独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

時かえ場所かえ模様替え

お勉強というのは、たいがい長期戦になるものでございまして、調子が悪くなるのも致し方のないことなのでございます。
「どうも煮詰まってきたなぁ」と方法論を模索しだしたり、「どうもうまくいかないなぁ」と努力の費用対効果に「?」が点灯しだしたら、変化をつけてみればよいのでございます。
とはいえ、調子が悪いからといって、一気に変えればすべてがうまく行くというわけでもないのでございます。
今のやり方が、悪いわけではないのでございます。おそらく、適切なやり方ではあるのです。
完全な誤りではないのでございます。
ただ、「今」はふさわしくない、と。
要は飽きなのでございます。同じ場所、同じ時間、同じようなことを続けるというのは、実のところストレスなのでございます。
同じ刺激を与え続けると、そのための抵抗が生じます、それが飽きの正体なのでございます。
人間は、環境の生き物でございまして、身の回りのことから、有象無象の影響を受けているものでございます。こういうときは素直になって、変えてみる。
夜型なら朝型に変えてみる、朝はアタマが冴えているのを如実に実感できるかと。
勉強場所を変えてみる、家からファミレス、マクド、CAFEに、ちょっとした講座をとって専門学校の自習室、公共機関で自習のできるスペースに潜り込めば、違う雰囲気の空気を吸えるかと。燻製ハムのようにまわりの意欲を吸い込むものでございます。
勉強空間の替えてみる、机や小物入れの場所を替えたり、カレンダーを洒落たものに変えたり、カーテンを夏用にするだけで、いつもと違う雰囲気に、新鮮な気分に触れれるかと。
ちょっとした変化をつけていけば、要領までもが変わってくるものでございます。
「人は、環境の生き物である」を実践するとは、こういうことなのでございましょう。

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自分なりでは

自分なりにやる、というのは、いい意味も悪い意味、両方あるのでございます。
「自分なりにやってる」という言葉をよく耳にしますが、これはマイペースとは違うものでございます。
マイペースというのは、知っているのでございます。どれだけ、しなければならないかを、できるようにならないといけないかを。
「このくらいの事はやらんといけんのだけど、ちょい今は、これくらいにしとこかな」と、自分の調子とやるべきことのバランスの上で、マイペースは成り立っているのでございます。
それは、「仕事が忙しい時期だし」であったり、「テキストの読み込みが足りないだろうしね、ま、ぶっちゃけ見た感じ、できるだろうしみたいな」、「まあアレですヨ、いまは細かいとこの復習期間ですから、エエほっといてもいいんですよ」という風に、自分のペースで意図的な進みようなのでございます。。
一方、「じぶんなりにやっている」「じぶんなりにがんばっている」のは、自分に最初から限界を設けているのでございます。
自分で勝手に壁を作って、それ以上、伸びないよう、しないようにしているのが、その実態でございます。
こうなると、もはや伸びようがございません。
試験というのは、「自分」に合わせてくれない以上、「自分なり」では到底、合格にたどり着けないのでございます。
いや、はっきりいえば、自分から「合格できないようにしている」のでございます。
「自分なり」というのは、状況判断や索敵に、適した身の処しようなのでございます。
全体の感じや感触をつかむ上では、自分なりのリズムとテンポでチャキチャキと、つかんでいけばいいのでございます。
しかし、本腰を入れたら「自分なり」では物足りないのでございます。
力の出し惜しんだ態度になっていないか、もしその片鱗があるなら、今のうちに潰さん、というわけでございます。

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数珠の不安はよい傾向

「アレ、憶えてるかな」「アレとアレ、思い出せるだろうか?」など、お勉強中は忘却との戦いなのでございます。
シレっとした人でも、忘却の絶望を味わっているものでございます。
自分がドンドン忘れた事に気づくと、必ず起きるのが「アレはどうだろ。。。?あそこは。。。」というどす黒い連鎖の疑念でございます。
その鎖は灰色でなく、どす黒い色をしています。
前の章のをスッカリ忘れてたらどうしよから、今日やったトコをもう忘れたかもしれない、と疑念は深まるばかりなのでございます。
しかし、わたくしはこういう連鎖を好ましいものと考える次第でございます。
ある不安から次の不安が出てくる事自体、記憶の素子が繋がっているからでございます。
完全に忘れると、つながりさえ忘れているからでございます。もうまっしろに。
ですから、アレコレ不安に思うこと事態、記憶のもう一歩手前のあかしと思うのでございます。
記憶の素子と素子が、一応は繋がっているのだから、あとはしっかりしっかりと、地味に各々結んでいくだけでございます。
とはいえ実際問題、不安の連鎖は精神を病むものでございますから、何とか手当てをしたいものでございます。
アレもコレも憶えたかどうか疑念を持つようになったときは、数えてみるがよいのでございます。
数えてリスト化して一覧表を作ればよいのでございます。
数えてみたら、自分が思う以上に、疑念の数は少ないものでございます。「なんや週に〇個づつ、見直せばいいだけか」と思うものでございます。
そしてたいがい再暗記は、スムーズに行くもので、確認作業を終えれば、記憶に一層鮮やかに定着しているものでございます。
災い転じて福となすとはいいますが、不安や疑問に苛むよりかは、キチンと正面から向かった方が、解決は早いのでございます。
解決すれば、おいしく飲めるし食べることができるのでございます。ひやで飲むのもいいし、手づかみでケーキをつかみ食いするのもできるのでございます。

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