わからないなぁと思ったら、口にだしてみるのがよいのでございます。
なにも鉛筆と本の上だけの、沈黙の作業だけが勉強ではないのでございます。
ぼそりと声に出してみればよいのでございます。「アニャララウニャララ・・・なんじゃこら?」と1人ツッコミを入れるのもいいでしょう。「。。。知らんわ、ボケ!」
隣で寝ている人は、最初ビクッとして訝るでしょうが、次第に慣れるものでございます。
といいますのも、口にしてスラスラ読めないことが、明確な「理解できていない」証拠なのでございます。
わからないところにまずは実感を持つことでございます。「ここがわからない」「どうすればいいかわからない」これだけで、取っ掛かりは大きくなるのでございます。
声に出してみてスラスラ読めないところは、理解の及んでいないところ、詰まってしまうところは穴なのでございます。
イマイチ乗り気がしないところ、苦手科目・単元のところというのも同様、音読してみると読めないものでございます。
それに、基本的に口にだした方が、記憶に残るものでございます。
「ジュゲムジュゲムゴコウニスリキレ海砂利水魚のフウライマツウンライマツスイライマツ、パイポパイポ。。。」という親バカをくすぐる「寿限無」がございますが、こんなに長い名前をアタマだけで憶えようとしても不可能でございます。
節をつけ声に出すから、憶えることができるのでございます。
考えるだけ、アタマの中で反芻するだけは、即、忘却の海に流されると決め付けてください。
それだけでは、99%忘れます。試してください、「今日の朝ごはんは〇〇と〇〇」と声に出していうのと、アタマだけで思うのとどちらが記憶に残るかを。
洗剤買わなくちゃ、と思うだけのと声に出してみるのとを。
アタマだけで考えるというのは、すぐに考えれる分、スグに忘れるのです。声に出すというのは、それだけで脳みその中の滞留率が高まるのでございます。
黙読と音読の時間の食いようをみれば、即断かと存じます。
よく知っている事は、黙読の思考だけで結構、逆によく知らないこと・わからないこと、苦手・不安な箇所は、声に乗せて時間をかけて読み込むがよいのでございます。
まずは声に出して読んで見ることでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2007年5月23日 10:35 AM |
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お勉強しようとしたら、まわりの散らかりようが気になることが、よくあるものでございます。
整理整頓と、口やかましく言われた方々が多かろうと存じます。
机の上はきれいにしておく、道具はすぐ取れるようにしておく、文具の類は取りやすいところに置く、といわれたものでございます。
理由はやはり、何かをやらなくちゃと思いながらの作業は、心底では逃れたい、そこで普段なら気にもしないものを「意図的に気にし」、その作業から逃れんとするものである、と考えるのでございます。
落ちた髪の毛、クッキーの食べかすなど、普段の大雑把で大味な自分からすらば、まなこの端っこにも登ってこないものを気にしだすのでございます。
人間というのは、知覚を操作できません。見たものを見たものとして、聞いたものは聞いたものとして、一端は受け取ってしまうのでございます。
朝一でごみ収集所の散らかりようを見れば、それだけで1日気分が悪いものでございます。
お勉強をしだして、回りのごちゃごちゃが気になるようでしたら、気ならないように小ぎれいに整理するしかないのでございます。
それをガマンして「集中集中」とするよりかは、さっさと型をつけたほうが賢明かと存じます。
アレはコッチに、コレはアッチに、お、鉛筆はここに置くととりやすい、ペン類をまとめて入れる箱はなかったかしらん、お、クッキーの缶発見、お、ハーブティの空き缶はペンを刺すのに向いている、などなど、工夫を重ねるのが一番なのでございます。
実際のトコ、勉強というのも一種の整理整頓でして、「コレはよく出る憶えよう」「全く無視する問題だ」「忘れちゃいけないことなのに」などなど、試験の重要性に応じて整理をし、整頓を重ねているのでございます。
整理整頓は、お勉強と全く関係のない作業ではないのでございます。
よき職人の仕事場を、一度、観察してみては、よく仕事のできる人の机のまわりを見てみてはと、ご提案するものでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2007年5月22日 8:35 AM |
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やはりですよ、夜寝る前にお菓子を食べると胃がもたれるんですね。
深酒が体に悪いのは、同様、深夜の飲み食いは内臓が休まらないからでございます。
結構の量を食べて飲むもの。缶ビール3本飲めば、1リットル以上の水分を取っているわけで、牛乳パック1本分なワケでございます。
ぐうぐう寝るときには、カラダもアタマも「働かさない」ようにするのが、健康的なのでもあります。
お勉強も、寝る前ギリギリまでがんばりすぎるとと、うまく寝付けなくなるのでございます。
これは一般論でございますが、思考というのは次の新たな思考を呼ぶのでございます。
考えるkとは、一種の「種」とお考えくださいまし。一端、地面に落ちると根を張り葉を伸ばしてゆく姿をご想像くださればと存じます。
種の中でも特に、怒りや嫉妬、羨望、妬み、不安は、次から次へと考えを生み出し、止まらなくなるものでございます。
こうなると眠れませんし、ろくな事を思いません。世に「夜に考え事をしない」というのは、理のあることなのでございます。
お勉強を、夜ギリギリまでやるのは、結構なのでございます。
しかし、何をやるかということでございます。
単的にいうと、夜寝る直前まで難問に取り組まない、ということでございます。あれやこれやとアタマをひねらないことです。
思考は思考を呼びますので、いざ布団に入っても、眠りに入れないアタマの状態になってしまうからでございます。スイッチが入ったと申せましょう。
寝る時間が近づいたら、さっと難問は切り上げて明日の課題にまわし、『クソ暗記・丸暗記・泥暗記』をするのでございます。
暗記ほどアタマを使わないものはありません。ブツブツおんなじことを唱えるか、書くなどしてアタマを「思考可能覚醒状態」から遠ざけてしまうのです。
暗記行為は、眠りを誘引します。
最近寝つきが悪いな、と思ったら、それは夜遅くの食事のような、ちょっぴり不摂生なお勉強の時間割になっているのでございます。
思考にも消化不良があるのでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2007年5月21日 10:25 AM |
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