試験においては、あがるというそれだけでハンディキャップになるのでございます。
焦り症であるだけで、数点は差っ引かれるとお思いくださればと存じます。
焦ればそれだけで、愚かなミスを誘発するのでございます。
問題文を読み間違う、意味を汲み取りそこなうなど、こうしたミスをほっとくと取れるべき数点を確実に落とすことになるでしょう。
そして、その失点が致命的なミスとなるのです。
合格ラインが35点なら、あなたの自己採点は34点になるものなのでございます。
ミスを犯すのを防ぐだけで、合格に大きく近づきます。
逆に、どんなに一生懸命勉強をしても、ミスの穴を塞いでいかねば栄光へは程遠いというわけでございます。
焦り体質かどうか、まずはその確認でございます。
自分が焦り症かそうでないかは、実に簡単に判定できます。
硬めのお菓子をご用意くださればと存じます。
せんべいやぽてちという、硬いお菓子の食べ方で判定できるのでございます。
推奨するのは、芋けんぴでございます。高知産か鹿児島産が美味でございます。
菓子屋でいくつか買ってきて、がりがりぱりぱり、口を動かし咀嚼して食べてみてください。
このとき、焦り症の人ほど、芋けんぴは鉄の味がしてきます。
落ち着きのない人ほど、急いで咀嚼するので、口の中をお菓子で切るのでございます。
生ぬるい鉄の味こそ、落ち着きなき証拠でございます。
わたくしは、常に鉄の味がしておりました。
そこで、ゆっくり噛みしめるように食べると、不思議と落ち着きが生まれたのでございます。
「焦っちゃダメ」「落ち着け」と唱えても、験は少のうございます。
よくかんで食べるようにすれば、毎日のお食事でも落ち着く練習はできるのでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2007年11月28日 10:50 AM |
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情報というのは、多ければよいものではないのでございます。
結局、程の問題なのでございます。
質のよい情報から悪いものまで、そこそこに集めて判断すべきなのでございます。
そこそこほどほど、でございます。
たくさんの情報があれば、適切な判断ができるわけではないのでございます。
必要なのは、どのような情報が必要で、どのように欲し、そしてそれを活用するにはどのくらいの時間をかけなければいけないか、見当をつけることでございます。
わたくしたちは、インターネットで膨大な情報に接することができます。しかし、必要なのはごく限られているのでございます。
あまりにも多量の情報に接することができるため、逆に、迷うだけのことが多数なのでございます。
結局のところ、叡智というのは限られたものなのでございます。
ある程度、ぱぱっと調べて検討つけて、後は自力で進めたほうが、最終的にはやいものでございます。
「10分だけ考えて、そうする理由と結論をいってみよう」
これが、情報過多での処方箋かと存じます。
実はこれ、戦場を闊歩する「司令官−参謀」の関係論でございます。
優れた参謀というのは、将官が正しい判断ができるようにサポートするのが仕事でございます。
戦場では多種多少の情報が生まれます。前線から、後方から、高級司令部から情報がどんどん届いてきます。
そのなかから、役に立ちそうなものをまとめ、上官に報告するのが参謀の仕事でございます。
先ほどの言は、どう情報を整理するかの金言かと存じます。
だいたいのことにおいては、10分くらいしか考えられないのでございます。
それ以外は、無駄な逡巡が多いのです。
情報も、10分くらい考える量で十分なのでございます。
情報過多は、アタマと時間とカロリーの浪費でございまして、アレコレ情報を求めるよりも、両腕振り体操でもしておくほうが功徳がございます。
うまくいってないのならば、情報を制限して熟慮するのも、ひとつの手なのでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2007年11月27日 10:54 AM |
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試験勉強は、長丁場にわたります。ですから、学習の計画というのが大事になってくるのでございます。
何の見通しも立てずお勉強をするのは、地図もなく車を走らせる如しでございます。
独学でも、学習計画は必須でございます。
しかしながら、学習計画が重荷になることがあるのでございます。
それは、計画通りに進まなかったときであります。
よくある未進捗例は、「この日までに仕上げる」という計画を満たせられなくなったとき、「この日までにはココまで進んでいる」という計画が達成できなかったときでございます。
こうなると、学習計画の存在が心理的に重みとなってくるのでございます。
お勉強を円滑に進めるための学習計画が、逆にお勉強の足を引っ張る羽目に到るのでございます。
最悪なケースでは、学習計画を立てないほうが勉強をしたのではないかと訝るほど、お勉強を放棄するようになるのでございます。
計画を立てた分、損をしたというわけでありまして、お勉強はしなくなるは計画を立てる時間が無駄であったはと、踏んだり蹴ったりに事到るのでございます。
とはいえ学習計画はないよりは、あった方がよいものと断言いたします。
計画がないとだれてしまい、お勉強を続けることができなくなるからでございます。
うまくいかない計画とどう付き合うか、が学習計画での真のポイントなのでございます。
計画通りにこなすことに、つらくなったり、しんどくなったり、めんどくさくなたっときは、以下のように考えるとようございます。
「今日だけ」のひと言でよいのでございます。
今日だけ、お勉強をする気分で臨むのでございます。
今日だけ、で効かなくなれば、「今だけ」のひと言で凌ぎます。
人間、お勉強をするとアタマがよくなるのでございます。
アタマがよくなると、えてして目先を忘れ遠くのことばかり見てしまうのでございます。
典型的な例が、「この調子の勉強ではよくない」など、遠くの方ばかりに目がいき考えるようになるのでございます。
お勉強は遠くの数か月先より、目の前の1時間にこそ、勝利の秘訣があるのでございます。
先のことをアレコレ考えず、「今日だけ」そして「今だけ」の精神で、壁を乗り越えていけばよいのでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2007年11月26日 10:58 AM |
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