独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

ゼロと化す

やはり、ある程度、自分のやるべきこととやることを把握しておくべきなのでございます。
テキストと問題集を開いて、さて今日は何をしようか、では遅いわけでございます。
というのも、何も予定も計画もないところでは、疲れていたらそれでお仕舞いで終わりです。
「あーなんかめんどくさいな」と、お勉強はスグにどこか遠くへいくのでございます。恋心。
「ちょっと疲れたな」と、ぶっちゃけ軽くお酒を飲んだり、ぽてちのビッグサイズを食べ、いい気分で眠たくなって、お勉強をサボるといった塩梅でございます。
無計画は、急用や用事にも弱いのでございます。ドタバタして、あっという間にお勉強は意識の蚊帳の外に追いやられるのでございます。
お勉強の計画は、単に作業分担の表ではないのでございます。
計画があるとペースが配分が可能でございます。
今日は忙しかったので、今日の分はあさってに回そうなどなどと考えることができるのでございます。
また、追い込みをかける事ができます。今日の予定のうち、テキストだけでも読んでおこう、問題集だけでも解いておこう、先には進めないが、復習だけでもやっておこうと思うことができるのでございます。
「思えるか」「思えないか」は、実に差が生じることに意を留めてほしく存じます。
計画があらかじめあれば、少しでも動くことができます。これを全受験期間で考えてみてください。
どれほど大きな差が出来上がるか、というわけでございます。
やはり、勝つべくして勝つ、には計画が必要なのでございます。
行動を形作るのが計画なのでございます。無計画では、あっという間にお勉強はゼロと化すのでございます。
買い物メモの要領で結構でございます。今日と明日は、あのあたりをしようかなと、くらいから計画をたててみればと思うのでございます。

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焦らず着実

要は、気の持ちようなのでございます。
多くのことをやらねばならないときこそ、ちょっとを確実に仕上げるのでございます。
100のことを憶えないといけないときは、まずは5から、10から憶えるのでございます。
100を100やろうとすると、気が急くばかりでございます。
やってもやっても、終わらない感じがしましょう。終わりが見えなければ、だいたいイヤになるものでございます。
そこで、100あるのなら5だけ選んで、残りはばっさり捨ててしまうのでございます。残りは意識しないのでございます。
配偶者との過ごし方と同じでございます。お互いに、5のいいところだけ見て、95は見ないようにするのでございます。互いに悪いところだけなら、せめて良い部分だけ見ようではないかという試みでございます。カチンとくるけどな。
まあ、とにかく5の部分だけをしっかりやるのでございます。
不思議な話がございます。
数社のサラ金、複数のカード会社から借金をした人がおります。
そこで借金を整理したのでございます。借入先を絞って1社だけしたのでございます。
しかし、面白いことに借金の総額が増えていても、支払い先が1社になっただけでスッキリすると申します。
状況は悪化しているのに、やるべき相手、立ち向かう相手がひとつになっただけで、復帰の兆しが生まれるわけでございます。
わたくしたちも、この例と同じ理をいくものでございます。
100のうちの5でもきちんと仕上げると、あと95残っていてもスッキリするのでございます。
少しでもゴールに近づくと、やる気が沸いてくるのでございます。
5済んだらまた次の5だ、と新たに取り組んでいけるのでございます。
5できたのであれば、再度、5できることでありましょう。そうすると、全部で10済んだことになります。
アラ残りは90、1割済んでしまったことになります。
1割済ますとだいたいの要領というかコツがわかってまいります。
5で手一杯だったのにも余裕が生まれます。
5のところを6してみよう、7に増やしてみよう、という話になるのでございます。
これを繰り返すと、気づいたら、終わりはもうそこ、という塩梅でございます。
終わりに近づけば近づくほど、処理のスピードは加速されていくのでございます。
二進も三進もいかなくなったときこそ、作業を限定するのでございます。
各個撃破と申します。

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意欲の育み

意欲というものは、天然自然なものではないものでございます。機を見つけては、やって行くようにしないとならないのでございます。
やる気は、実に脆いものでございます。
あたかも植物の新芽の如く、風が吹けば折れるし、雨が降りすぎると根が腐るし、お日様の光が少ないとスグに枯れてしまうものでございます。
やる気というのは、手当てをしないとスグになくなって雲散霧消、昨日まであったあの凄いやる気もどこへやら、ほおっておけばすぐに蒸発するのでございます。
ただ、やる気が消えやすいのは、初期の話でございます。
やる気は次第に、根を張り葉を生い茂り、手がかからなくなるのでございます。
要は、そこまでの辛抱でございます。
以前は机の前に座るのが億劫だったのに、いまでは自然と座れるようになるのは、まさにやる気の生長の結果なのでございます。
やる気というのは、人間そもそもに備え付けられた機能であります。
ただ、話は「単にある」だけ終わりで、それをどのように働かせるかは、こっち側の話なのでございます。
やる気を育てていくには、感情と行動をコントロールするしかありません。
イヤなことを思わないようにしたり、どんな馬鹿げた問題が出ても「カアッ!」とならないようにしたり、ときには、こんなクソ問題作るほうがアホじゃ、と憤るのもようございましょう。
特に禁物なのは、「何でこんなに覚えが悪いのだろう」「なんでこんなにできないのだろう」と思うことでございます。
やる気の根が腐るだけで、なんの理もございません。
まあ飲み屋の愚痴、話の種くらいでありまして、建設的でないのは前後の余地がありません。
考え方を変えたいときは、一緒に行動も変えることでございます。
実はこれ、禁煙のときに利用したやり方でございます。
タバコが吸いたい!と思ったら、その瞬間、水をがぶ飲みしたものでございます。
吸いたい→タバコ、という行動を、吸いたい→水、というように変えたのでございます。
アタマや心だけで、吸わない!と決めても、数十分しかもたなかったスモーカーのわたくしが、水を挟むとスンナリ禁煙できたのでございます。
やる気の生長を拒むような、いやな事、否定的なことを考え出したら、行動をはさんでみることでございます。
雑用やストレッチ、散歩はそのためにあるのでございます。
わたしたちのカラダには、朝食べたものは、夜になれば違うものには変えてしまう機能を持っております。
少しくらいの行動の変化は可能だろうと考えるのでございます。

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