独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

寝巻き論

寝巻き、パジャマについてのお耳汚しでございます。
記憶は夜作られると申します。寝る前に読んだ本の内容やテレビのシーンは、朝になっても憶えているものでございます。
わたくしの友人は、ホラー小説や怖い本、怪奇現象が大好きで、常にそれらの雑誌や書籍を手放しません。
飲み会やら宴会やらで、ぞっとする話をするのが大好きな、話題のないときは重宝するも、少し煙たい御人でございます。
この御人、身辺にゴタゴタがあり、心身ともにギブアップ寸前までに追い込まれました。そのため、細々したことに相談していたわたくしでございます。
なんとも寝付けない、道を歩いていても突然不安に襲われる、といっていたので、「記憶は夜作られる。寝る前に怖い本を読むから、記憶に刻み込まれ、昼でもそんな不定愁訴に襲われるのだ」と諭したところ、なるほどと納得し、わたくしの貸した落語DVDを毎夜、聞くようになったのでございます。
そうすると、顔色もよくなり、元気を取り戻した次第でございます。とはいえ、落語の話術を学んだのか、怖い話に磨きがかかり、迷惑さは倍加した次第でございます。
また、わたくしの母も、よく怖い夢を見るといっておりました。とくに、誰かに追いかけられる夢を見るとのことでございます。
それはやはり、寝る前に読む本に原因があったようで、推理物・探偵物をこよなく愛読していた次第でございます。そのため、読んだ内容が怖い夢となって現れるようになったのでありましょう。
このように、寝る直前に見聞きしたものは、スムーズに記憶と化す証左かと存じます。寝ることと記憶には、強い因果関係があると考える次第でございます。
今日勉強したことを、しっかり記憶に残すには、寝ること、もっといえばいかに安眠を確保するかが肝腎になるのでございます。
睡眠を削ってまでのお勉強は、一時の便法や一夜漬けには結構ではありますが、常態化すればある一定の線で勉強効率は横ばいになるものでございます。
よく寝ることも、お勉強の一部なのでございます。
そこで、よく寝るためにはどうしたらいいかでありますが、寝巻き・パジャマに着目でございます。
わたくしはこれまで、寝巻きを甘く見ていて、いつもジャージやTシャツ、トレーナーで寝ておりました。
が、ひょんなことで入手したパジャマでの睡眠が、あまりにも快適なために、改めて寝巻きパワーを実感した次第でございます。
季節柄もございますが、毎日が夜から朝への超特急の眠りであり、実に朝が爽快でございます。寝巻きを変えるだけで、これほどまでに睡眠が違ってくるのかと驚いた次第でございます。
寝るというのは、内臓の休息時間、身体の治療、記憶の整理と維持など、大切な機能がございます。
ストレスが溜まると寝汗をかくと申しますが、これなどは疲れきった心身を、身体がいかにフル回転して新陳代謝、超回復しているかの証拠でありましょう。
寝巻きひとつ変えるだけで、よい睡眠とその効果を享受できるものでございます。
寝巻きへの気配りをお勧めしたく思うわたくしでございます。

(さらに…)

続くコツ

基本的なことを申し上げます。
正しいやり方だと、何かとやりやすいものでございます。
たとえば、車の運転でのハンドルの持ち方。キーボードのタッチにおける指の位置。お箸の持ち方。机に向かう姿勢などなどでございます。
正しいやり方で行えば、習得も作業の負担も少なくなり、やりやすくなるというわけでございます。
また、疲労も軽くなりますので、たくさんの量をこなすことが可能となります。
では、正しいやり方だけを追及すればよいかというと、そうではございません。
自分に合った方法も、やりやすいからでございます。
机の前にしゃんと座るよりか、布団で寝転んでのお勉強のほうが進む人がございます。
物音ひとつたたないシンとした中でのお勉強がはかどる人がいれば、雑多な音に囲まれた方が落ち着いてお勉強ができる人もございます。
BGMが欠かせない人もいれば、そうでない人もいます。浪曲がいい人、ポップな曲にのってお勉強する人、ブルースにたゆたいながらの人、ジャズのリズムに酔いしれながらのお勉強のほうが、はかどる人もいるのです。
基本的に、お勉強に音楽は邪魔だといわれますが、反して効率が高まる人もおられるのであります。
正しいやり方が100%、自分に合うわけではない証左であるかと存じます。
正しいやり方を杓子定規に遵守するのは、独学ではないのでございます。
独学では、自分に合うように、やり方や方法を調整・調節する学び方でございます。
皆さんのお目汚しである、このススメも例外ではありません。
適当且つ曖昧にナナメ読みをして、自分に合いそうなもの、適していそうなもの、なるほどと思ったものから手をつけて、何の感興も湧かないものはさっさと忘れるべきなのでございます。
それだからこそ、独学なのでございます。
どのようなうまげな方法や理論、ノウハウややり方も、いちおう括弧付けで見ることでございます。
(仮)と見ていけば、自分に合う要素だけを上手に、取り込めるかと存じます。
今日のススメのタイトルをよく見てほしく存じます。
続「く」でありまして、続「ける」ではないのでございます。
続く、というのは、自然に、それほどの負担なくできていくことを示しております。
気合十分でないとできないことは、自分に合っていないか、調整・調節不足か、それかその方法論自身が間違っているかでありましょう。
ぶかぶかの靴下や小さすぎるシャツというのは、何かと気分の悪いものでございます。
身の丈に合うお勉強、そんなことを春先に思っていただければと存じます。
わたしの身の丈って?と疑問に思った方は、隣で寝ている人か、これまでお付き合いした人もお顔を浮かべればよいでしょう。
彼と彼らが、わたくしたちの身の丈でございます。

(さらに…)

やる気の一杯

お勉強のお供に欠かせないのが、飲み物でございます。
わたくしなどは、何かを取り掛かるときには、いつもコーヒーをお供にしております。
とはいえ、あまりに過剰にコーヒーを飲むとカフェイン過多で眠れなくなってしまいます。
ですから、1日1杯までとして、ノンカフェインのほうじ茶を喫しております。
わたくしにとって、1杯のコーヒーは単なる飲み物以上に、踏ん切りをつける道具なのでございます。
もはや、儀式めいてきているといっても過言ではありません。こう、気合をいれてさあやるぞ!というときには、コーヒーはお供え物の如くに、我が身の近くにあるのでございます。
何かをやろうというときに、これという1杯があると心丈夫になるものでございます。
人間、少なくとも過去を引きづるものでございます。
過去を引きづるというのは、何も数年前の失恋や、屈辱、憎悪ばかりに限りません。
たとえば、雑誌や本、テレビで見たことや、きょう井戸端会議で話したことや職場でいわれたことは、意外にあとあとの時間まで影響を与えているものでございます。
お勉強中に集中が途切れてくると、今日ありし過去になったことが思い出され、気づいたらお勉強の手が止まっていたことはよくあるものでございます。
このような状態に到ったときも、1杯でございます。
真剣に考えるまでもないが、妙に気になることは多々ございます。
そんなときには、単にそれのみに思いを馳せるよりかは、お茶の1杯でも飲みながら、出来事ともに飲み干すのがよいのでございます。
取るに足らないことで、心を煩わすことほど無駄かつ無用なことはございません。
1杯の飲み物で、まさに水に流してしまえばよいのでございます。
今日あったことをスッキリさせてからお勉強に取り掛かる方が、効率が高いのはいうまでもありません。
茶飲み話にする、という言葉もございます。
心中に溜まったことは、1杯の飲み物で記憶から洗い流すことができるのでございます。

(さらに…)