お勉強に欠かせないのは、問題集でございます。
問題集の問題を解かずしてお勉強を進めるとなると、実にきびしいものでございます。
周知の通り、独学ではテキストと問題集を同時平行に進めていきます。
とういうのも、テキストを読むだけでは理解が進まないので、問題集の解説を手助けにして、お勉強を進めるのでございます。
ですから、試験勉強の序盤で使う問題集というのは、足がかり手がかりとなるやさしいレベルのもので丁度よいのでございます。
難しい問題集は、過去問の後でやっていけばいいのでございます。
やさしい問題集でも十分に、実力の涵養は可能でございます。
逆に、ハイレベルの問題集を勉強の序盤や中盤にやっても、それほど実力はつかないのでございます。
身の丈にあった問題集を選ぶことが大切でございます。
洋服のように、着ていくうちにサイズが合うというのは、お勉強の世界ではあまりないものでございます。
サイズが合う前に挫折してしまうからでございます。合うまで待てないのがお勉強の真実でございます。
やさしい問題集は、試験に必須のこと、頻出なこと、重要なことしか載っていません。受験生なら、当然できる問題ばかりでございます。
しかし、基礎的なことしか載っていないからこそ、基礎固めに最適なのでございます。
基礎がしっかりしてこそ、過去問へ進んでも、試験問題と丁々発止のやりとりができるのでございます。
いたずらに難しい問題を解いてできるようになっても、いざ過去問に進んだらまったく問題が解けなかったという現象は多々ございます。
ですから、無理をして背伸びをして、難しい問題集と悪戦苦闘する必要はないのでございます。
受験生なら誰でも知っていることが載っている問題集を繰り返すのが一番なのでございます。
さて、落とし穴があるのですが、やさしいからといって何冊もする必要はございません。
逆にやるべき問題集が数冊もあると、勉強目標が分散してしまう弊害がございます。
目標をやさしい問題集の1冊に絞って何度も繰り返すほうが、短期間で実力をアップさせることができます。それは、自分の力を集中できたからこその成果なのです。
あれやこれやに目を奪われて、複数の問題集に手を出してはなりません。
1冊を徹底して3回以上繰り返して、答えすら憶えてしまってからでも、問題集の新規追加は遅くありません。
問題集は数冊を薄く広くやるより、1冊を深く徹底したほうが効率的でございます。
多くの恋人に囲まれるより、1人の愛する人を求める方が賢明でありましょう。
試験勉強も同様なのでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2008年2月25日 11:12 PM |
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本日は恒例となりました腕振り体操について、ご報告したく存じます。
腕振りとは何かと疑問に思う方は、ぜひ過去のススメをお読みくださればと存じます。
わたくしも、15週間もこの腕振りが続くとは思いもしなかったものでございます。
しかし、まだまだ、未知なことや発見することもあり、飽きるまでやってみたく思います。長い目でお読みくださればと存じます。
さて、今回の発見は、腕振り体操の体力維持についてでございます。
健康法というのは、何かしらプラス効果ばかりが強調されるものでございます。
〇〇に効く、××によいなど、効能ばかりなのでございます。
腕振り体操というのは、いうほど劇的な効果があるものではありません。気づいたら、ということが多いのでございます。
気づいたら、朝はメガネを外していた。気づいたら、肩が軽くなっていた。気づいたら、寒さへの耐性ができていた。気づいたら、寝起きがよくなっていた、などなど、振り返ってみればこれまでの生活とはうって変わって改善していたというわけでございます。
腕振り体操のキーワードは、「戻す」「維持」ではないかと思います。
まず、「戻す」でありますが、これまで自分の体が有していた各機能を取り戻せる感があるのでございます。
たとえば寒さへの耐性でございます。かつては、風の子といわれたわたくしたちでございます。それがいつの間にか、長袖シャツを手放せなくなっているものでございます。
しかし、腕振りをやると寒さへの耐性ができるというよりかは、かつての子供時分のように寒さが平気になってくるのでございます。
これは寒さに強くなったというよりかは、低下していた機能が元に戻ったのではないかと考えているのでございます。
次に、「維持」でございますが、これは体力の維持についてでございます。
