独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

1点を追わないで

試験は1点を争うものでございます。
まさにその通りでございます。
合格点70点ならば、71点−70点−69点に、受験生の多くがひしめきあっているのでございます。
基本的に受験生に、飛び抜けてできる人はいないのです。
みんな同じ(ような)テキストに同じ(ような)問題集に、同じ過去問を解いているのですから、そうそう差が生まれない土壌でございます。
ですから、合格ラインには多くの人がひしめき合うのでございます。
「1点を争う」とは、ケアレスミスは犯さない、基本事項を大切にする、皆が取る問題を落とさない、という意味での争いでございます。
しかし時にこれを勘違いし、「1点を追う」と履き違うことがあるのでございます。
そう、難問奇問未出題の類の問題を、一生懸命やりだすのでございます。
しかし、この点を負う努力はは無為に終わるものでございます。なぜなら、わたくしたち受験生は受験の素人だからでございます。
未出題の問題を自分で見当をつけてやるくらいなら、専門学校のプロ講師の腕と編集を信じたほうがよいのでございます。もちろん、本試験で出題され「オレの予想当った!!」となるは、宝くじレベルでございます。そんなトコで運を使わずとも。
難問奇問は次に出ることはありません。はっきりいえば、新傾向系統の問題も、自分で判断せず、経験豊富なプロの技を買ったほうがはやいものでございます。
点を追うようなると、基礎は忘れていくし合格からは遠ざかり、費用対効果少なく詮無きことで終わりがオチでございます。
しかし魔が指すという言葉もございます。焦りや不安からか、1点を追い出すことがございます。わたくしもありましたから、よくわかります。案の定無駄でした。
試験に有用なのは1点を落とさない努力であることに、毎度の事ご注意くださいまし。

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勝ち負けは気にしない

勝ちや負けというのは、考えなくてもよいことでございます。
単純にいえば、勝ち負けを気にしだすと疲れるからでございます。
余計に疲れるからでございます。
疲労は、ないほうがよいに決まっています。
わたくしたちは、配慮の名のもと無駄なことに気をかけて、意図的に自分から疲れんとしているのです。
他人からすればなんともないことを気にするのでございます。鼻毛とかすね毛とか。本人だけがいたって気にしんぼうなのでございます。
今となって振りかえれば、気にしたことの8割は実現もせず、鳥越し苦労なのでございます。鼻毛で笑われなかっただろうか?
本当に、極々ごくごく稀でしかなかったように思います、気にしたことが命中または実現しドえらい目に遭うことなどは。
またドえらいことが起こっても、保証人や手形の裏書さえしなければ、1年後には枕を高くして寝ているものなのでございます。
試験の勝ち負け、つまり合格・不合格などは、勉強期間中は考えなくともよいものでございます。それも一切。
試験とは、結局、試験に有利な条件を満たしたものから合格するからでございます。
合格・不合格を考えたり勝ち負けを気にするというのは、試験の勝利条件には入っていないのでございます。
過去問を定番回数繰り返すとか、テキストの巻末インデックスを潰すとか、間違った問題だけをやり直すとか、苦手とスグに思い立つテキストの章を読み込んでみるとか、そういうものが試験に合格するための条件なのでございます。
勝ち負け・合否を気にするというのは、一石二鳥ならぬ一石二糞でございまして、心身は疲れるは合格からは遠のくは、ろくなことではないのでございます。
ゴリラに石をぶつけたらクソぶっかけられた様なものでございます。
合否を気にするというのは、駅のホームの鳥の糞を勘定するくらい無駄な行為と思し召せ。
鳥の糞など気にする前に、やることはたくさんあるはずでございます。

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骨あらい

お勉強というものは、どうしてもアタマを使うものでございます。
お勉強はたいがい夜にやるもので、そのためか、ときに床に就いても眠れないことがあるのでございます。
やはり、アタマを使った分、アタマが活性化してしまいどうしても眠れなくなるのでございます。
わたくしが多かったのは、カラダは眠いのにアタマが冴えているという状態でございます。
じりじり明日のことが心配になりながら、何度寝返りを打つ夜を過ごしたことでしょう。
勉強が深夜に及び眠れぬ夜を過ごした方に、同士として、不眠症対策として簡単なイメトレをご紹介したく存じます。
以下「感じ」が続きますが、ご了承くださいまし。
イメトレといっても、アタマの中に何か画像を思い浮かべるというものではございません。
単にある部分群に意識を集中させるだけでございます。
その部分は「骨」でございます。骨を意識します。
骨をごしごしこすって、カスがぽろぽろ落ちる感じを思い浮かべるのでございます。
スープのダシに使う骨を洗うが如くでございます。
意識する骨は、汚れていそうな箇所を率先します。
立ち仕事の人は足の骨、膝の関節部分をごしごしこする感じ、軟骨の裏もかかさぬように。たくさん歩いて疲れたときにもいいでしょう。
事務職なら肩と首、首の骨の一個一個をこするように、ベアリングを磨くかのごとく。肩こりの人は、腕の付け根と鎖骨の接触部分をゴリゴリこするように。
営業職の人なら、腰のヘン。いつも負担を掛かっているところを羅紗で拭きとる感。背骨の骨1個1個を油洗浄のように、意を流します。
骨に意識をしていると、時々、ピクッとするものでございます。わたくしは、そこが凝っている箇所・カスが溜まっている箇所と独り合点しており、集中して丹念に磨くかの如く意識するのでございます。
そうこうしていくうちに、アタマの緊張も解け始め、カラダ全身脱力し眠りにさあいざなわんという塩梅になるでございます。
以上、個人的にはまっている不眠対策でございました。
夜考えることは、どうにもならないことばかりです。要らぬ恨み辛みを思い出して、トサカに来る夜もございました。ですから無駄に何か考えるよりも、骨を洗う真似事して時間すぎをしているのでございます。

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