独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

復習について

「復習」とは地味なものでございます。
復習は、基礎体力作りに似ています。腹筋・背筋、腕立てといった基礎トレーニングを好んでやる人はいません。
しかし、このトレーニングを欠かせば試合やライバルに勝てない事をわたしたちは知っています。
復習は、お米作りにも似ています。お米作りは、雑草との戦いといいます。
青々とした田んぼの裏には、雑草取りという見えない地味な作業があるのです。
復習とは、このような日の目には当たらない作業なのでございます。しかし、将来のため未来のためには欠かせない作業なのでございます。
復習を我が物にするには、成功体験を思い出してほしく存じます。
誰しもひとつやふたつくらい、うまくいった思い出があるものです。
華々しいものでなくてもいいのです。あのときがあったから、今の自分があるといえるものを思い出して欲しいのです。
自身の成功体験を振りかえみれば、その成功には何らかの下積み作業があったはずです。
合格と復習も同じ関係にあります。両者は、密接なつながりがあるのです。
復習という下積みがあるからこそ、合格という栄冠を手に入れる事ができるのです。
それを抜きにするから、ダメになっていくのでございます。
復習の存在意義に納得していないと、復習は重荷になっていきます。
復習をサボり始めると、勉強した事はどんどん消えていきます。
さすれば、先に進む勉強に徒労感を感じます。
復習がないとやるからに無駄になっていくのですから、そう感じるのも当然です。
しかたがないと、たまりにたまった復習をやろうとしますが、強烈なめんどくさを感じます。
溜まった復習に奮起してやっても、殆ど忘れてしまった事実に愕然とします。
そうして勉強自体がいやになり挫折の一歩を踏み出す、というわけでございます。

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食後の眠さ

「眠い!!」という瞬間、それは分水嶺でございます。
そこで寝てしまうか、お勉強に取り掛かるか、または続行するかに選択肢は分かれてございます。
どちらもどちらで、一利はございます。
いったんは寝て、早起きしてお勉強をするのもよいでしょう。
また逆に、日課のお勉強を済ましてしまって、気持ちよく寝入るのも大切でございます。
しかし、寝ることについて、もっとほかにできないか、を今日は考えたいのでございます。
問題を後退させて見ましょう。
「眠く」ならないようにするにはどうしたらいいか、というわけでございます。
もちろん、禁断のクスリを使用するというのは問題外のことでございますぞ。
「眠い」のを、阻止する方法はないか、というわけでございます。
もちろん、お仕事や家事に由来する疲労からの「眠い」を否定するものではありません。
その眠さを無視してお勉強に励めば、疲労はたまりに溜まることでしょう。
早晩、お勉強自体がいやになって独学は失敗するものであります。
わたくしたちの生活に、無駄に眠たくなっているものはないか、あるならそれを改善しようではないかというわけでございます。
無駄に眠たくならないようにしよう、というわけでございます。
筆頭にわたくしが挙げたいのは、ご飯(白米)を食べる量を減らしてみることであります。
わたくし自身、ご飯が大好きでいい漬物や昆布があるとそれだけで食事を済ませるほど、ご飯が大好きでございます。
しかし、このご飯、メチャクチャに人を眠らせる作用があるのでございます。
一時期、ご飯ばかりをべらぼうに食べる生活をしていますと、実に、実に食後に眠たくなったのでございます。
この眠さは不思議なくらいでありまして、生活その他に支障がでるほど、眠たくなったのでございます。
医者処方の睡眠薬並に眠たくなったのでございます。
薬物並のヘロヘロべろべろで、道を歩いていても端っこでこんこんと寝てしまいそうな、眠さでありました。
人に聞いてみますと、お米は血中濃度が短時間で上昇するとのこと。(GI値と仰っておりました。)
このことが、食後の巨空の眠さの原因ではないかと踏んだのでございます。
ご飯を少なめにして野菜多々に、それか主食をそば、スパゲティに移すと、眠たくなくなりました。
ちなみにめん類とはいえ、うどんは眠い食べ物でした。そうめん類は、商品に依りました。
食後の眠さというのは、メニューによって上げ下げできるものなのだと気づいたものでございます。
眠いのをガマンしてのお勉強は、実に辛いものあります。
夜になると眠くなってどうしようもお勉強に手がつかないという人は、直近の食事のお米を減らすことをご助言いたします。
ご飯を満腹まで食べるのとパスタを満腹まで食べるのと、全く眠さが違います。
食べたもので今の自分がある、という処世訓を改めて見直した次第でございます。

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時間がないと落ちるよ

独学とは魔法の学び方ではないのでございます。
また、虎の巻、免罪符のようなものではないのでございます。
たとえば、平均勉強時間が1千時間必要な試験がございます。
その試験を、500時間や700時間で合格しようとするのは、並大抵のことではありません。
実に難しいとしか、いいようがないのでございます。
少なくとも、試験科目に対して習熟しているか、ある程度の知識を持っていないといけないのでございます。
20代・年収1千万のお人が堅気の仕事ではないように、簡単な数字こそ、真実を語るのでございます。
平均勉強時間が、1000時間なら、ほとんどの人はその時間を要するのでございます。
ごく稀に、それ以下の時間で合格できる人はいるかもしれない、という程度で、またこのような人は必ず努力の裏づけがございます。
試験勉強とは、お勉強の内容を進めることのほかにもうひとつ、課題があるのでございます。
十分なお勉強時間の確保でございます。
基本的に、短期間で合格しやすい独学ではございます。
しかしだからといって、時間がなくてもよい、というものではないのでございます。
お勉強時間の絶対数は必要なのでございます。
そのあたりの勘定をお間違いないように、ひと言述べさせていただく所存であります。
ワタクシゴトではありますが、最初から短期合格を目指したのではなく、「結果的」にそうなっただけでございます。
十分な時間を確保、または確保することを前提にお勉強を開始したのは言うまでもないことでございます。
なにしろ、いらち(せっかち、気が短い意の関西方言)なわたくしでございますから、時間がないという時点でイライラアセアセするものでございます。
イライラアセアセの分、お勉強の進捗も遅れるものでありましょう。
平均的な勉強時間の3割り増しは見ておいたのでございます。
それがひょんなことから受かったというわけでありまして、今の自分でも運がよかったなぁと思う次第でございます。
十分な時間を確保できないのなら、2回受験をも念頭にお勉強を進めるとよいでしょう。
本試験までに時間が足りないのであれば、やることを絞りに絞ることでございます。
たとえば、1回目の受験は、過去問だけ10回やって、過去問マスターになって臨み、「本当の試験は2回目だ!」などなど、いろいろ考えよう、利用の仕方がございます。
これを、合格には予想問題集も模試も受けなくちゃと、アレコレ手を出すといけないのでございます。
いたずらに多くに手を出すと、結局どれもしっかり満足にこなすことなく本試験を受ける羽目になるのでございます。
多くに手を出せるのは、時間があるからこそのことでございます。
アレコレしだすと何ひとつ、積み重ねられないまま、蓄えないままで、本試験を過ごしてしまうのでございます。

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