勝ちや負けというのは、考えなくてもよいことでございます。
単純にいえば、勝ち負けを気にしだすと疲れるからでございます。
余計に疲れるからでございます。
疲労は、ないほうがよいに決まっています。
わたくしたちは、配慮の名のもと無駄なことに気をかけて、意図的に自分から疲れんとしているのです。
他人からすればなんともないことを気にするのでございます。鼻毛とかすね毛とか。本人だけがいたって気にしんぼうなのでございます。
今となって振りかえれば、気にしたことの8割は実現もせず、鳥越し苦労なのでございます。鼻毛で笑われなかっただろうか?
本当に、極々ごくごく稀でしかなかったように思います、気にしたことが命中または実現しドえらい目に遭うことなどは。
またドえらいことが起こっても、保証人や手形の裏書さえしなければ、1年後には枕を高くして寝ているものなのでございます。
試験の勝ち負け、つまり合格・不合格などは、勉強期間中は考えなくともよいものでございます。それも一切。
試験とは、結局、試験に有利な条件を満たしたものから合格するからでございます。
合格・不合格を考えたり勝ち負けを気にするというのは、試験の勝利条件には入っていないのでございます。
過去問を定番回数繰り返すとか、テキストの巻末インデックスを潰すとか、間違った問題だけをやり直すとか、苦手とスグに思い立つテキストの章を読み込んでみるとか、そういうものが試験に合格するための条件なのでございます。
勝ち負け・合否を気にするというのは、一石二鳥ならぬ一石二糞でございまして、心身は疲れるは合格からは遠のくは、ろくなことではないのでございます。
ゴリラに石をぶつけたらクソぶっかけられた様なものでございます。
合否を気にするというのは、駅のホームの鳥の糞を勘定するくらい無駄な行為と思し召せ。
鳥の糞など気にする前に、やることはたくさんあるはずでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2007年3月15日 8:12 PM |
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お勉強というものは、どうしてもアタマを使うものでございます。
お勉強はたいがい夜にやるもので、そのためか、ときに床に就いても眠れないことがあるのでございます。
やはり、アタマを使った分、アタマが活性化してしまいどうしても眠れなくなるのでございます。
わたくしが多かったのは、カラダは眠いのにアタマが冴えているという状態でございます。
じりじり明日のことが心配になりながら、何度寝返りを打つ夜を過ごしたことでしょう。
勉強が深夜に及び眠れぬ夜を過ごした方に、同士として、不眠症対策として簡単なイメトレをご紹介したく存じます。
以下「感じ」が続きますが、ご了承くださいまし。
イメトレといっても、アタマの中に何か画像を思い浮かべるというものではございません。
単にある部分群に意識を集中させるだけでございます。
その部分は「骨」でございます。骨を意識します。
骨をごしごしこすって、カスがぽろぽろ落ちる感じを思い浮かべるのでございます。
スープのダシに使う骨を洗うが如くでございます。
意識する骨は、汚れていそうな箇所を率先します。
立ち仕事の人は足の骨、膝の関節部分をごしごしこする感じ、軟骨の裏もかかさぬように。たくさん歩いて疲れたときにもいいでしょう。
事務職なら肩と首、首の骨の一個一個をこするように、ベアリングを磨くかのごとく。肩こりの人は、腕の付け根と鎖骨の接触部分をゴリゴリこするように。
営業職の人なら、腰のヘン。いつも負担を掛かっているところを羅紗で拭きとる感。背骨の骨1個1個を油洗浄のように、意を流します。
骨に意識をしていると、時々、ピクッとするものでございます。わたくしは、そこが凝っている箇所・カスが溜まっている箇所と独り合点しており、集中して丹念に磨くかの如く意識するのでございます。
そうこうしていくうちに、アタマの緊張も解け始め、カラダ全身脱力し眠りにさあいざなわんという塩梅になるでございます。
以上、個人的にはまっている不眠対策でございました。
夜考えることは、どうにもならないことばかりです。要らぬ恨み辛みを思い出して、トサカに来る夜もございました。ですから無駄に何か考えるよりも、骨を洗う真似事して時間すぎをしているのでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2007年3月13日 9:08 PM |
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気分の切り替えなのでございます。
スグに切り替えできればいうことはないのでございます。
家に帰ってきて、即断勉強できる方もございます。あっという間に休憩時間3時間というできない方もございます。
どっちかといえば、後者できない人のほうが多いでしょう。
帰ってきたら何かと雑用ばかりでございます、郵便物はチェクしないといけないし、靴には防臭剤を入れねばならぬ、アラ気づいたら洗い物が溜まってて、フト洗濯物を干しっぱなしに気づくというわけでございます。
雑用なくてもヤレヤレと、帰るや否や糸が切れ、緊張感なく呆けてしまうこともあることでしょう。
勉強で困難なもののひとつは、取り掛かりなのでございます。
イヤイヤでもやり始めると意外に進んでしまうというご経験を、誰しも味わったことと存じます。
小説でもエッセイでも論文でも会話でもデートでも、最初の書き出しが困難で、最初の1歩がうまく行くと全部ウマクいくと申します。
勉強でも最初の1歩が重いのでございます。
そこで重さを感じたら、何かに3分だけ集中してみるとよいのでございます。
3分間というのは不思議な数字で、集中の最低時間が3分なのでございます。
フリーセル、ソリティア、スパイダソリティアといったゲームは、最初の3分は集中できて楽しいのでございます。それを5分、10分続けて遊ぶと最初の楽しみはどこかへ消え、苦痛になるのでございます。
3分間だったら、なんにでも集中できるのでございます。あのシンプルすぎるトランプゲームをやっているじゃありませんか。インスタントラーメンも3分売れ筋、5分は端っこでございます。
3分でできそうなもので、勉強の助走をつけるのでございます。
3分ですぞ3分、欲張って5分・10分もかかりそうなものではいけません。
ラーメンでは5分でも長いのでございます。勉強の5分は虚空の長さでございます。
勉強に取り掛かりにくくなったときは、まずキッカリ3分弱、簡単にできることで集中力を高め、本学習に入るが吉かと存じます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2007年3月13日 7:43 PM |
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