独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

洗心

新年あけましておめでとうございます。
これからもはじまりです。皆様の一助になれば幸いでございます。
これから1年、宜しくお付き合いのほど、お願い致します。
さて、年始というわけで寺社仏閣に参拝してまいりました。
なにしろ、京都検定の勉強であちこちのお寺や神社に観光兼お参りをしましたので、参拝がスッカリなじんでしまいました。
さて、神社仏閣といえば、標語でございます。ところどころに、はっと考えさせる言葉が貼られているものでございます。
新年にちなんだ言葉に、「洗心」という言葉がございます。
昔から目にして知っているはずなのに、今年は妙にこの「洗心」が気になった次第でございます。
読んで本当にその通りだなあと思った次第でございます。
独学では、やる気が大切でございます。
しかし、このやる気は気づいたらなくなっているものでありまして、大概、3日でなくなるものでございます。ビールや菓子パン以下の期限しかもたないのでございます。
そして、やる気のなくなった部分に、何か他のものが入ってくるというわけでございます。
洗心という言葉は、こうした心のメカニズムをうまく言い当てていると考える次第でございます。
どんなに固く、やろう!と決意してもほおっておけば、埃にまみれゴミや何かで汚れていくものでございます。
部屋の隅を見てください。昨年の大掃除にもかかわらず、もう埃が溜まっていることでしょう。
ベッドの下、机の後ろ、本棚の背面、パソコン本体の中、キーボードの隙間にも、うっすらと埃は溜まってきたのではないかと存じます。
目に見えるところ、手で触れる物でさえ、もうすでに埃が付き始めております。いわんや、手にもできず目にすることもできない決意をやでございます。
やる気があると勉強はできます。
しかし、勉強をやり始めると決意の部分への配慮が薄れてしまうのでございます。
そうこうするうちに、決意は色褪せくすんでいくのでございます。
わたくしたちは、かつての輝きを取り戻さなければならないのでございます。
まあ、毎日毎日、やろうやろうと思うと、逆にプレッシャーですから、毎日やろうと思うのは直前期くらいにとどめおきましょう。
普段は週に1回は省みて、心中のよけいなものや要らないものを洗い流し、再び「やろう」と決意を固めたいものでございます。

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腕振り体操効果報告−8

本日のススメは恒例となった、腕振り体操の効果をご報告したく存じます。
腕振り体操がどのようなものかは、過去のススメをお読みくださればと存じます。
簡単にいえば、両腕を前後にぶらぶらと振るだけの単純な体操でございます。
とはいえ、この体操をするとカラダの調子がよいのであります。
どういう風にカラダが変わるか、どう利用すればよいかを検証している最中ゆえの、ススメでございます。
さて、今週は、休憩に取り入れるとよいことをご報告したく存じます。
お勉強というのは、長時間、2時間も3時間もウダウダと続けられるものではありません。
これが、仕事や事務作業と違う点なのでございます。
調べたりまとめたり、データを整理したりというのは、あまりアタマを使いません。どちらかというと、体力の方を使います。
しかし、お勉強は、フルに頭脳を使わないとなりません。長時間、脳みそを酷使すれば、必ず能率は落ちるものでございます。
ですから、お勉強では休息・休憩が必須なのでございます。
しかし、休憩が実質的な休憩になっていないことは多々あるものでございます。
たとえば、お勉強の合間に少しパソコンでソリティアをする、掲示板を覗いてみる、マンガや雑誌を読むといった頭を使う作業は、実のところ、アタマを休めていないのでございます。
休憩というのは、実のところ、気分を入れ替えるものでございます。
長年、お勉強と休息を繰り返してみてわかったのは、先ほど述べた頭と目を使う作業では、アタマを休めたことにならず、結果として気分も変わらなかったのでございます。
ですから、休息といえばカラダを動かすようにしております。たとえば、ストレッチ、皿洗い、玄関の片付け、押入れ掃除、雑誌・本の処分、トイレ掃除、携帯メモリ・メール消去、などなど、幾分かカラダを動かすようにしているわけであります。
従来はこれらの雑用に休息を当てていましたが、今は腕振り体操を取り入れております。
腕振り体操の便利さは、100回やれば大概5分かかります。10分やれば、おおかた100回振れます。
時間の目途が経つというのは、休息で大切なことでございます。
雑用休憩では、ついつい作業に夢中になることもしばしばでありました。それが、腕振り体操にはありません。
また、気分は、まずといって入れ替わります。何か考え事がアタマをよぎっても、なっかなか、腕を振りながらだと考えを繋げられないものでございます。
プライベートや仕事でのアレコレがあっても、腕を振るうちにどこかへいってしまうということを、何度も経験した次第でございます。
それに、腕振り体操は、「区」切りるのによいかと考えます。
たとえば、煮詰り感、疲労感、倦怠感、だるさ、眠さ、無気力など、気分を切り替えたいときに、200回10分、腕を降り続けると、実にアタマとカラダがスッキリするかと存じます。
また、帰宅後、家事後、仕事後など、何かの作業をしていてお勉強に入るときにも、腕振りをやると、スッと集中に入れるかと存じます。
引きずらないことも、お勉強を始めるには大切でございます。
お勉強が単調で、何かと身が入っていかない方は、腕振り体操をお取り入れくださればと存じます。

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1冊を徹底に

最終的には、数冊の問題集を解くことになります。
しかし、その数冊は徹底して繰り返されたものであることに、ご注意頂けれたらと存じます。
問題集は、基本的に数回は繰り返さないと実力がつきません。
よい問題集であれば、何度も、何度も、何度でも繰り返し解いたほうが、下手な問題集を解くより実力がつくものでございます。
学習の序盤であれば、とにかく、基本となる問題集を1冊だけ、しっかり仕上げてほしく思います。
そのほかの教材には一切、手を出しません。
先ほどいいましたように、問題集は繰り返せば繰り返すほど、血となり肉となり、実力となります。
問題集1冊を繰り返すメリットは、これだけではないのでございます。
それは、問題集を見る目を養えることでございます。
問題集を見る目は、独学において実に大切です。
ちまたで評判がいいからといって、今の自分の実力にかなったものである保証はないものでございます。
では、自分に適した問題集を探し出す目利きの目を、いかにして作り上げればよいでしょうか。
それは、問題集1冊を徹底して繰り返すことでございます。
やっぱり、目利きのベースとなるのは、自分のやったことしかないのでございます。
1冊でも問題集を徹底すると、「評判はいいかもしれないが、自分のかつての問題集とは重複しているものも多い、ならば、あまり見たことのない問題、意外な切り口の問題が載っている問題集にしよう」などというように、効果的な選択をできるようになるのでございます。
骨董の話になりますが、物を見る目を養うにはどうしたらいいかといいますと、ふたつあるそうでございます。
たくさんみる、それか、一品に絞ってみるというわけでございます。
問題集は、その性質の故に、一品に絞る方式が当てはまるのでございます。
「まずは、この1冊だ!」と机の上に問題集を置きましょう。アレコレ手を出さず、やるべき対象を明確にしましょう。
怖いのは、背伸びでございます。不安になって心が揺れ動くことでございます。
1冊さえやり抜けば、次の1冊を探す目が出来上がっています。
次の問題集は、よいものを選択できるでしょう。よい問題集で演習すれば実力は更にアップします。そうすると、またそれで見る目に磨きがかかる、といったよい循環にはいっていけるのでございます。

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