独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

いいお勉強

試験勉強には、「良問を何度も解く」「良問を何度も繰り返す」という鉄則がございます。
ですから、わたしたちは過去問を繰り返し、模試を繰り返したりするのでございます。
さて、では、良問とは何かといいますと、テキストレベルの事項をしっかり身につけていれば解ける問題でございます。
テキストに載っていることに準拠して、それを上手にむつかしく、応用的にこしらえた問題でございます。
このような良問は、それ1問でテキストの多くを参照せねばならず、実に良い勉強になるのでございます。
通常の問題の2倍3倍の効果があるのでございます。
この良問1問を解くには、テキストのあっちこっちをしっかり理解し、憶え、読んでおかないと解けないため、どうしてもテキストのしっかりした読み込みに繋がるからでございます。
良問は1問であっても、しっかり勉強し復習して自分のものにすると、いくつもの単元をものにできるという、至極費用対効果の高い問題なのでございます。
取るに足らない数人と付き合うよりも、光り輝く1人とのお付き合いの方が、人生に資するのとおなじき要領でございます。
やっすい量販店スーツより、多少高めの百貨店オーダーのスーツの方が、絶対に会議の口調も変わるのとおなじき理でございます。
さて、こうした良問を解いているときの特徴を申しますと、「お勉強が楽しい」ということが挙げられます。
すらすら解けるという感じと申しましょうか、しっかり実力がついていくという感じでしょうか、実にお勉強にハリができるのでございます。
「勉強しているなぁ〜」という感じに包まれるのでございます。
人間環境の動物でございまして、いい問題だといいお勉強に繋がるのでございます。
読書をお考えくださればと存じます。
いい本を読むとこちらまで、実に良い読書が出来、充実感を味わえるかと存じます。
わたくしは、良書を読んだときには、インスピレーションが湧くのか、この日々の雑文「独学でススメ」の筆も軽くなるものでございます。
逆に、腐った翻訳、読みにくい悪文、官僚臭ぷんぷんの本を読みますと、雑文を書くのも別人かのように筆が遅くなるのでございます。
いい勉強であるかどうかが、良問か否かの差なのでございます。

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大半は習慣

世の中の大半は習慣で出来上がっているのでございます。
要は、習慣となるまで続けれられるかどうかなのでございます。
たとえば、適度な運動、ストレッチがカラダに良いといわれ、実行しようと思います。
しかし、大概の人は長く続かないまま、次第にやることを忘れていくものでございます。
「やろう!」と思ってやるのは、実は、めんどくさいプロセスなのでございます。
「やろう!」と思うこと自体、何かほかのことをやっていて、それを断ち切って、新たな作業に入ることを意味していますから、意外に多くの要素が含まれているのでございます。
多くのプロセスを経るからこそ、考えるのがめんどくさくなり、最終的に放棄に到るのでございます。
ですから、もう、「やろう!」と思わないところまで、自分を持っていく必要があるのでございます。
逆にそこまで行けば、もうとんとん拍子、自動更新の類でございます。
習慣化するまでが重要なのでございます。
そして習慣化には、少しづつが大事なのでございます。
お勉強というのは、時給も報酬もない世界でございます。
お仕事は御給金がもらえますので、「がんばろう!」と一念すればできていくものでありますが、お勉強には、この「お金」という強いモチベーターがありません。
だいたいにおいて、お勉強で「がんばろう!」と思っても効かないものでございます。前提条件が、全く違っているのでございます。
ですから、お勉強においては、少しの時間、少しの量を増やしていくようにしないといけないのでございます。
突然、2時間、3時間の勉強時間を取っても、三日坊主が関の山でございます。
こう考えてくださればと存じます、お勉強とは劇薬であると。
少しづつ投薬する、何か副作用が出れば、間隔をあけるなどして、徐々にカラダに慣れさせるわけでございます。
少しづつコツコツと申しますが、実のところ、そうでないとお勉強はできない種の行動なのでございます。
多くをドッサリとやってみてください。1日にテキストを100ページ、数時間かけてガンガンに読み込んでみてください。問題集の問題をびっしびし、20問30問、解いてみてください。
そんな勉強を続けていたら、1ヵ月後には真夏の夜の夢の如く、お勉強の姿かたちもなくなることでしょう。
少しづつだから続いていくのでございます。続けば習慣となり、最終的に長い時間でたくさんのことをできるようになるのでございます。

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3回

人間というのは、目標や目的がないと、どうにも動いていけないものでございます。
勉強しよう、といっても、何を勉強すればいいのかわからなければ、やる気は回転したままとなるのでございます。
あたかも、ギアがニュートラルに入ったままアクセルを踏むが如しで、少しも何にも進んでいかないのでございます。
さてそれでは、試験勉強では何を目標にしていけばよいかというわけでございます。
「合格!」といえば、目標らしく聞こえますが、さてじゃあ、何をしていけばいいのとなると実に曖昧なのでございます。
「合格!」は、看板にはなるかもしれませんが、目標にはならないものでございます。
目標とは行動に繋がっていくものなのでございます。行動に繋がらないものは、もはや目標ではないのでございます。
アホな企業ほど、わけのワカラナイ標語や、会社の目標、ミッションステイトメントを大量に生産しております。愚かとしかいいようがありません。
会社の心臓部分までコンサル任せかと、罵りたくなるものでございます。現場を知るなら、そんな真空パックの入ったような奇麗事を並べられないだろう、と。
皆様には標語だけ挙げて何もしないという、愚かな真似はした欲しくないと心から思う次第でございます。
さてでは、試験勉強で何を目標にすべきか考えたいと思います。
ま、考える必要はないです。「3回やればいい」のです。
とりあえず、3回を目標にしてください。何でも3回です。
テキストは3回読む、問題集は3回解く、過去問は3回繰り返す、プリント資料の類も3回、模試も3回、用語集、暗記カードも3回するのでございます。
間違いを犯す事を恐れずにいえば、どんな人でもテキストを3回精読し、問題集を3回繰り返し、過去問も3回以上解き、模試その他の問題集も3回解き終えた状態に到れば、合格できる最低限度の実力を備えたといえるのです。
完全な合格ラインとはいえませんが、運がよければ合格席に滑り込める状態に、自分をもっていけるということです。
この「3回」という数字は、試験によって変わってきますが、試験の実情や試験問題との相性が判明するまでは、とりあえず、「3回」を目標にしておきます。
単純だし、アレコレ考えないでいいし、3回くらいならできそうだし、また実力アップの点でも、実に相性の良い数字でございます。

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