学習序盤は、ざっとでよいのでございます。
テキスト・問題集ともに、大きく済ませていけばよいのです。
細かいことは後回しなのでございます。あなたの家事と同じです。
難しいことも後からでございます。あなたの仕事と同じです。
難しいことには、試験全体の傾向をつかんだり、その対策を講じたりすることも含まれます。
よく、試験全体の傾向をつかんでから勉強すべしといいますが、その作業は難易度が高いことをここに明記しておきたく存じます。
個人的には、中盤あたりからボンヤリと本試験の全体像がアタマに出来上がってものでございます。
最初からそんなことは、できないものなのでございます。
細かいことや難しいことは、だんだん実力がつくにつれて可能になるものであります。
ですから、最初から細かいことや難しいことに着手すると、まずできない上に、本当に必要な基本的なことがおざなりなる弊害が生まれるのでございます。
いくら試験で欠かせない大切なことでも、やる時期を間違えれば害毒しか撒き散らさないのでございます。
試験序盤は、ざあっとばあっと済ませてしまえばよいのでございます。
本当の性格を丸出しにすればよいのでございます。
序盤は大きく、試験勉強の中盤から後半にかけて、小さいことに手をかけていくのでございます。
難しいこと、小さいことに対して徹底して取り組むのは、基礎がある程度完成し、応用的なことができるようになってからでございます。
学習序盤のときに、難しくてなかなかできない問題、細かなことを問う問題に遭遇したら、ざっと済ませておけばよいのでございます。
こういうのもあるのね、こういうのもおさえていかなければいけないのね、程度の把握でよいのでございます。
そのときは、ざっと済ませて、すこしづつ応用問題やテキストの精読で肉付けしていけばよいのでございます。
おおまかにできているからこそ、直前期になって小さな些細な事で完全なものに仕上げることができるのでございます。
究極、わたくしたちは、本試験日までに間に合えばよいだけの話でございます。
徐々にだんだんに、完成に向かっていけばよいのでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2007年11月22日 4:50 PM |
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「さあ、始めよう!!」と奮起する方は多いかと存じます。
しかし、「さあ、やり直そう!!」というような人は、なかなかいないかと存じます。
日常生活では奮起して、気合を入れなければならない場面が多くございます。
たとえば、家事。気づけば台所はゴチャゴチャに、風呂場はめちゃちゃに、洗面台はぬるぬるの髪の毛でドロドロの鏡は歯磨き粉の白で真っ白になっているかと存じます。
たとえば、宿題。気づけば、レポートの課題が2本も3本、同じ締め切り日になるものでございます。課題となる本さえ読んでいない、探していない進捗でありましょう。
たとえば、仕事。未決事項から企画書提出、会議の手配、メール及び電話でのみ連絡事項、コピーして配る資料、まとめねばならないデータで机の上が一杯になることかと存じます。
こういう事態に事至れば、「さあ、やろう!!」と奮起するしかないわけでございます。
さて、ところながら、お勉強というのは、こうした掛け声ではないのでございます。
お勉強の掛け声は、「さあ、やり直そう!」なのでございます。
やる、のではなくて、やり直すのでございます。
この発言の前提には、お勉強したところは不十分であるという認識でございます。
1回しかやっていないところなど全くの不十分であり、極言すれば、やってないも同様なのでございます。
逆にいえば、1回目の始めてするところなど、適当でもよいということでございます。
もちろん、一生懸命やるのに越したことはないのではあります。
が、経験則上、全力投球100%でやろうがセーフモード70%でしようとも、結局、忘れるわけでありまして、それなら中盤序盤でもあり、のんびりやろうではないか、諸君!と考える次第でございます。
試験勉強では、もう一度やることが運命付けられているとお考えくださればと存じます。
いや、もう一度やり直すことこそ、お勉強の真髄、成績アップの極意なのでございます。
もう一度やり直すことは、徒労ではないのでございます。
徒労だと思うからこそ、お勉強や復習が重荷になってくるのでございます。もう一度やってなんぼのものなのでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2007年11月21日 11:38 AM |
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前々から、朝に勉強をするように進めているわたくしでございます。
というのも朝の時間は、表現として変な日本語ではありますが、脳がキレイだからでございます。
邪魔な情報で詰まっていないと申しましょうか、アタマの中が空っぽなのでございます。
なお、朝から何か悩みや心配が浮かんでくるようでしたら、少しくお疲れかと存じます。
週末の休みでも、山の中にハイキングでもいき、心身ともに洗ってくることをお勧めいたします。
さて、お勉強でございます。
朝の脳はきれいなため、夜の勉強時間だと詰まるようなところでも、朝だと意外にスンナリ解けてしまう、わかってしまうことが多いのでございます。
わたくし自身も、わけのわからない文章はできるだけ朝の時間、見るようにしているのでございます。
メリットのおおきい朝勉ではありますが、欠点は時間の確保でございます。
多くの人が、起きれない、時間がないという理由で朝勉を放棄しているかと忖度致します。
やろうと思っているがなかなか取り組めないという方は、「30分」だけ時間を確保することをご助言するものでございます。
30分以上、多くても少なくてもいけない、というのがわたくしの経験則であります。
がんばって5時におきて2時間勉強しようとしても、たいがい2週間目で終わります。
逆に、朝ごはんなどの朝の諸活動を省いて10分弱、時間を確保しても、いい感じにあって時間オーバーになるのが多く、これまた続かないのでございます。
30分という時間なら、確保のしやすさ、集中のしやすさから推奨するものでございます。
朝に30分という時間が持てると、夜のお勉強2時間分の復習はできるものでございます。
少なくとも、要確認点や忘れたところなどは、チェックできるものでございます。
朝のお勉強はとりわけ、記憶に残るものでございます。
朝という貴重な時間帯を、せめて復習だけでもやってしまえば、お勉強全体の負担もすくなるなるかと存じます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2007年11月20日 10:02 AM |
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