独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

勇気の9割

独学というのは、自分しか頼るものがございません。
自分でやるべきカリキュラムを組み、学習計画をたて、実際に勉強をして、進捗を確かめなければばならないものでございます。
すべて、自分で決め、自分でやっていかねばなりません。
ときどき、自分が決めたことが守れませんと悩む人がございます。
わたくしはいうのでございます。
それが自然です、と。
敢然と困難や障害に立ち向かう人、怠惰、恐れ、不安に真っ向から受けてまわる人がございます。
このような人を、勇気のある人・度胸のある人と申します。
では、こうした人々は、どのようにしてその望ましい徳を持ち得たのでしょうか。
思うに、もと生来から勇気や度胸を持っている人は、1割に満たないと考える次第でございます。
そうそう、勇気のある人などいないのでございます。
では、残りの9割はどうなっているのかといいますと、それは人の目でありましょう。
母がグウグウ寝ているのに、父は暗いうちに着替え、子供にトーストを焼いてやり、ベーコンエッグを焼いたとします。
非難は母に集中するものでしょう。流石に、自分でも良心が咎めることでありましょう。
ですから、母は父より子より早く起きて精を出すのでございます。
大体において、わたしたちは人の目があるがゆえに、行動するのでございます。
そのお美しい化粧も、無人島に流れ着き周りがアホウドリかカモメだけしかいなければ、次の日には化粧ポーチを海に投げ捨て、ワカメかヒジキを追い求めるかと存じます。まさに化粧は化生の始まりでございます。
周りがパートのおば様ばかりなら、多少は鼻毛がでてもいいかな、髪を梳らなくてもいいかな、ちょっとあごひげの剃りを浅くしてもいいかな、整髪料も安めの物を、美容院から散髪屋へ、着る物もDUブランドからスーパーやしまむらで買うようになることでありましょう。やはり、人の目は大きいのでございます。
さて、「自分で決めたことができない」というのは、まさに、この人の目がないからでございます。
できなくて普通なのだと、認識くださればと存じます。
そして、認識できたなら、決めたことのハードルを下げることでございます。
人の目という、行動の起爆剤がないのです。
ぼちぼち軽いところからやっていくマイペース加減こそ、ここでは求められているのでございます。
無理を求めるから、物事が進んでいかないのでございます。
それならば、徐々に確実に進める術を追い求めるべきなのでございます。
勇気や気合は3日でなくなりますが、適当は毎日もつのでございます。

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においで目覚まし

五感のうちで、もっとも敏感なのは「鼻」「嗅覚」かと存じます。
まあ、こういうのは不適切であるかもしれませんが、「ワキガ」など、これを証拠付ける最たるものかと存じます。
ワキガゾーンに入ると、姿かたちは見えないけれども、その人の存在のあったことを如実に感得できるかと存じます。
また、香水の存在も、嗅覚の鋭さの証拠かと存じます。
香水をコロンと申しますが、本当に世の男性はいいにおいにはコロンとするものでございます。
憐れなものでございます。見た目でだまされ、話し方でだまされ、においで更に追い討ちでございます。気づいたときには「こんなはずでは!」になるのでございます。
っと、話を元に戻しましょう。
嗅覚−においというのは、実に身体に影響を与えるとご理解くださればと存じます。
これを上手に活用しようというわけでございます。
お勉強のお供といえばやはり、飲み物でございます。
飲み物といっても寒い折、流石にコーラやファンタは難しいかと存じます。
そこで、お茶やコーヒー、ココアの出番と相到ります。
さて、ここで匂いを楽しもうというわけでございます。
お湯が沸いたら、じゃーーーと滝のようにガサツに注ぐようなことはやめましょう、というわけでございます。
利休もビックリな入れ方は止めましょうというわけでございます。そんなお茶の入れ方は旦那向けだけでよろしいのではありませんか。
コーヒーなら全体に少しだけお湯をかけてふやかし、蒸すように致します。
おちゃっぱも同様でございます。すこしだけお湯をかけます。
インスタントコーヒーなどの粉末は、少しだけお湯をかけて、スプーンで練るように致しましょう。粒子が大きいので、練らないと匂いが引き立たないからでございます。
こうするだけ、実によい匂いがたつのでございます。
この立ち上る匂いを、香道さながらに鼻を近づけ、お腹一杯ならぬ、鼻腔一杯吸い込んでみることでございます。
鼻だけでなく、カラダ全体を使って芳香を楽しむことでございます。
こうするだけで、実にアタマのもやが晴れて、すっきり致します。
眠気覚ましといってがぶ飲みするよりかは、お茶のかおりで一服の方が、至極スマートかと存じます。

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ああコレか

勝って兜の緒を締めよと申します。
というのも、どんな戦であれ、失敗した点、改善すべき点があるからでございます。
勝ったとはいえ兜の緒を締めるのは、これらの次に繋がる点をしっかりものをするためなのでございます。
試験勉強でも同様でございます。
合格してしまうと、次に繋がる失点の分析をどうしてもおざなりにしてしまいます。
とはいえ、こういうことはあかんかったな、とか、こうしたらもっと楽にできたなあ、などの反省の機会は持って欲しいものでございます。
勝者は益々栄えると申します。
それは、よい循環に入るからであります。
改善点を上手に解決し、次につなげるからこそ、よい循環に入っていけるのでございます。
勝っても改善ありきの心持で進むべきなのでございます。
さて、問題は不合格のときでございます。
勝ってでさえ、成功の要因を分析するのでございます。況や、負けてをやでございます。
結果に対して、アレコレ考えるのは仕方のないことでございます。
それより、あれこれ考えるエネルギーを失敗分析にまわすべきなのでございます。
分析によって知る失敗点や改善点をクリアにすれば、大概次の試験ではうまく行くものでございます。
失敗を次に生かすからこそ、資格というライセンス以上に、人生の蓄積が行われるのでございます。
そのためにも、まずは分析でございます。
何がいけなかったのかなと、コーヒーと下はパイ生地中身はカスタード黒糖大粒フルーツどっさりラム酒を砂糖で煮詰めたソースに粉砂糖がしっかりまぶされたタルトケーキ(または、酒と自然塩・自然農法で作られた柔らかくてジュウシィイすぎる生ハム)をお供にして、大から小までのミスに思いを馳せるのでございます。
こうして中小のミス群のほかに、ひとつは致命的なミスを探し出して欲しく思います。
致命的なミスは、個人差もありコレと特定できるものではありません。
たとえば、体調管理、睡眠確保、生活調整、忘れ物検査、過去問の使い方、問題集演習の仕方、テキストの読み方などなどであります。
当たり前のように語られ、流布されているのに、自分が守っていなかったことをひとつでも見つければ、御の字でございます。
「アア、この事をいっていたのかあ」という、嘆きとも驚きともいえない敗因を見つけ出せば、必ず次回の試験でよい結果をつかめるかと存じます。
アアもう!くやしいなあ!と嘆くより、失敗分析に意を払い、失敗を次に繋げるべきでございます。
こっちのほうが、ストレスも少なく、前向きで建設的でございます。
自分の真の敗因を知れば、きっと心も軽くなることでありましょう。

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