独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

アレコレよりAとB

まずは、思い悩むより紙に書き出してみることでございます。
あれもこれもしなくちゃと、狼狽するよりも、まずは何をすべきかを把握することが大切でございます。
買い物メモの要領で、アレコレを紙上に展開すれば、何をすべきかはよくわかるものでございます。
紙に書き出すことは、「思い悩む」レベルより低いものにも、当然有用でございます。
茫漠たる不安も、まずは書き出してみることでございます。
正味な話、不安というものは、そのままでは不安しか呼ばないのでございます。
不安な心持から、安らかな心になったという話しは聞かないものでございます。
不安対策の1歩は、書き出すことでございます。
不安の半分は、不明瞭でできているからでございます。
紙にアレコレ書き連ねれば、不安のタネともなるべきものをふたつかみっつは発見できることかと存じます。
または、不安臭を吐き出す存在を感知できるかと存じます。
不安のタネをはっきりさせるだけでも、心のエネルギーの使用効率は大きく変わるものでございます。
不安点を見つければ、解決に向けて身を傾けることができるからでございます。
テキストを読まなければ、問題集も復習しないと、アア過去問も見直しを、模試も受けなくちゃ、予想問題集を予約しないとなどなど、やるべき事はたくさんございます。
しかし、できることは、まあ1個づつしかできないものでございます。
アレコレと追及して消耗するよりかは、紙に書きだし、眺めることでございます。
がんばればできるのか、スピードアップすればできるのか、それともできないのか、やるべき事に判断や見通しが立てば、それだけで状況は改善するものでございます。
アレコレよりも、AならA,BならBとはっきりと明確にしてから、臨むべきなのでございます。
もやもやは、実はお勉強とやる気の敵なのでございます。

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焦り度チェック

試験においては、あがるというそれだけでハンディキャップになるのでございます。
焦り症であるだけで、数点は差っ引かれるとお思いくださればと存じます。
焦ればそれだけで、愚かなミスを誘発するのでございます。
問題文を読み間違う、意味を汲み取りそこなうなど、こうしたミスをほっとくと取れるべき数点を確実に落とすことになるでしょう。
そして、その失点が致命的なミスとなるのです。
合格ラインが35点なら、あなたの自己採点は34点になるものなのでございます。
ミスを犯すのを防ぐだけで、合格に大きく近づきます。
逆に、どんなに一生懸命勉強をしても、ミスの穴を塞いでいかねば栄光へは程遠いというわけでございます。
焦り体質かどうか、まずはその確認でございます。
自分が焦り症かそうでないかは、実に簡単に判定できます。
硬めのお菓子をご用意くださればと存じます。
せんべいやぽてちという、硬いお菓子の食べ方で判定できるのでございます。
推奨するのは、芋けんぴでございます。高知産か鹿児島産が美味でございます。
菓子屋でいくつか買ってきて、がりがりぱりぱり、口を動かし咀嚼して食べてみてください。
このとき、焦り症の人ほど、芋けんぴは鉄の味がしてきます。
落ち着きのない人ほど、急いで咀嚼するので、口の中をお菓子で切るのでございます。
生ぬるい鉄の味こそ、落ち着きなき証拠でございます。
わたくしは、常に鉄の味がしておりました。
そこで、ゆっくり噛みしめるように食べると、不思議と落ち着きが生まれたのでございます。
「焦っちゃダメ」「落ち着け」と唱えても、験は少のうございます。
よくかんで食べるようにすれば、毎日のお食事でも落ち着く練習はできるのでございます。

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1時間も考えられず

情報というのは、多ければよいものではないのでございます。
結局、程の問題なのでございます。
質のよい情報から悪いものまで、そこそこに集めて判断すべきなのでございます。
そこそこほどほど、でございます。
たくさんの情報があれば、適切な判断ができるわけではないのでございます。
必要なのは、どのような情報が必要で、どのように欲し、そしてそれを活用するにはどのくらいの時間をかけなければいけないか、見当をつけることでございます。
わたくしたちは、インターネットで膨大な情報に接することができます。しかし、必要なのはごく限られているのでございます。
あまりにも多量の情報に接することができるため、逆に、迷うだけのことが多数なのでございます。
結局のところ、叡智というのは限られたものなのでございます。
ある程度、ぱぱっと調べて検討つけて、後は自力で進めたほうが、最終的にはやいものでございます。
「10分だけ考えて、そうする理由と結論をいってみよう」
これが、情報過多での処方箋かと存じます。
実はこれ、戦場を闊歩する「司令官−参謀」の関係論でございます。
優れた参謀というのは、将官が正しい判断ができるようにサポートするのが仕事でございます。
戦場では多種多少の情報が生まれます。前線から、後方から、高級司令部から情報がどんどん届いてきます。
そのなかから、役に立ちそうなものをまとめ、上官に報告するのが参謀の仕事でございます。
先ほどの言は、どう情報を整理するかの金言かと存じます。
だいたいのことにおいては、10分くらいしか考えられないのでございます。
それ以外は、無駄な逡巡が多いのです。
情報も、10分くらい考える量で十分なのでございます。
情報過多は、アタマと時間とカロリーの浪費でございまして、アレコレ情報を求めるよりも、両腕振り体操でもしておくほうが功徳がございます。
うまくいってないのならば、情報を制限して熟慮するのも、ひとつの手なのでございます。

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