先だって、風邪を引いたわたくしでありますが、別段、日常の業務を果しておりました。寝込むこともなく、薬を飲むこともなく、普通に風邪状態を維持しつつ生活しておりました。
もちろん無理をすれば、わたくしの風邪の特徴である扁桃腺の腫れが起きるのですが、ぷくっとしてきたといってもある一定の線からは悪化しないのでございます。
腕振り体操の効果で目立つのは、最低限の体力が確保されるということでございます。
今回の風邪引きでそれを強く感じた次第でございます。
普通なら風邪を引いてぐずぐず作業をしていると、いっぺんに風邪が悪化して寝込むものですが、今回はそれがなく、寝る前に300回やればそれだけで風邪の症状を抑えることができた感が致します。
ちょっと無理したなと思ったら、腕を振ったものでございます。
こうした風邪の悪化を防いだのは、紛れもなく体力が維持されていたからだろうと踏むものでございます。
体力が維持されていれば、むしゃむしゃとものを食べることができます。わたくしはほぼ毎日、普段の1.5倍の食事、3倍のネギ、4倍の菓子パンを食べていました。天国でございました。
それで、普通に暮らしつつ風邪を治すことができたのでございます。
現状維持と申しますと、何か停滞しているようでマイナス評価であったのですが、今となっては悪化していないだけいいなと肯定的に見れるようになったわたくしでございます。
風邪に腕振りは、今後のわたくしに欠かせないものになりそうでございます。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2008年2月22日 11:12 AM |
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なかなか、お勉強の計画が進まないという人もおられるかと存じます。それもそのはずであろうと、まずはご安心あれと申し上げたく存じます。
そもそも、自分が想像できないことはやれないという単純な事実をわたくしたちは見直す必要があると考えます。
わたくしは、化粧なんてしませんし、自分が化粧をしている姿など想像もできません。
そのため、百貨店の1階にある、あの香華の漂うピンク基調の手品のタネショップ・奇術ショップ・詐欺の片棒ショップの一連に自分が買い物に立つことなど、まず、できないのでございます。
良心もあるかとは存じますが。
お勉強のたとえでいいますと、これまでお勉強をしたことのない人が、突然に1日4時間の勉強計画を立てても、長時間勉強をしている自分を想像できないため、99%、失敗するものでございます。
ですから、これまでお勉強をしたことのない人は、まず20分・30分といった短い時間、せめて自分が創造できる範囲の時間から、お勉強の計画を練るべきなのでございます。
さて、想像もできないことはできない理屈と同様に、想像するのが難しいことも、やはり実行が難しいのでございます。
普段は本を読まない人が、毎日自分が数百ページもある本を読む姿を想像し難いものと考えます。
ならばやはり、学習計画で毎日テキストを読むという日課を立てても、それほどうまく進まないことでしょう。
テキストを毎日読んでいる自分を想像できないからでございます。
こう考えてみれば、「やってもいないこと」「よく知りもしないこと」が多数にのぼる序盤・中盤の学習計画なんて、想像力が足りない分、よくよく破綻するものでございます。
当たり前のことですが、自分のやるべき事が未知である分、それをやっている自分が想像できないものでありましょう。
そして、想像できないことはできないというセオリー通りに、お勉強はうまく行かないのでございます。
ですから、学習計画などは破れてなんぼのものと思って、ケツをまくっていればよいのでございます。
少なくとも、学習計画通りに事が進まないといって悲嘆することもないのでございます。
テキストは未だ読破ならず、問題集は道のり半ばというお勉強の進捗であれば、進まなくて当然、くらいの心持ちでやっていくのが一番なのでございます。
学習計画が本当に上手に進んでいくのは、過去問演習が終わって実力に脂が載るころからではないかと思います。
それ以降は、自他の実力が明らかになっておりますから、立てた計画の実効性も高くなっております。
立てたら立てた分だけ、お勉強ができるかと存じます。
そうこうして、学習計画が順調に、自分が頭に思う浮かべたように進んでいくのでございます。
まずは、想像の範囲から学習計画を練るのが、円滑にお勉強を進めるコツかと存じます。
行動は、想像の産物と申します。
| カテゴリー: 過去のススメ | | 2008年2月21日 11:19 AM |
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