方が上策であろうと、思うわたくしでございます。

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できるにも困ったもんだ

できると思っていたらできなくなっていた。こんなはずでは。。。
お勉強で遭遇す一番荷やっかいな問題でございます。そして全受験生の共通問題でもございます。
わたくしも何度も試験勉強を経験していますが、この「アレレ?!」がよくあって困るのでございます。
「アレ?!」と思うや、心中沸き起こるは疑心暗鬼でございます。
あんところはできとるやろうな、できるやろうなぁ、かくにんしとかなあかんなぁ、と前にやったところがどんどん心配になるのでございます。
この事態こそ、わたくしのいう「類は友を呼ぶ」でございまして、どんどん穴が見つかるのでございます。
そして、益々落ち込んでしまうのでございます。とはいえ、この疑心暗鬼はほおって置くことはできません。
疑心暗鬼は、ほおって置くと体重を数キロ減らしますので、さっそくの手当てが必要になるのでございます。
そこで、まずこの事実を思い出して欲しいのでございます。
すべて不安である、と。
究極的にいえば、全部、忘れる可能性があるんですから怖いもんなのです。しかし、今問題になっているのは、できていたのにできなくなったという、所詮は部分の問題なのでございます。
そこで翌日なんとしても時間を割き、できなくなった箇所のテキストを1章分、とにかく全部読み通してしまうのでございます。
さささーーとスピードもって確認す。なかばで止まらず。これは良いこれは不安、これは行ける、、、不安の種を空気を通して一掃するが如し。
不安は、カビの菌糸同様、放置すると必ず大きくなるので、小さいうちに退治するのでございます。
結局、不安に思いしことをリストアップせば『思った以上に少ないもの』でございます。
たまたまできなくなった箇所に当たったんじゃいかいな、と調子よく行くものなのでございます。
ま、ほんとに忘れて切っていたというなら、もう一度位置からやり直せばよいだけの話。
わたくしも「これまでも1からやってきた、もう一度やり直せばいい」と、『これからがはじまりです!』決意新ためしものでございます。
最後に、やり直しは『思った以上に』はやく終わるという体験を述べ、本日のススメを〆たく存じます。

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